2015年10月31日土曜日

門真の超どマイナー洋食店「レストラン八州」

京阪古川橋駅の北側、道が入り組んだ下町住宅街の中に隠れるようにしてひっそり建っている洋食店があります。

外界から隔絶された洋食屋と言えば、大日の「ユキ」なんかが相当なものですが、ここはそれを遥かに上回る秘境ぶりです。

まあ、私以外に誰も情報を載せる人はいないでしょうから、今回は写真多めで紹介してみます(笑)。

hasshu

本当に、車1台通れるかどうかの狭い道の中に突然店が現れます。まず地図を見ながらでないと一生辿りつけない場所です。

hasshu2

店の外には今時珍しい料理の蝋細工。ハンバーグやカツに混ざって、何故か鍋焼きうどんも中にあったりします。しかも値段は550円!

hasshu3

内装もレトロを通り越して生活感が満載です。

hasshu4

hasshu5

メニューの裏表。下町洋食らしく、どんぶりものもあります。このメニューには書いてませんが、夏場には大盛りざるそばも。4桁の品は、AランチとWステーキのみ。でもWステーキって頼む人いるんですかね?

hasshu6

その1200円のAランチは、横幅30cmはある皿に、1㎝厚のポークチャップの上にはさらに肉団子とソーセージが乗っかり、そこに2本分のエビフライ、大量のキャベツ千切りの上にはキュウリとロースハム、トマトという物凄さ。ライスも巨大な皿にビッシリもられてます。この時はビールを頼んで次女と2人で分けたのですが、それでも腹がいっぱいになってしまいました。

hasshu7

900円のBランチも、厚さ3cmはある分厚いトンカツにオムレツ、やはり肉団子とソーセージ、てんこ盛りサラダという始末。

hasshu8

たった600円の単品ビフカツもトンカツ並の厚さ、大きさ、やはり野菜どっさり。ライスとセットでも750円ですよ。

hasshu9

そして下町洋食らしく和食のどんぶりも揃っていて、ワンコインの他人丼は肉も玉子もご飯もたっぷりで、これ1杯で大人が十分満腹になるボリューム。

hasshu10

カレーは、あっさりしたトマト味のドミグラスソースにそのままカレー粉を加えた感じでイマイチ。オムライスには鶏肉がたくさん入ってますが、サイズは他のメニューに比べると何故か普通でした。

いやはや雰囲気も値段も全てが昭和の異空間。とにかく末永く営業を続けられる事を願うばかりです。

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

レストラン八州定食・食堂 / 古川橋駅大和田駅

昼総合点★★★★ 4.0

2015年10月30日金曜日

街場とは思えない料理の幅広さ「居酒屋ろっく」@北浜

今週の更新は近場マイナーシリーズという事で、まずは職場からほど近い場所にある「居酒屋ろっく」さん。

自分にとって近場の例に漏れず、なかなか行く回数を増やせなくて初訪問から半年以上かかってしまいました。

お店の調理はマスターが1人でやっておられるのですが、そのちょっといかつい風貌に似合わず(失礼)、料理のレパートリーの広さ、クォリティには目を見はります。

rokku1

寒ブリや明石鯛、まぐろアボカドわさび和えの刺し身は当然新鮮そのもの、柔らかいヤリイカの酢味噌和え、プリッとミルキーな広島産カキフライ、臭みの無い三重のイワシに梅干しを挟んで大葉を巻いた天ぷらと海鮮が手を変え品を変え。

rokku2

米ナスの肉味噌がけ、ピーナツとナンプラーが効いたパッタイ、イカとニラたっぷりのチヂミ、手作りミートソースとチーズのナーンなど、アジア諸国の料理もズラリ。

rokku3

これも本格的なシーザードレッシングがかかったサラダ、まぐろユッケも惜しげも無くどっさり盛られます。

最後は店の売りである黒豚を使ったかつとじ・・・なんですが、それは別途ランチでの紹介機会に取っておきましょう(笑)。

単品だと量が多いので、出来ればグループで訪れるのがお勧め。4人以上なら、10品以上で2500円程度のコースが頼めるので、よりいろんなメニューが楽しめると思いますよ!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

ろっく居酒屋 / 堺筋本町駅北浜駅なにわ橋駅

夜総合点★★★★ 4.0

2015年10月29日木曜日

【現在満席】2015/11/29開催、グルコバ45募集開始!

今回はスリランカがテーマのグルコバですが、先にお知らせがあります。

今回から、食事時間を17時半に早めます。

最近は皆さん調理に慣れて来て15品ぐらいだと時間が余ってしまう事が多くなり、スタートを遅くする事も考えましたが、万が一遅れることを考えた場合に食事スタートを早めにしたほうが影響が少ないと判断しました。

なので、食事から来られる方は時間を間違えないようにご注意ください。

そして、申込方法を変更します。今まではブログからはフォームメール、Facebookはイベント参加で受け付けていましたが、それを自動フォームメールに統一します。

Facebookのイベント参加ボタンを押しただけでは参加にカウントしませんので、くれぐれもご注意ください。

そして、自動で返信されるメールの到着をもって、参加受付とします。従って、PCからのメールを受信拒否設定にしているメールアドレスは記入しないでください。もし返信メールが届かない場合は、その旨ご連絡ください

いろいろ変更が多くて申し訳ありませんが、何卒ご理解の程、よろしくお願いします。

off150531

日時:

2015年11月29日(日) 13時00分調理開始、17時半ごろ食事開始予定

調理に先立ち、12時より野菜の買い出しに行きます。買い物を手伝っても良いという方は連絡をお願いします。なお、会場予約の都合上、部屋には13時まで入ることが出来ませんので注意してください。

大きな地図で見る

場所:
「サンシビック尼崎」内中央地区会館 2F調理室
住所:兵庫県尼崎市西御園町93-2
電話:06-6413-8171
徒歩でのアクセス:
阪神尼崎駅西口下車、西方向へ徒歩5分

会費:1700円

募集人数:約27名(料理がいらない子供を除く)

現在満席です。キャンセルが出次第、募集を再開します。

参加者リストは、随時こちら[https://goo.gl/NDFX4K]で確認できます。

調理予定:

今回はスリランカ料理がテーマ。ポークまたはビーフをメインに15品程度作ります。

今までに作った品については、
拙ブログのグルコバカテゴリhttps://gourmet.gazfootball.com/blog/archives/category/gurukoba
をご覧ください。

参加方法:

こちら[https://goo.gl/1F43lm]の自動フォームメールから申し込みをお願いします。調理をお手伝いしてくれる方は、調理から、食事のみの方は食事からと指定して申し込みをお願いします。

キャンセル料はいただきませんが、仕入れの都合上、なるべく早く、最悪2~3日前までにキャンセルの連絡をお願いします。

持ち物:

エプロン、手ぬぐい、頭巾は出来るだけ持って来るようにしてください。
筆記用具やカメラ、持ち帰り用タッパーなどはご自由に。

注意事項:

この会は、あくまで調理隊は調理のお手伝いをしてもらう会なので、質問には出来るだけお答えしますが、基本的に詳しい講習は行いません。

参加料金は先にいただいておりますので、会場に入ったら主催者を見つけてください。ゆる~い会ですので、途中抜け、アテの持ち込みなどは自由です。

レシピはどなたでも差し上げてますので、必要があればFacebookやブログコメント等で、PCメールアドレスを教えていただければ後日送付させていただきます。

飲み物は各自で用意をお願いします。近くに大きな商店街・スーパーがありますので、どこでも何でも買えます。

ただし、会場ではゴミの処分を行っておりませんので、ご自分で買われた飲み物の瓶や缶は、各自で持ち帰っていただくようお願いします。

飲み物の種類の制限は特にありませんが、あくまで公共施設での開催ですので、飲酒をされる場合はくれぐれも他の方に迷惑の掛からないようお願いいたします。

お子様連れでの参加も歓迎ですが、子供が食べられる料理は少ないので、お子様の食事は各自で用意をお願いします。お子様の分の椅子は用意してありませんので、必要であれば折り畳み椅子などのご用意をお願いします。

2015年10月28日水曜日

うまかっちゃん 博多からし高菜風味

先日、イオンのスーパーで九州フェアをやっており、その時に見つけたのがハウスのインスタントラーメン「うまかっちゃん」の辛子高菜風味のパッケージ。

IMG_5420

普通のうまかっちゃんは関西のスーパーでも売ってますが、辛子高菜風味というのは初めて見たので、つい購入。で、日曜にあった授業参観の合間でいったん家に戻った時に、パッと作って早速いただいてみました。

IMG_5421

スーパーの袋タイプ生麺であればいろいろ具を載せたくなってしまうのですが、何故かインスタントラーメンはそのまま食べるほうが好きだったりします(笑)。子供の頃からの刷り込みなんですかね・・・

見た目ではっきり分かるのが、スープに浮かんだ一味唐辛子の赤い粒。やはり実際に食べてみると結構なピリ辛味。これはちょっと次女は食べられそうにないですね。

表面に高菜らしき黒い粒はあってもちらほらで、たったこれだけ?と思っていたのですが、最後の方になってスープをかき混ぜてみると、底の方に沢山沈んでおりました。

その黒い部分を重点的にすすってみたのですが、あまり高菜らしさは感じられず。それよりも何となく山椒っぽい刺激を感じたのは気のせいですかね?

いかにも「高菜!」を期待するとアレですが、ピリ辛の豚骨ラーメンとしてはなかなかイケてる品だと思いますね。

2015年10月27日火曜日

帯広豚丼「とん田」@大阪高島屋北海道展

最近は大阪の食い物ブログなのか分からないぐらいに、食欲の秋で連続開催される物産展に行きまくっているわけですが、今回は大阪高島屋で行われていた北海道展でいただいた「とん田」の帯広豚丼です。

だいたい北海道展の茶屋販売というと、味噌ラーメンと小樽の寿司みたいな組み合わせが一般的で、豚丼のようなものはだいたい持ち帰りが多かったりするのですが、今回はラーメンと同じ場所とは言えちゃんと瀬戸物のどんぶりで食べられるのが嬉しいです。プラパックのどんぶりだとそれだけで美味しさが半減しちゃいますからね~。

メニューはロース豚丼とバラ豚丼の2種類があり、どちらも780円というお値段。現地価格の700円と比べても、催事プレミアムとしては良心的ですよね。

IMG_5423

出てきた豚丼は、どんぶりご飯の上に5mm幅の豚バラ肉がビッシリ! 隙間無くという表現は時々目にしますが、これは隙間どころか肉でご飯を埋めても足らずに積み重なっています。

最初は普通のペースで食べていたのですが、このままだと圧倒的にご飯が足りなくなると確信し、途中から豚とご飯の量的割合が1対1ぐらいの配分になってしまいました(笑)。

肉質はフライパンでしっかり焼かれている割には柔らかく、肉味は比較的さっぱりした感じで、タレもシンプルな甘辛タイプなので、これだけの肉量でもしつこさは感じません。追加用のタレを一緒に持って来てくれるのは嬉しいですね。

味噌汁はいかにもインスタントな代物なのが玉に瑕ですが、いやこの内容とボリュームで780円は極めてお得ですよ! あまり大きな期待はしてなかった分、これは嬉しいサプライズでした。

残念ながら北海道展自体は昨日で終了してしまいましたが、もし次に来たらまた訪問してみたいと思います。

ぶた丼のとん田豚丼 / 帯広駅

昼総合点★★★★ 4.0

2015年10月26日月曜日

山大前やまとや@阪神百貨店「東北6県地酒と物産展」

先週の土曜日は、梅田の阪神百貨店で行われていた「東北6県地酒と物産展」へ行って来ました。

酒がメインの物産展とあって、会場の真ん中には大きな立ち飲みスペースがあり、その上「地酒BARとうほく」という日本酒と軽いアテをセットで出す立ち飲みコーナーまであって、百貨店自ら昼酒を強力に推し進めています(笑)。

IMG_5417

しかし「地酒BARとうほく」は10時半ぐらいからもう行列が出来る人気で、今回は子供連れだったので泣く泣く断念。みうらや@宮城の味噌から揚げと、平野屋@岩手の焼きイカで一杯やらせてもらいました。

IMG_5418

IMG_5419

味噌から揚げはまあ普通でしたが、柔らかく焼かれたイカは1枚まるまるで300円は安い!

そして子供は当然食い足らないでの、「山大前やまとや」というラーメンの茶屋にも行きました。

IMG_5416

この店は、ご当地ラーメンの1種とされる「米沢ラーメン」の店だそうで、鶏ガラ主体の醤油味スープに縮れ麺、大ぶりのメンマ、チャーシューと見た目は懐かしい中華そばという感じですが、スープには米沢牛の牛脂が浮かべてあって、あっさりな中にも牛脂のコクが加わって美味しいです。

チャーシューは豚バラと肩ロースが1枚ずつで、どちらも強めの醤油味で味付けられていますが、肉味がしっかりしていてパンチがありますね。

1杯750円と催事値段ではありましたが、なかなか満足できる1杯でした。どうもご馳走様!

山大前 やまとやラーメン / 南米沢駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2015年10月24日土曜日

カップヌードル「シンガポール風ラクサ」

一時期、知り合いのTwitter上でかなり話題になっていた、カップヌードルの新製品であるシンガポール風ラクサ。

遅ればせながら、イオンで安売りになっていたタイミングで私もトライしてみました。

IMG_5399

パッケージは以前に食べたトムヤムクンタイプと良く似ていて、蓋の上にはチリインオイルが入った袋が添えられています。

IMG_5400

もちろん、チリインオイルは全てぶっかけて食したわけですが、結構驚いたのがスープの濃厚さ。ココナツミルクに加えて別の乳成分が入っているような感じで、かなりクリーミーな仕上がりになっています。

具は刻み揚げと何となく干からびたかカニカマっぽい感触の蒸しどり、卵となかなか具だくさん。でもどれも淡白でちょっとスープに負けてしまってる感があるので、こちらもトムヤムクンと同様にエビが入っていたようが良かったかもしれません。

あと、やっぱりトムヤムクンもそうですがパクチーの香りが欲しいかな・・・ドライのパクチーを買った人がある人は分かると思いますが、乾燥するとあの香りがほとんど無くなっちゃうんですよね~。

本格志向の人は、自分でパクチーを刻んでこれに入れたりされているようですが、もとがショボければそんな気すら起きないわけで、それだけカップヌードルのエスニックシリーズがなかなか良い線を行っている証拠なんでしょう。

2015年10月23日金曜日

麺屋むら田@鶴橋

ちょうど出汁用の昆布が切れてしまったので、この日は鶴橋にまで買い出し。

昆布と鰹節、煮干しといった乾物は、やはりスーパーのものは質の割に高かったりするので、だいたいいつも鶴橋や天満の市場で購入しています。

鶴橋で昼飯となると焼肉!と行きたいところですが、だいたい自分が焼肉を食べるのは鶴橋ではなくて桃谷や猪飼野近辺の店が多く、この日は天気が悪かったのでそこまで歩く気にならず、かと言って鶴橋駅前の店はどうにも入る気にならず、どうしたものかと思案してみたところ、そういや前から気になっていたラーメン屋があったよなと思い出したのがこちら。

調べてみると、大阪でも数店舗を展開している「つけ麺みさわ」と同じ運営会社が手がけている店のようですね。

IMG_5257

とりあえずデフォルトのラーメン、スープの濃さはこってりで頼んでみましたが、濃度的には天下一品を超えて無鉄砲レベルにまで凄まじいドロドロ!

でも、徹底的に煮込んだというよりは骨も全部砕いて溶かしたような感じで、濃厚な割に旨味やキレといったものが乏しく、ダルな印象を受けてしまいます。麺は博多風の細麺ですが、圧倒的にスープの濃度に負けてしまっています。1枚どんぶりに張り付けられた海苔は安っぽく、あまり存在意義を感じません。

卓上にあるニンニク醤油と高菜がありますが、もともとスープの塩分濃度が高いので入れると相当しょっぱくなってしまいます。

うーん、個々のパーツはそこそこではあるのですが、全体的にどうもバランスが悪いですねえ・・・ちょっとこれでは再訪は厳しいかもしれません。ご馳走様。

麺屋 むら田ラーメン / 鶴橋駅桃谷駅玉造駅(JR)

夜総合点★★☆☆☆ 2.5

昼総合点★★☆☆☆ 2.5

2015年10月22日木曜日

ブラジルソーセージ「リングイッサ・トスカーナ」

阪神電車深江駅の近くにあるブラジル食材店、「カーサ・デ・カルネ・ブラジリア」。

先日、神戸まで所用に出かけた際に帰りに寄ってみました。前回初めて訪れた時は、リングイッサと呼ばれるブラジルの生ソーセージを焼いたものを買ったのですが、今度は生のまま持ち帰って家で焼いてみたいと思ったのです。

IMG_5346

いろいろ種類はあったのですが、冷凍ではない冷蔵品で、量的にも軽めだったので選んだのが「トスカーナ」というソーセージ。後で調べてみたら、ソーセージにもいろいろ種類があったみたいですね。

IMG_5347

魚焼きグリル用の鉄板でじっくり焼いてみましたが、脂っぽいと聞いてたものの案外油分が出ること無くてちょっと拍子抜け。

IMG_5348

食べてみても、塩気は強めですがほとんど唐辛子の辛さは感じられず、割りとさっぱりした味わい。子供にもあげてみましたが喜んで食べてましたよ。

これはこれで大変美味しかったのですが、ピリ辛ギトギトという自分的なリングイッサのイメージとはちょっと違うものでしたね。日本の工場で国内向けに作られた品というのもあるかもしれません。

今度行くなら、輸入の冷凍品で思いっきりコテコテそうな品を買ってみたいと思います。

2015年10月21日水曜日

スリランカ・ポークカレー

次回11/29開催のグルコバは、スリランカ料理がテーマの予定。

出来ればメインはビーフカレーにしたいと思ってるのですが、今まで安定的に入手出来ていたルートが細くなってきたので、とりあえず試作はポークでやってみました。もしかすると本番もポークになるかもしれませんが・・・

ちょっと今回は、試しに今まで使っていたゴラカや青唐辛子を使わず、ビネガーとトマトペースト、少なめのココナツミルクを使ったシンプルなレシピにしてみました。

IMG_5357

すると、これが実に激ウマ! 味の要素がシンプルになった分、素材の旨味が活かされて日本の米に良く合います。

結構、今までグルコバで出しているカレーは足し算レシピが多かったのですが、ちょっと今回で引き算のレシピに目覚めてしまったかも(笑)。

次回グルコバでもこのレシピで出しますので、是非皆さんのご参加お待ちしております! 予約開始は10月末を予定しています。

2015年10月20日火曜日

こんなところに意外な中華の名店が!「春日飯店」@春日野道

10月のリュックサックマーケットからの帰りは、いつもなら神戸北野のスパイスショップに寄って帰るところなのですが、最近も平日に来る機会があって買い物はだいたい済んでいましたので、今回は大安亭市場に寄って帰る事にしました。

その理由は、大安亭市場の中にいつもマグロの筋を安く売っている魚屋さんがあって、チャリだと帰るまで持たないのもあって、是非電車で来た時に寄ってみたいと思っていたんですよね。

で、この近所で御飯を食べられるところを探していたところ、ピピっとアンテナに引っかかったのがこのお店。

kasugahanten

春日野道商店街から横道に入ったところにある、わずか7席のカウンターのみの中華料理店なんですが、厨房はそのカウンターに囲まれるように狭く、ダンディな白髪の店主とその奥さんと思しき方が入ったらほぼ身動きが出来そうにないほど。

なので、野菜などは切りおきせずに調理の度に包丁で刻まれるのですが、その手際の素早いこと! その技術を見るだけで味のレベルが確信出来ましたね。

そしてネットでお勧めと書かれていた「イリツケライス」(650円)を注文。

kasugahanten2

イリツケとは、イリツケとは、豚肉、ニンジン、玉ねぎ、白菜、ネギを単純に醤油だれと調味料、ニンニク、ごま油で炒められたものなんですが、そんなシンプルな材料で作られたとは思えないほど奥行きが感じられて絶品なんですよ! 野菜もべたつかずシャッキリクリスピーに炒められて、付け合せのスープも美味しい。

卓上には自家製と思われるラー油が入った容器が置いてあるのですが、これをイリツケにかけて食べたらピリッとアクセントになってたまりませんな~。

kasugahanten3

イリツケライスに感動したので、300円の餃子も持ち帰りで頼んでみましたが、ニンニクが使われていなくてさっぱりと、しかし肉々しい餡がもっちりとした皮の中に詰まっており、日本式中華というよりも大陸的な味わいで楽しめました。

また次回も訪れて、是非他のメニューを試してみたいです。どうもご馳走様!

春日飯店中華料理 / 春日野道駅(阪神)春日野道駅(阪急)灘駅

夜総合点★★★★ 4.0

昼総合点★★★★ 4.0

2015年10月19日月曜日

摩耶山リュックサックマーケット

10月の第3土曜日は、恒例の摩耶山リュックサックマーケット。

このところ毎日凄く良い天気だったのに、この土曜日1日だけ事前の天気予報が悪く、既に仕込みを始めていたので相当ヤキモキしましたが、当日になってみると拍子抜けするぐらいに良い天気になりました。

IMG_5388

摩耶山は既に紅葉がぼちぼち始まっていて、絶好のハイキング日より。王子公園からケーブル下まで乗った「坂バス」もハイカーの人で満員で、これはリュックサックマーケットも賑わうのではないかと思っていました。

ところが、そのハイカーの多くは「毎日ハイキングラリー」というイベントに参加されてるシニア層が中心で、リュックサックマーケットのほうに参加されてる人は意外と少なかったです・・・

掬星台には、午前からパンや昆布茶のメーカーが試供品を出すテントを設営していて、何でリュックサックマーケットに?と思ったら、ゴール地点で参加者に配るのが目的だったみたいですね。まあ私もしっかりいただきましたが(笑)。

リュックサックマーケットは通りがかりのシニアハイカーの方が良く覗かれたりするのですが、やはりスリランカカレーなんて物に興味を持たれる方はおらず、だいたい皆さんにスルーされるのがパターンなんですよね。

IMG_5390

おかげでカレーの出足はゆっくり目でしたが、3時前ぐらいには何とか完売。寒かったらと思って準備したホットワインは全く出ませんでしたね(苦笑)。まあ、普通のワインとして売れたので良かったですが。

しかし今回は天気予報が悪めだったとはいえ、9月も連休なのにさほど人出が無かったですし、出店の常連だった人も何人か来なくなっていて、リュックサックマーケットの集客力が落ちつつあるのではないかと少し心配しています。

いくら売ることが目的のフリマではないとしても、摩耶ケーブル代は往復で1540円しますし、やはり人出が少なくて何も売れないと出店意欲も落ちるのではないかと思うんですよね。

以前は、リュックサックマーケットの出店者割引で大人1000円で往復できましたが、そういうサービスの復活があってもいいんじゃないかと。

いろいろと曲がり角に来ているような気がする今回のリュックサックマーケットでした。

2015年10月18日日曜日

気軽に一級品のにぎり鮨が楽しめる「越中屋」@天下茶屋

西成区の天下茶屋あたりに越中屋という店があって、リーズナブルで美味しい寿司がいただけるとの噂は前から聞いていましたが、予約必須の人気店という事でハードルが高く、ほとんど訪問は諦めておりました。

しかしつい最近、その越中屋がテイクアウト用店舗として南海天下茶屋駅高架下のショップ南海に開いていた店が、そこでにぎり鮨も提供するようになったという情報を入手し、早速通ってみたという次第です。

ecchuya

カウンターの中は、職人さんとその奥さん?と思しきお二人で切り盛りされておられ、カウンターは一枚板の白木で持ち帰り兼用の店とは思えない高級感があります。

寿司は常時40種類ぐらいのネタが揃っていて、玉子、サーモン、イワシなどが1貫100円、最高額でもウニ、中トロ、イクラの400円で、150円や200円の寿司が全体の6割程度と回転寿司に毛が生えたようなお値段。本店より数は少なめですが、刺し身や酢味噌和え、焼きゲソといったアテも何種類か揃っています。

まあ、私は基本的に寿司屋ではアテではなくて寿司を食べたい人なので、ほぼ寿司だけの評価になってしまいますが・・・

ecchuya2

まずはピンク色が美しい天然本マグロ、香りが抜群の気仙沼産カツオ、脂よりも旨味を感じるサンマに、臭みが一切無いイワシ。

ecchuya3

さっと炙ったとろけるようなのどぐろ、軍艦ではなく握りに仕立てた甘いウニ、焼き霜と飴色の美しさが際立つ天然明石鯛。そして濃厚な仙鳳趾産の生牡蠣。

ecchuya4

香ばしく炙った穴子、旨味だけが残る肉厚のトリ貝、酒が止まらんカニ味噌で和えた毛ガニの身、うす塩で大粒の自家製イクラ。

ecchuya5

程よく熟成されたシマアジ、日本酒で柔らかく煮られた煮穴子、むっちりと輝く明石のタコ、丁寧に皮を向いた生げそ。

ecchuya6

ピリッと本山葵が香るわさび巻き、甘くないだし巻き、そして八丁味噌とネギが香る赤だし。どれも外れなく本当に美味しい。

ecchuya7

そして、店内で寿司を堪能した後はお土産に持ち帰り寿司もぜひ。特にこのばらずしは、味噌が詰まった有頭海老に、下ごしらえしたイカやホタテ、穴子も乗っていて豪華絢爛。

寿司折り持って千鳥足のお父さんなんて、もはや昭和の時代に絶滅してしまいましたが(笑)、これを持って帰れば嫁さんの機嫌も盤石ではないでしょうか?

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

越中屋寿司 / 天下茶屋駅北天下茶屋駅松田町駅

夜総合点★★★★ 4.0

2015年10月16日金曜日

創業50年以上、大正で一番古いホルモン屋?「串よし」

以前、大正のホルモン焼きの店「ちから」のデータをアップした時に、コメントでこちらの店のほうが古いという情報をいただいたので、早速「串よし」に伺ってみました。

kushiyoshi

こちらは戦後すぐから営業を始められたそうで、今の店主は三代目で、それでも既に20年近いキャリアを誇っておられるそうです。つーか、お年を召されて結構手元が危なっかしいのですが・・・(笑)

kushiyoshi2

ちからや宮城ホルモンなどが、ホルモンを焼いてからタレをぶっかけて絡めていくのに対し、こちらは多分自然に変形したのだと思うけど中央が少し凹んだ鉄板にホルモンと薄いタレを入れ、タレごとじっくり煮詰めていく調理法なのが面白いです。

ただ、ほとんど水のようなタレがタール状になるまで火を通すので、タレは相当辛くなって肉も火が通りすぎて固くなっているので、あまり良い手段とは思えないですが・・・

kushiyoshi3

メニューは、腸のホルモンと、キモ、アブラミ、肺のフクが60円、豚バラの三枚肉が120円。薄暗いのと、全部煮詰まっているので写真ではどれがどれだが分かりにくいですね。

まあ、今更何かが変わるということはあり得ないので、単なる味云々よりも、戦後からの沖縄移民の歴史を噛みしめるべきお店なのでしょう。

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

串よし焼き鳥 / 木津川駅大正駅芦原町駅

夜総合点★★☆☆☆ 2.5

2015年10月15日木曜日

ほっぺ家の味噌ラーメン@阪急百貨店

まだまだあちこちで続いている秋の物産展ラッシュ。今回は、阪急百貨店うめだ本店の「北海道物産大会」で出店されていた、「ほっぺ家」さんに行って来ました。

さすがに梅田エリアではトップクラスの集客力を誇る阪急百貨店だけあって、店内は平日なのに相当な人出で、昼時にはかなりの行列が出来ていて大分待たされてしまいました・・・

メニューは塩ラーメンと味噌ラーメンがあり、やはり札幌は味噌を食べておけば外れはないという事で849円の味噌をオーダー。

IMG_5371

見た目は最近食べた「橙ヤ」と良く似ており、メンマとチャーシュー、ネギ、表面に振りかけられたゴマと一味唐辛子までが同じで、さらにこちらは炒めたひき肉ともやし、キャベツも入ってかなりの盛りだくさんです。

そしてスープを飲んでみると、まず鰹などの魚介の香りがブワッと香ります。そしてその後に豚骨と味噌のコク、さらにはフライドガーリックと畳み掛けるように旨味の層がやって来ますが、とっ散らかった感はなくてちゃんとバランスが取れていて大変美味しいです。

メンマはたっぷりだし、バラ肉のチャーシューは重力でちぎれるぐらいに柔らかく煮込まれており、麺量もスープもしっかり入って食べごたえがあります。

いや、最近の催事で食べた中ではかなり気に入った一杯だと思います。どうもご馳走様!

らーめん ほっぺ家ラーメン / 東区役所前駅北13条東駅

昼総合点★★★★ 4.0

2015年10月14日水曜日

インディア・メーラー2015

三休橋筋の食フェスティバルの翌日は、神戸のメリケンパークで10/10の午後から行われていたインディア・メーラーに行って来ました。

事前に出店者のラインナップを見て、あまり興味を引くものが無かったので行くのを迷っていたのですが、11日に訪れたグルコバ常連のみつおさんから、「Shaurya」のバオバジがイケるというTweetがあったので、重い腰を上げたというわけです。

IMG_5359

会場に来たのは11時半ぐらいでしたが、長蛇の列が出来ているのは店頭でタンドリーチキンを焼いていた老舗のゲイロードぐらいで、客入りの差が店によって激しいです。

IMG_5360

バオバジを購入したShauryaも人は全く並んでなくて、もう一方の地雷バオバジ(byみつおさん)を売っていた某店のほうがまだ人気はあったのが皮肉です(^_^;)

IMG_5361

何しろShauryaの店頭は、スパイスを使ってるというだけで、見た目は焼きそば、焼き鳥、炒飯ですからねえ・・・(笑)

パオバジとは、トマトとポテトをマッシュしたマサラをコッペパンに付けて食べるムンバイ名物のストリートフードで、まあ普通の日本人でバオバジなんか知ってる人はほとんどいませんし、見た目も普通のパンとトマトカレーですからね・・・一見さんが全く惹かれないのは当然でしょう。

IMG_5363

こちらのパオバジは、マサラは缶詰トマトを使っていてトマト感が強めではありますが、アムチュールの独特な酸味が感じられてなかなかイケます。パンの方も、パサパサ気味ではありますが空気をたっぷり含んでいて口当たりが軽く、マサラと良く合います。

そして意外にポイントなのが、皿にちょこんと付けられたマーガリン。これをパンに塗ってからマサラと食べると、マーガリンの油っけがマサラに馴染んで意外なコクが生み出されてビックリ。うん、これがギーとかじゃなくてかえって安っぽいマーガリンだからいいんですよね。

ちょっとこれだけでは昼飯として足りないので、大御所ゲイロードでマサラ・ドーサも購入。実は注文の直前に強い通り雨に遭遇して、仕方なくトイレの軒先で食べてました(笑)。

IMG_5366

ドーサは酸味少なめの生地で、ココナツ・チャットニー、少し甘めのトマト・チャットニー、そしてサンバルと、さすがにカレーリーフは入っていませんがどれも手堅く作ってあって楽しめました。

IMG_5364

物販のほうのコーナーでは、オートリクシャーを輸入販売しているガレージボスコの展示があったり、毎度お世話になっているサルタージさん、インド食器販売のアジアハンターさんも来ていました。

まあ自分的にはパオバジ食ってほとんどミッション終了でしたが、子供は神戸ビエンナーレやフリマで楽しんでいたので有意義な神戸行きになって良かったです。