先日のグルコバ用に、ギーを手作りしたのでその方法を記録しておきます。
ギーとは、バターを熱して不純物を取り去った「精製バター」と呼ばれるもので、バター自体は日持ちしませんが、ギーにすると常温で保存が可能なので、インド料理に広く使われています。
日本で売られているギーは、関税の関係でパーム油などが混ぜられた混合品が多く、「Amur Ghee」のようなピュアギーもありますが値段がめちゃくちゃ高いので、自作するほうが良いかと思います。
日本ではバターと言えば無発酵のものがほとんどですが、インドのギーはヨーグルト(ダヒ)から作られるので発酵バターを使うのが本式に近い方法です。
なので、今回は業務スーパーのA-Priceで売っていた発酵バターを使いました。
まずはバターを鍋で溶かしていきます。完全に溶けるまでは中火で熱します。
溶けて泡がブクブク出て来たら弱火に落とします。ここから30分ほどとろ火で煮詰めていきます。
徐々に泡の出方が少なくなり、シュワシュワという音が聞こえなくなったら出来上がりは近いです。
あまり長く火にかけ過ぎると焦げて臭くなってしまうので注意。テフロンだと色が分かりにくいので、出来ればステンレスやホーローの鍋がいいでしょうね。
最後にクッキングペーパーで濾せば出来上がり。良い香り! 発酵バターを使っているので、独特の軽い酸味とコクがあってふくよかな仕上がりです。
これでインドのお菓子なんかを作ると違うんでしょうね~、自分はもったいなくてやりませんが(笑)、是非お試しを!
精製されたピュアなインドバター「ギー」 インドカレーやお菓子作りに欠かせない! 【Amul】… |