2017年12月26日火曜日

魚にスポットライトを当てた小資本系立ち飲み「じんべえ」@梅田

今や個人で飲食店を開業する場合は、ラーメンかカレーか立ち飲みかというぐらいに、いち業態として完全に定着してしまった立ち飲み店。

そして最近特に目立っているのが、ルクアのバルチカなんかがその典型ですが、資本系立ち飲み店の増加ですね。

資本系立ち飲み店に共通しているのが、女性でも入れるオシャレな雰囲気、インスタ映えしそうなキャッチーな目玉メニューの存在、種類は沢山あるけど値段高めの酒類というコンセプト。

個人的には原則として距離を置いているジャンルではあるのですが、以前にデータを追加した「金獅子」と同様に、資本系の中でも前からちょっと気になっていた店がこちら。

お初天神商店街の東側、最近は裏路地に新しく飲食店がオープンしたりて、ちょうどミナミの裏なんばみたいな雰囲気の一角にあります。

ピザやイタリア料理店の「アレグロ」などを経営している有限会社レストランバンクが経営する立ち飲み店で、ここがちょっと他と違うのは自前で魚の卸会社を持っている事です。

A4ランクの黒毛和牛一頭買いとか漁港直送とか、供給の安定性を考えたら眉唾ものなウリ文句を掲げる店が少なくない中、本当に自前で持っている割にそれを全面に押し出さないところに好感が持てます。

この店一番の目玉メニューは、580円の「刺し身5種2貫盛り」。

小皿の中にスマ、イトヒキアジ、メダイ、アカハナ、スギ、コショウダイなど珍しい呼び名の魚や、カニとアボカドの寿司などが隙間なくギッシリ盛られて、コストパフォーマンスはもちろん、見た目の楽しさも抜群な品。

脂が乗りまくった「鰤王」というブランド魚など、単品の刺し身も粒ぞろい。

レモンをこれでもかと詰め込んだレモンチューハイスペシャルも、いかにもInstagramやTwitter受けしそうなドリンクですな。ドリンクはグラスジョッキで390円と、やっぱり全体的にお高め。

あっさり滋味な「ゆでタン」、香住カニをたっぷり使ったサラスパ、売り切れ御免のてんこ盛りなあら煮、しらすどっさりなこぼれしらす冷奴も激安目玉品。

今や貴重品である本ししゃもは、メスとオスと並べて食べ比べが出来る、というウリ文句が書いてあってアイデアがありますね。

インカのめざめを使ったスモーキーなポテサラ、エビそぼろ入りの卵が挟まれた海老パンなども驚きがあって楽しいです。

魚だけじゃなくガッツリ系のメニューも豊富で、モモ肉を1枚使った鶏南蛮はタルタルソースもふんだんにぶっかけ~

クリーミーなカニコロッケは1個から注文可、肉豆腐はごくごくあっさりアツアツで体が温まります。

透き通った出汁で極めて上品なおでんは、大ぶりで食べごたえ十分、しかもお値段は格安。

やはり店内は1人客よりも圧倒的にカップル、女性同士が多いですね~。オッサンとしては若干の居心地悪さはありますが(笑)、旨い魚が食べたい時はこれからも寄りたいお店ですな!

立ち飲み じんべえ立ち飲み居酒屋・バー / 東梅田駅梅田駅(阪神)梅田駅(大阪市営)

夜総合点★★★★ 4.0

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