2016年9月26日月曜日

カオス系お好み焼きの有名店「吉野」@七条

この日はいつもの見舞いで京都まで遠征。

夕方にはグルコバ仲間である、えて吉さんの家で飲み会を開く予定だったので、昼飯は軽めにお好み焼きでビールを引っ掛けようと思い立ったのですが、行きたかった店がちょうど休業日だったので食べログで検索したみたところ、京都で1位にランクされていたのがこちら。

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と言っても、以前から有名だったので店の存在はずっと知ってたのですが、山本まんぼと同様に大阪の基準からすると値段が高めだったのでイマイチ行く気が起こらなかったんですよね。

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店は三十三間堂の南側の細い路地の中にあって非常に分かりにくいですが、開店からお客さんがどんどん入ってすぐに一杯になってしまう人気ぶり。

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メニューは全て800円以上とやはり高いですね・・・鶴見橋商店街のだるまと比べるとまさにちょうど倍のお値段ですよ。ホソ焼きが有名ですが、950円を出す勇気が無かったので、800円のスジ玉にしました。

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お好み焼きの焼き方は、生地を鉄板に伸ばした上に炒めた具とキャベツを載せ、その上に生地をかけて焼くいわゆる「ベタ焼き」タイプですね。鉄板がちゃんと磨かれていないので、ところどころ焦げ付きが発生しています・・・

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出来上がる前には、普通の甘口ソースと激辛のどろソースのコンビが差し出されます。どろソースのほうは、市販品よりもさらに粘度が高いゲル状になっていて、刷毛で塗るというよりもボタッと振り落とすという表現が正しいです(笑)。

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そしてこれも店の名物である「赤」チューハイ。甘くするかどうか聞かれましたが、当然辛口でお願いしました。

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そしていよいよスジ玉の登場。やはり表面の一部が焦げ付いて、ひっくり返す時に剥がれてしまいました(笑)。

一口食べてみると、生野にあるお好み焼きの名店である「オモニ」の味を思い起こさせましたね。

関西のお好み焼きの方向性として、1つはケーキのスフレのようにふわふわに仕上げるタイプと、雑多な具をぶち込んで豪快に焼き上げるタイプの2つに大きく別れると思うのですが、こちらは明らかに後者のほうですよね。

たっぷり入った脂が乗った牛スジ肉と、ザクッと切られたキャベツ、ところどころ焦げて香ばしさを感じる生地、そして激辛どろソースと、料理として全然整ってはいないのですが、全体としてはお好み焼きとしてちゃんとまとまっているという感じ。

個人的には、芸術的に整えられたタイプよりも、こういうカオス的なタイプの方が、本来のお好み焼きに近いというか、お好み焼きという料理の懐の深さを感じて好きなんですよね。

これでもうちょい安ければ良いんですが、味的にはなかなか満足できましたね。どうもご馳走様!

お好み焼吉野お好み焼き / 七条駅東福寺駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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