以前に自転車で京都へ来た際、金閣寺付近の飯屋をいろいろ探していたところ、たまたま京都の外れにあるのに評価の高いラーメン屋がある事に気付きました。
それから見舞いでまた京都へ来る機会がありまして、面会時間まで時間があったのでその「桃花春」まで足を運んでみたのですが、これがまあ想像以上にど田舎(失礼)でちょっとビックリしましたよ。
太秦の仁和寺からさらに西側へ行き、宇多野から高尾へ向かう国道162号線をテクテク歩くと、ポツポツと民家や店がある場所に忽然と店が現れます。
時間的には開店直後だったのですが、あれよあれよとお客さんが訪れてすぐに満席になるという人気ぶり。いったい、この侘びしい場所にどうやって人が集まってくるんでしょうか?
隣の人が焼き飯を食べていて凄く美味そうだったのですが、1人だったしラーメンと両方食べきる自信が無かったので、泣く泣くラーメン単品のみをオーダー。
ラーメンの見た目は、テロリとした中細ストレート麺に、背脂が浮いたクリア豚骨醤油スープ、ノーマルでもたっぷりの薄切りチャーシュー、そして青々とした九条ねぎという典型的な京都風。
しかしスープを飲んでみるとニンニクがガツンと効いていて、チャーシューに使われている八角の甘い香りがアクセントになっていて、普通の京都風とは一線を画した味わいです。豚骨と醤油のふくよかな旨味も十分で、さすが高い評価を受けているだけの価値がありますね!
しかもこれで値段が600円というのが素晴らしい。最近の意識も値段も高い系ラーメンとは良い意味で180度異なるラーメンですな。
いや~。遠路はるばるここまでやって来て良かったです。次は是非チャーハンをいただいてみたいですが、やっぱりここに来てしまったらラーメンを頼んでしまいそうですなあ・・・どうもご馳走様!
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