谷町六丁目近い、空堀通り商店街の中にある天ぷら屋です。
最近はとりどーるグループの「まきの」や、フジオフードシステムの「えびのや」など、資本系チェーンが博多スタイルの天ぷらを真似て作った店が増殖しつつありますが、こちらは一見すると同じようなタイプに見えて個人店というのがちょっと意外な店です。
今年の初め頃に、米油が高騰して良い質のものが確保できなかった時があって、その時は一時的に休業したぐらいにこだわりを持っているお店です。
ランチに提供されるのは、エビ、鶏むね肉、魚、野菜2品、エビと野菜のかき揚げが出て来て、食べ放題のご飯、赤出汁、天つゆがセットになった「空堀天ぷら飯」がメイン。
米油を使ってカラリと揚げられた天ぷらはチェーンのよりも一段と上質で、エビは香ばしくカラリと揚がり、舞茸もシャキッと揚げられ、品よく整えて揚げられたかしわ、取り放題の浅漬け大根もさっぱりとしていて秀逸です。
ヒラメはトロトロに柔らかく、玉ねぎはシャッキリ。1本まるまるの穴子はホックリと香ばしく、かき揚げはさっくりと心地良い歯ざわりで、胃にもたれる事は全くありません。
830円の「玉子天ぷら飯」に付くは、かき揚げの代わりに玉子天が入ったもので、玉子は茹でたものに衣を付けたものではなく、殻を割ってポーチドエッグのように中身だけを天ぷらにしたもの。オン・ザ・ライスで醤油と黒七味をかけて食べると夢中でかき込んでしまうこと請け合い。
そして店の真髄を味わうには是非とも夜営業に。コゴミ、ふきのとう、菜の花といった季節の山菜や、大阪人が大好きな紅しょうがも完備。
こっちは海鮮で、口の中でとろける白魚の大葉巻き、ワタと卵のコクが酒にピッタリなミミイカ、旨味が詰まった牡蠣、そしてカリカリの頭が添えられたあま~い「天使の海老」など、専門店顔負けの素材がズラリと並び、どれも格安です!
格安資本系チェーンと、高級カウンター専門店の間が無かった大阪の天ぷら界にあって、こういう店が頑張っておられると本当に心強いですよね。是非モノのオススメです!
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html
夜総合点★★★★☆ 4.0
昼総合点★★★★☆ 4.0
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