志摩の保養所旅行からの帰り道、必ず立ち寄っているのが津にある松阪牛の精肉店「朝日屋」さん。
グラム4000円級、品評会クラスの特級品サーロインなんかももちろんありますが、売り場の片隅にお買い得品コーナーがあって、松阪肉コロッケとともにそこで掘り出し物を探すのが恒例です。
以前であれば、すき焼きにも十分使える松阪肉切り落としを買っていたのですが、何故かここ数回はお目にかかれず(涙)。今回は牛スネ肉があったのでそれを買いました。
正真正銘の松阪肉牛スネ肉が、グラム300円そこそこってのはやはりお買い得ですよね~。
いつもスネ肉はビーフシチューにしてるのですが、毎回それってのは芸が無いので、今回はビーフカレーに仕立ててみる事にしました。
と言っても、インド風では松阪肉を使うのはちょっともったいなく感じたので、今回は初めての欧風カレーにチャレンジする事に。
まず肉を赤ワインで一晩漬け込み、ワインはいったん分けて煮詰め、牛肉は油で焼き付けて色を付けます。
ホールスパイスを熱して取り出し、玉ねぎを茶色くなるまで炒め、ニンニクと生姜、りんごのすりおろし、カレー粉を加えてさらに炒めます。
小麦粉はバターでこげ茶色になるまで炒めてルーも作っておきます。
鍋に煮詰めたワイン、フォン・ド・ボー、炒めた玉ねぎ、トマトペースト、肉を入れてさらに1晩保温鍋で加熱。
肉を取り出して鍋の残りをバーミックスにかけ、ザルで漉してルーを加え、マデイラ酒を入れてソースを仕上げます。
炒めたマッシュルームと肉を足し、塩を加えて30分ほど煮込んだら出来上がり。
出来上がりの感想ですが・・・「濃い」。
玉ねぎの量が多くて、そこにルーも足したのでかなりドロドロ、トマトペーストとリンゴの酸味、甘みも強くて全体的なソースの主張が強くなり過ぎてしまいました。
松阪肉は柔らかくて美味しいですが、ソースの強さに負けて本来の旨味が消されがちな状態です。フォン・ド・ボーも安物なので、あまり存在感がありません。
玉ねぎとリンゴを減らし、トマトはペーストじゃなくて缶を使うべきだったかな~。なんかかけた労力の割に報われない結果になりましたが、またチャンスがあればリベンジしてみますかね。
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