多くの飲食店を巻き込んだ十三しょんべん横丁の火災から、早いもので今年の春にはもう2年になってしまうんですよね。
まだ坦々ラーメンのように復活していない店も多いですが、十三屋や請来軒といった店は仮店舗で営業していて、横丁自体も再開発の動きが出ているようで復活が待ち遠しいです。
火事で静かになってしまった十三駅西口の代わりに、今までは日陰的な存在だった東口が賑わいを見せているのは皮肉というか面白いものだなと思います。
その東口で古くから営業を続けておられる主のような存在と言えるのが、くれは中島酒店。
広い間口に添ってカウンターが伸びており、カウンターの真ん中付近に段差があって右半分が沈んだ構造になっています。もともとは2つの店だったものが、片方を吸収して改装したという歴史があるようですね。
オッサン度数の高い店ではありますが、何しろ春鹿、大七、六歌仙、南部美人といったコンクール常連の銘醸酒が、普通酒並の1合300円という値段で飲めるのだから、男女の日本酒ファンも顔を見せる幅広さがあります。
アテはおでんや揚げ置き天ぷら、乾き物など簡単なものが多いですが、意外とひねりの効いた手作りの品があって、いろいろ探検するのが楽しいです(笑)。
出来合いっぽいけどフライドオニオンで特色を付けたポテサラ、ごく普通だけどおでん、ピリ辛きゅうり、トロトロのどて焼きといった定番品の数々。
意外と魚系のメニューが充実していて、マグロ、イカ、タコ、アボカド(!)を組み合わせられる刺し身、脂が載った鮭のハラス焼き、しょうがとニンニクでいただく鰹のタタキ、ワタと黒胡椒が効いて酒が進むイカのゴロ焼き。
ガッツリ行きたい人には、脂がトロトロな自家製の焼豚、牛肉たっぷりの肉皿、あっさり塩味の野菜炒め、大ぶりの豚肉が入った焼きそばなどがお薦めですよ!
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中島酒店 (立ち飲み居酒屋・バー / 十三駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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