最近は大阪にも横浜家系ラーメンが増えつつあるようですが、おそらく自前でスープを取っているのは森小路の「そらの星」や東大阪の「戦国家」ぐらいで、あとはだいたい工場製スープなのが残念です。
やはり工場製スープは安定剤や乳化剤を使っているせいか、妙にスープに角が無くて香りに欠け、コクが足りない分を調味料で補うので、どうしても味がぼんやりした印象を持ってしまいます。
日本橋の北側、堺筋に面した宗右衛門町付近に、新しく家系ラーメンの店が出来たという情報を聞いて、やはりそこも工場製だろうなという想像はしていましたが、まあ仕事場から近いから一度ぐらいは行ってみるかと思ってやって来ました。
店は初老のおっちゃんと、ベトナム出身と言っていた日本語がたどたどしい女の子が1人。客席から見えるところにつけ麺の業務用スープが置いてあり、ランチタイムはご飯が無料で付きますが、いかにも質の悪いコメをずっと保温していたようなパサパサな代物が出て来て、これはラーメンもお察しかなと思いました。
でもラーメンのほうは、確かに工場製スープではありますが町田商店系列ほど調味料が効いておらず、チャーシューもホロホロと柔らかく、麺は家系にしては加水率が高めで柔らかいですが、思ったよりもちゃんと家系になっていて悪くありませんでしたよ。ただラーメン以外に問題が多々あるので再訪は無いでしょうが。
店はいかにも居抜きで古ぼけた感じは否めず、客入りも昼時にしては寂しく、店員の質もアレなのでいつまで営業しているか分かりませんが・・・二度目は無いにせよ、外から時々様子は見てみましょうかね(笑)。ご馳走さん。
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