寺田町から今里筋まで伸びる、生野本通り商店街を脇に入った、下町のど民家という絶対にフリの客は入ってこない凄まじいロケーションにあるイタリアンです。
調理はご主人1人で、まだ幼い子供を抱えた奥さんが給仕などを手伝うという完全家庭内営業。初訪問から既に1年が経ってますが、地元のお客さんがしっかり付いて堅実に続いているのが嬉しいですね。
店は数席のカウンターとテーブル2席という小ささながらメニューは非常に豊富で、6種類ぐらいは載る前菜盛り合わせに加え、サラダ、ピザ、パスタ、煮込み物、ステーキと一通り揃っていて、日替わりのメニューも豊富で飽きることなんか無さそうです。
タコのトマトソースに鶏肉のパテ、野菜のオムレツ、パプリカのピクルス、ポレンタ、白菜の生ハム巻き、サラダと豪快な前菜盛り合わせが580円というのにまず驚き、どれもきちんと仕事がしてあってご機嫌。
生ハムのサラダにはハーブがしっかり効かせてあって香りが良いです。
こっちは素揚げきのこのサラダで、自家製のコクのあるマヨネーズが何とも美味しい。
クリーミーな、エビとアボカドの山葵醤油マヨ和え。バゲットもたっぷり付いて450円とこれもお安い。
カラッと揚がったエビとアボガドのフリット、カマンベールのフリットを盛り合わせに。
ピザはローマ風の薄い生地で、これはあまり特筆すべき点は無いかな。
しっかりアルデンテなカルボナーラは、クリームと玉ねぎの甘さが印象的。
仕上げにパルミジャーノチーズをふりかけてくれるポルチーニのリゾットは、濃厚なポルチーニ茸の香りと旨味が爆発する逸品。
まさに春の味という繊細さの、ほたるいかと菜の花のアーリオオーリオ。
これはちょっとイタリアお惣菜という感じの、豚バラ肉とごぼうの白ワインビネガー煮込み。
あさりの白ワイン蒸しは、こんなにたっぷりでワンコインですよ!
セコンドピアットは、ホロホロに煮こまれた牛すね肉のシチュー仕立て。1000円行かない大衆食堂のような値段でありながら、洋食店も真っ青の本格的なもの。
ラストは、牛ハネ下ステーキ赤ワインソース。肉も野菜もたっぷりで950円だから脱帽です。
人件費をほとんどかけず、安くで美味しく本格的なイタリアンを楽しんでもらいたいというご主人の心意気がひしひしと伝わる小さな名店ですよ!
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夜総合点★★★★☆ 4.0
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