先日、長らく蒲生四丁目の名物店だった「元祖スタミナちゃんぽん」が閉店したというニュースが飛び込んで来ました。
まあまあ良い値段をしていたのでそんなに何度も通ったわけではないのですが、そういうニュースを聞いてしまうと、今時なリンガーハット風じゃなくて、クタクタに野菜を炒め煮した濃いスープのちゃんぽんがなんだか無性に食べたくなってしまいました。
その系譜を継ぐ「ちゃんぽんにんにくパワー」がまだ寺田町にあるのは知ってましたが、大国町に濃厚スープを売りにしたちゃんぽんがあるという情報を聞いたので、そちらへ行ってみる事にしました。
店は無鉄砲のすぐ近くにあり、ついそっちへ誘惑されそうになりましたが、何とか初志貫徹で入店。店は小奇麗で明るく、資本かコンサルが入っているような感じですね。
唐揚げ丼などのセットメニューなどもありましたけど、ちゃんぽんだけでボリュームがあるという話だったので、まずはノーマルな750円のちゃんぽんをオーダー。
器は直径30cmはある巨大なもので、一瞬怯んでしまいましたが、深さは浅めで野菜もメニュー写真ほどの量はないので、普通の男性ならぺろりと行けそうな感じです。
ベースの豚骨スープは、確かにトロリと濃厚だけど香りやキレは乏しく、いかにも工場製のスープを使っているような感じ。麺はちゃんぽんらしい太麺で、歯ごたえが硬めでむっちりとした重さを感じます。
ニンニクが効いた炒め野菜は、キャベツ、もやしが主体、豚肉、かまぼこ、キクラゲ、ネギが少々という感じで彩りには欠けますが、アツアツで体が温まりますね。
最初は、確かに濃厚だけどややボンヤリした味わいかなと思いましたが、卓上の胡椒をかけると、味が引き締まってちゃんぽんらしい味になってくれました。一味とかニンニクとかが卓上にあるともっと嬉しいのですが。
でも個性を感じる一杯でなかなか楽しめましたよ。近所にあれば通ってもいいかなというところですが、大国町だとなかなか難しいですね・・・どうもご馳走様!
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