今回の伊勢志摩旅行の目的は、何をさておき旬の牡蠣をいただく事。
以前に牡蠣宴会をやった時に、坂越の牡蠣は安くて美味しいけど、一度的矢かきを買って宴会をしてみたいな~という話題になりました。
三重ブランドに認定されている「的矢かき」は、日本トップのブランド牡蠣としてつとに有名で、伊勢志摩あたりで取れる牡蠣は全て的矢だとの誤解があったりしますが、実際は小さな的矢湾にある佐藤養殖場で生産される牡蠣だけが的矢かきだったりするんですよね。
鳥羽のあたりで牡蠣の食べ放題などをやっている店は多いですが、だいたいは生浦湾で生産される浦村かきであって、的矢とはまた別のブランドです。伊勢のおかげ横丁とかで的矢かきと称して売ってる焼き牡蠣もおそらく浦村のものであるはず・・・
なので、今回は直接佐藤養殖場さんにお邪魔して正真正銘の的矢の殻牡蠣を購入し、そのまま宿で開けていただこうという計画になったわけです。
ここが、全国のグルメな方々垂涎の的矢かきを生産しているところです。
養殖場が面した的矢湾はガラスのように静かで、こういう環境が旨い牡蠣を作るんですなあ。
佐藤養殖場は土日がお休みではありますが、一応事務員の方が1人は詰めていて応対していただけます。事務所の黒板を見ると、テレビでも有名な和食店やフレンチの名前がずらり・・・
値段は15個で3500円と浦村の倍以上! 箱をもらった時に傾けないようにとの注意をいただいたので、思わず「お牡蠣様」とおしいただくような格好で運ぶ事になりました(笑)。
箱の中には、粒が揃った美しい牡蠣の上に、牡蠣ナイフと軍手、レシピが入って至れり尽くせり。
日本酒もしっかり用意していよいよいただきます!
昨年末に、鶴橋市場で1個だけ的矢かきを購入した事があり、その時にも感じたことですが的矢かきの特徴はとにかく全く臭みが無い事。牡蠣の身よりも、牡蠣殻に入っている水のほうがよっぽど海の匂いがするんですからね。
そして「海のミルク」が誇張じゃなくて本当に甘い!
個人的に、生牡蠣は好きなんだけど2~3個も食べればしんどくなって来るのですが、的矢かきは全然そんな事は無くてあっという間に4個をペロリと食べてしまいました。
これで牡蠣宴会をやったら凄いだろうなと思うのですが、佐藤養殖場で1kgのむき牡蠣の値段を見たら何と8000円・・・坂越の5倍という現実を目の当たりにして、それ以降は誰も的矢かきで宴会などと言い出しませんでしたとさ(笑)。
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