福臨門と言えば、香港を代表する広東料理の名店として知られていますが、かつてはその大阪店が心斎橋のオーパにあって、知り合いがそこでバイトをしていたのもあって、私も昔に1度行った事がありました。
今はどうなったか調べてみると、店の名前が「家全七福酒家」と変わってしまい、オーパの店が無くなって今は西心斎橋に移っているみたいですね。
で、何で名前が変わったのかというと、福臨門のオーナー兄弟の間で争いが起こり、結局弟が海外の店を担当するようになって、それで店名を変更したという流れのようですね。
そのせいか、おそらく全く縁もゆかりもないこちらのお店が堂々と「福臨門」と名乗っていられるというわけですな(笑)。
まあ、名前を著名どころからパクった(?)店はだいたいショボイというのが相場だったりするのですが、意外と中身はしっかりしていて、特に炒めものの火の通し具合は絶妙だったりします。
マッシュルームが入っているのが珍しい木須肉は、甘めの味付けで肉と卵がたっぷり。豚野菜炒め、レバニラは野菜がシャッキリ、海鮮玉子焼きはフワフワの仕上がり。
四川料理が得意のようで、回鍋肉は甜麺醤がしっかり効いており、手切りの豚肉が入った麻婆豆腐は豆鼓や八角、ほどほどではあるが花椒もちゃんと効いている本格派。芝麻醤しっかりの担々麺にも粗びき肉が使われています。ただ、油淋鶏はから揚げに単なる甘酸っぱいタレがかかっているだけでちと残念。
天津飯ももちろん卵が分厚くふんわりで、普通の中華屋にしては珍しく刀削麺というマニアックなメニューがあり、直径40cmはある巨大な器に太さが不揃いなきしめんのような麺がたっぷり入って出て来ます。
写真を撮りそこねたので画像は無いですが、水餃子や焼き餃子もジューシーで絶品ですよ!
夜は食べ放題と飲み放題で3000円以下というお得なコースがあるので、団体で楽しむのも大いにアリなお店ですな。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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