豪華天ぷらとかつおだしの高額メニューが基本となっている、関西ナイズされた”讃岐風うどん”にはイマイチ興味が沸かない私なのですが、関西にしては珍しく値段とスタイルが香川式の人気店、尼崎の穂乃香で修行された人が長堀橋に店を構えたというニュースを聞いて、ちょっと気になっておりました。
開店当初は、いろんな定食をラインナップしていたり、中国人や韓国人向けにチャーハンなどのメニューも置いてあったりで、イマイチ方向性が迷走している感があって店の前を素通りしていたのですが、ようやくうどん主体でメニューが固まったようなので、
通ってみる事にしました。
食べログには麺の太さが揃ってないとかで低評価なレビューがあって苦笑しますが、不揃いなのは手切りの証拠。その無骨な味こそが本来のさぬきうどんが持つ特性なんですよね。
冷たい麺のぶっかけうどんは、穂乃香譲りの強靭なコシとねじれがガツンと来るストロングタイプ。ぶっかけだしもイリコが効いた讃岐風ですが、エグみが無いので関西人にも馴染みやすいですね。すだちを使うところも本格的で、揚げたての竹天もドーンと大きいです。
温かいうどんにすると、冷麺のガシッとした印象から反転してモッチモチ。濃厚こってりなカレーうどんにしても麺が負けてません。
肉うどんは、麺が見えないほどホロホロに煮こまれた牛肉がたっぷり入っており、これで700円なら十分コストパフォーマンスは合格点ですよ。
きつねうどんはお揚げがはみ出すボリューム。+250円でセットに出来るサクサクの鶏天丼で腹パンパン。
この辺りは繁華街とオフィス街の境界になっていて、なかなか昼夜の客層が定まらない難しいロケーションだとは思いますが、しっかり香川のDNAを感じる数少ないうどん店なので、何とか繁盛してもらいたいですな。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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