私が新しく店を本サイトに載せるまでには、店の真価を掴めるまで何度か通ってみるというポリシーを貫いているので、どうしても初訪問から掲載までタイムラグが発生してしまいます。
特に良い店になればなるほど、夏に来たけど冬の季節はどうだろうか、などと長いスパンで何度も通ってしまう事が多いために、調査に何ヶ月もかかる事は少なくありません。
この店の場合、場所が大正区の小林という電車とバスで乗り継いでいかないといけない場所にあり、周りに全く潰しが効く店が無いので、結局半年以上の時間が経ってしまいました。
しかもつい最近、あのMeetsに乗ってしまい、巷のブログに登場する回数がいきなり増えました・・・混む前に通っていて良かったと思う反面、せっかく大事に育てて来たデータを後追いのように見られる悔しさで複雑な思いがしますね(笑)。
そんな個人的な思惑はさておき、こちらの店がど辺鄙な場所にあるにも関わらず、毎日女性や若者を中心に客がぎっしり埋まる人気ぶりが全てを物語っています。
女性店主の「ヒロコさん」は、あの難波の人気立ち飲み「丑寅」で働いていたそうで、料理は丑寅譲りのハイレベルなのに、値段は得一レベルなのですから人気が出ないはずはありません!
店の外見は全く看板が出ておらず、短いのれんだけが目印です。
壁をよく見ると、うっすら「さのや」と屋号が書かれてるのがかろうじて分かりますが、この分かりにくさは「虎徹」を髣髴とさせますね。
居酒屋の場合、ブログに載せる写真とコメントは何品かまとめる事が多いのですが、今回はそれじゃもったいないので1枚1枚紹介していきましょう。
まずスターターとしてマストのポテサラ。玉子がギッシリ入って何と100円以下の90円ですよ!
小鉢に盛り上がるほど盛られたかぼちゃサラダには、レーズンとさつまいもも入って女性に大人気。
うっかり380円の野菜サラダを頼んだら、長辺30cmはある大皿で出てきて大変でした・・・良質のハムがたっぷりで嬉しいのですが、これじゃグループでしか頼めませんよ。(^_^;)
この店のスペシャリテと呼べる刺身盛り合わせ。素材が新鮮なのは当然ですが、盛り付けが美しいのも丑寅ならでは。
別の日に頼んだ中トロ。大ぶりのとろける切り身がこれだけ入ってたったの500円ですからね~。
ホクホクの鱧白焼きは初夏の味。
こんな美しい活け車海老の塩焼きが190円。
肉厚のアナゴ天は、大きすぎて5つに切らないと皿に乗ってくれません。
1匹まるまるを使った巨大なイワシ梅肉揚げ。背骨もカリカリと食べられます。
サクサクと甘~いエビフライのタルタルソースは、3尾でたったの280円。
フランスパンにたっぷり載ったほろ苦い鮎のリエット。ワインも日本酒も合います。
もちろん肉系もバッチリで、ミディアムレアに焼かれた柔らかい牛ハネシタガーリック焼き。
新鮮プリプリで巨大な鶏ハツ、鶏肝串焼きは何と140円と120円!
ネギマはこんがり香ばしいです。
手羽先もおおぶりの手羽が2本豪快にぶっ刺さっています。
ウニの冷製茶碗蒸しは、中にもウニがたっぷり入って海の香り満点!
エンドウの玉子とじも、さのやさんの手にかかるとこんなに豪華で200円ですよ~。
いや~、写真を見返してみても値段の割に素晴らしい内容。ナニワスタンドが若干値上げされてしまった今となっては、この店が大阪の立ち飲みではコストパフォーマンスで頭1つ抜けてるような気がしますね!
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html
立ち呑みの「さのや」 (立ち飲み居酒屋・バー / 津守駅、木津川駅、西天下茶屋駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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