2017年10月5日木曜日

能登の珍味、なまこやの「このわた」@京都タカシマヤ味百選

先日の打ち合わせで京都へ行った際、ちょうど高島屋で「味百選」という催事が行われていたので立ち寄ってみました。

味百選とは、高島屋が選んだ全国の美味を取り揃えたもので、私が知っている限り「天たつ@福井」の汐雲丹を売っているのはこの催事だけですね。

天たつは今年もやっぱり店を出していましたが、前回に続いてやっぱり3000円オーバーという値段に怖気づいて手を出せず(笑)。

またまた「なまこや」さんで、生くちこに続いて今度はこのわたを購入しました。これなら汐雲丹の半額で買えますからね。

生くちこは、最初に食べた後冷蔵庫で保存していたら3日ほどで悪くなってしまったので、今回は店の人のアドバイスを聞いて冷凍庫で保管しつつ、食べる分だけ少し解凍しては皿に移していただいています。

「このわた」とはナマコの内蔵を塩辛にしたもので、卵巣の塩辛が「生くちこ」、それを干したものが「くちこ」で、いずれも日本を代表する高級珍味として知られています。

このわたは結構その辺で良く売られていますが、かなり当たりハズレが激しい食材なので、こういう信頼できる店でしか買う気にはなれません。

さて、このわたを食べてみるとまず圧倒的な海の香りが押し寄せ、そこに辛口の日本酒を含むと、官能的なこのわたの旨味と相まって何とも言えない芳醇なハーモニーが描かれます。塩気もマイルドでとても上品。うーん、日本人に生まれた幸せ・・・

個人的にはあまり強すぎる海の香りは苦手だったりするですが、このわたはギリギリの許容範囲ですね。一度にたくさん食べるとしんどいので、チビチビと解凍しては楽しみたいと思います。

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