2017年1月31日火曜日

萱島立ち飲み三兄弟のラストは「酒楽」

京阪萱島駅前は、何と3軒の立ち飲み店が密集しているところで、そのうち2軒が昼から飲めるという隠れた昼酒スポットでもあります。

京橋駅から寝屋川駅までの京阪沿線は、大阪の下町地域がずらりと並ぶところで飲み屋は多いですが、立ち飲みブームが来る以前からずっと営業している店が集中しているところは萱島以外にありません。

それも面白いもので、ちょっとアッパーな日本酒好きが集まる「日本酒飲めるとこ」、中間層の「呑喜」、そして一番ディープなここ「酒楽」とそれぞれ客層が異なった住み分けがされているのは良く出来ているなと思います。

でも客がディープとは言え料理に手抜きなく、ちゃんと凝った手作りのアテが多いのが酒楽の良いところでもあります。

オムレツは肉と玉ねぎがギッシリ詰まり、ポテトサラダは卵たっぷりタイプと、ニンニクとパセリが効いたタイプの2種類があり、豚バラ串かつは煮込んだバラ肉が入ってとても柔らかいです。値段はほぼ100円台から300円とあくまで底辺価格。

味噌を溶いたおでん出汁で煮込んだ牡蠣鍋は牡蠣たっぷり、イカと大根の煮物はこってり甘辛で酒が進みます。唐揚げは下味しっかりで大ぶりサイズ、高野豆腐の煮物も丁寧な味付け。

酒も大瓶が380円、ワインや日本酒が250円と、酒屋の直売所らしくリーズナブル。長居で管巻いている客もいますが(笑)、さっと飲んでさっと食べる日常的な使い方が似合うお店ですな!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

酒楽立ち飲み居酒屋・バー / 萱島駅大和田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

2017年1月30日月曜日

グルコバ52は牡蠣のビリヤニと海老カレー!

毎年1月と3月のグルコバはカレーリーフが枯れる関係で、北インド料理を出しています。

今回は牡蠣のビリヤニがメイン。前回は3月に思いつきで出してみたのですが、かなり美味しく出来て好評だったので、今年は牡蠣の時期的に安定供給が見込める1月末にずらしました。

牡蠣の量も前回よりも1.5倍の3kg弱を仕入れたので、料金をいつもより300円アップの2000円をいただいたのですが、それで気分が大きくなってしまったせいか、立派なサイズの海老もカレー用に買ってしまって、料金アップ分以上に仕入れのコストがかかってしまいました(笑)。

エビのカレーは、殻をむいて背わたを取って、殻はフライパンで乾煎りしてからすり鉢で砕き、出汁を取ってカレーに加えるという、インド人は絶対にやらない手の込んだ作り方をしたおかげで、エビの風味満載の美味しいカレーになりましたよ!

その場で作ったギーを入れたガラスの器が割れるというアクシデントはありましたが、王子渾身の牡蠣ビリヤニもスーペルな出来で、料理もほとんど売り切れてちょっと申し訳ないぐらいでした。

大鍋で炊き上がった瞬間のビリヤニはいつ見ても圧巻です!

では恒例のメニュー解説です。

A.チングリ・マライ
マスタードオイルとココナツミルクで煮込むベンガル風海老のカレー。

B.ロビア豆のカレー
日本では「ささげ」と呼ばれている豆をトマトで煮込んだカレー。

C.オニオン・ライタ
ビリヤニには必ず付く、ヨーグルトのサラダ。

D.ガジャル・ハルワ
すりおろした人参を牛乳とバターで煮込んだデザート。

E.ムーリ・パラタ
大根入りのマサラを包んで伸ばした惣菜パン。

F.トマト・チャットニー
トマトを使った北インド風のディップ。

G.グリーン・チャットニー
香菜とミント、ヨーグルトを使ったディップ。

H.ベグン・バジャ
ナスをマスタードオイルで焼いたベンガルのおかず。

I.アルー・ポシュト
じゃがいもを芥子の実マサラで煮込んだベンガルのおかず。

J.ベジタブル・サモサ
じゃがいもマサラを皮で包んで揚げた、インドを代表するスナック。

K.ジャスミン・ライス
湯取り法で炊いたご飯。

L.牡蠣のビリヤニ
ヒンドゥー式に、炊き込み法で作った牡蠣のビリヤニ。

M.小松菜のバジャ
ベンガルのミックススパイス、パンチホロンを使った小松菜炒め。

N.レンコンのピックル
レンコンを使ったインドの漬物。

以上、今回は14品でした。

次回は3/26、おそらくマトンカレーと、インドのストリートフードであるチャートをいろいろ作ると思いますので、またのご参加をお待ちしております!

2017年1月29日日曜日

新潟駅「えび千両ちらし」@阪神駅弁大会2017

土曜日に、晩飯用に購入したのがこちらの新潟駅・新発田三新軒の「えび千両ちらし」。去年も購入したお気に入りの駅弁です。

1300円という値段は、4年前は結構高く感じましたが、他の駅弁が軒並み値上げする中ずっと据え置きなので、今では逆にコストパフォーマンスが際立つようになっているのだから面白いものです。

蓋を開けると、一面に敷き詰められた卵焼きとえびそぼろ。ほんのり甘い卵と淡白ながら海老の滋味が感じられるそぼろのコンビは、これだけで良い酒のアテになってくれます。

卵の下には、かんぴょうが炊き込まれた酢飯の上におぼろ昆布、その上にはプリッとしたイカ一夜干し、ワサビ醤油を絡めたコハダ、酢通しした蒸し海老、そして肉厚のウナギと豪華絢爛。

今回、ウナギをグリルでひと炙りしてから食べてみましたが、全く臭みが無くて柔らかく、うなぎ専門店の品に引けを取らない美味しさでしたよ。

材料的にはほぼ同じ構成の、吉野寿司の押し寿司が3400円もする事を考えたら、この値段は今や破格と呼べるのではないでしょうか。いや今回も大満足でした、どうもご馳走様!

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2017年1月28日土曜日

釧路駅「さばといわしのほっかぶり寿司」@阪神駅弁大会2017

明日に迫ったグルコバの買い出しで、天満まで出かけたついでに阪神百貨店にも寄って駅弁を買いに行きました。

さすがに土曜日とあって、うえののあなごめしはオープンから15分ほどで全ての整理券が終了。でも4時とか5時の受け取りになると、取りに来ない人がかなりいるみたいなので、オープンと同時に来られない人はキャンセル待ちが狙い目かもしれませんね。

さて私は既にあなごめしはいただいてしまったので、まずは現地で食べる昼飯用に「さばといわしのほっかぶり寿司」を買いました。

この弁当は平成元年に考案されたものらしく、既に30年近い歴史を誇る名駅弁として知られた存在ですが、京都生まれの人間としては酢締めの魚については鯖寿司であまりに身近だったために、わざわざ駅弁て食べる気が起こらないでおりました。

でも毎年駅弁大会では何か初物を試す事をモットーにしているので、今回初チャレンジとなったわけです。

「ほっかぶり」の名前は、イワシの酢漬けを載せた寿司の上に、さらに甘酢漬けの大根でくるんだ姿が、頭巾をほっかぶっているように見える事から名付けられたらしいですね。

食べてみると、イワシは程よく脂が乗っており、軽めの酢締め具合とほんのり甘い大根漬け、しょうがの塩梅が非常に良くて、いやこれは確かにロングセラーになるだけの実力があるなと感心します。

サバの方は、大根漬けの上から巻かれた大葉は香ばしいですが、イワシに比べると脂分が少なく、淡白な方向にバランスが寄っていてイワシのほうが美味しく感じましたね。

惜しむらくは、ご飯がちょっと水分が多すぎてべちゃっとしていた事で、これがプリッと粒が立ったお米だったらもっと良かったのにと思いました。

値段は1130円で、美味しいけれどコストパフォーマンスとしては正直厳しいですかね・・・まあ年に1回のイベントなのでその事はしばし忘れましょうか。どうもご馳走様!

2017年1月27日金曜日

1人営業のピザ屋で創業20年という謎な店「PIZZAグランパ」@門真市駅

今日は少し暖かくなりましたが、冬本番で自転車通勤が辛い季節になって来ました。

最近は、寄る年波でガツ盛り系の店には行きにくくなってますし、寒い時期にランチで遠出したり、飲みのハシゴを何軒も行くのは難しくなって来て、新規開拓のペースがめっきり落ちています。

自分が好きなラーメンや立ち飲みも開店と淘汰のサイクルが早すぎて情報に付いて行けず、最近は地味な古参の店をボチボチたどるだけになりつつあります。てなわけで、以前のような2週間に2軒という更新頻度は出来なくなるかもしれませんが、気長にお付き合いいただければ幸いです。

さて今回のご紹介も、その通り極めてマイナーな老舗であります。

今や宅配チェーンか、ナポリ風を出す店しか見かけなくなっているピザ界において、20年も個人営業を続けているという化石のようなお店です。

店はお母さん1人で切り盛りされていて、お母さんが店に居る限りは休みの日は無し。営業時間も一応決まってますが、外出していたりするとその間は受付出来ないとか、まるで駄菓子屋みたいな趣があります(笑)。

ピザの種類は6種類あって、サイズはM、L、LLと3つありますが、ピザチェーンほどのサイズ差はありません。LLサイズでチェーンのMサイズという感じでしょうか。

価格はポテトピザのサイズMが500円から、上限でも1300円とチェーンに比べるとずっとリーズナブルです。

店の一押し、牛すじピザは厚めでカリッとクリスピーなピザ生地に甘辛い牛すじがたっぷり、トマトやチーズが意外と合いますね。

ホクホクのじゃがいもがたっぷりなポテトピザと、唐揚げが乗ったチキンピザのハーフ&ハーフはボリューム満点。

ミックスピザはベーコン、ポテト、エビ、ソーセージ、トマトと内容盛りだくさん。トマトソースやチーズの風味はあっさりしていて、しつこさが無くてパクパク行けてしまいます。

もちろん宅配サービスなんてのは無く、自分で取りに行く必要はありますが、ピザはきっちりアルミホイルで包んであるので、そのままグリルやオーブンで焼けばアツアツでいただく事が出来ますよ!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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グランパピザ / 門真市駅西三荘駅大日駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年1月26日木曜日

宮島口うえの「あなごめし」@阪神駅弁大会2017

あまり大きな話題が無い今年の阪神駅弁大会にあって、唯一絶対的な目玉になっているのが、昨年から登場している宮島口うえのの「あなごめし」。

前回は、土日だとオープンと同時にダッシュで会場まで上がり、15分程度で全ての整理券が終わるぐらいに競争率が高かったのですが、今回は平日とは言え昼前まで整理券が残っていたりして、前回よりは提供数を確保出来ているみたいです。

うえののあなごめしのクォリティについて私が今更語るのも何ですが、個人的に一番凄いと思うのは、この弁当が冷めても美味しい、いやむしろ冷めたほうが美味しい点にあると思っています。

無論、温めても美味しいのは事実です。今回も、1/4ほどは小皿に取り分け、日本酒を軽く振ってからラップし、電子レンジで温めて食べてみましたが、脂が乗った焼きあなごが敷かれたホカホカのご飯は、素直に「美味しい」と口に出る旨さです。でもあくまで、この場合は穴子が主役なんですよね。

ところが冷えたままで食べてみると、何と穴子とご飯の主従が逆転するんですよ! 温めた時には分からなかった、ご飯に染み込んだ穴子出汁の深み、経木の香りがふわっと立ち上り、それを穴子のしっとりした脂がスッと寄り添うという、両者が一体となった別世界が現れてくるんですよね。

ご飯が主役だからと言って、ご飯だけを食べてもダメなんですよ。あくまで穴子とセットでないと意味が無いのです。鯖寿司なんかもそういう点はありますが、やはりあなごめしの一体感は別次元であり、その妖力はもはや人間業ではなく悪魔の仕業ではないかと疑うぐらいです。

折尾のかしわめしもそうですが、冷めても美味しい弁当には必ずと言っていいぐらい、経木や竹の皮といった自然素材が容器に使われています。コストや効率重視のコンビニがとっくに捨ててしまった宝が、少なくなったとは言えまだ駅弁には残されている。それが、駅弁大会に通ってしまう理由でもあるのです。

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2017年1月25日水曜日

郡山駅「海苔のり牛めし」@阪神駅弁大会2017

今年も早速始まりました、恒例の「阪神の有名駅弁とうまいもんまつり」

上記公式サイトで駅弁のラインナップが書かれていますが、今年はラインナップが昨年とあまり変わらなくて、ちょっと意気込みが萎え気味・・・

著名調製所が関わって作った、オリジナルのOLランチ弁当なるものが数少ない目玉なんでしょうが、個人的にはあまり興味を惹かれません。

まあちょうど日曜はグルコバがあるので、どっちにしても駅弁を買う個数は例年よりも少なくなりそうですなあ・・・

そんな状況ですが、まずは数少ない今年初登場の、「海苔のり牛めし」@郡山駅・福豆屋(1150円)

昨年に購入して高評価だった「海苔のりべん」に、甘辛い牛そぼろと牛肉を加えたもので、海苔の上に乗ってる牛肉は福島県産らしく、とても脂が乗って柔らかく美味ですね。

牛そぼろ自体に特筆する点は無いですが、ご飯の中段には海苔がもう一層と、おかかが敷かれていて、海苔と鰹節の香り、牛肉のコクが合わさってこの駅弁ならではの個性を作り出しています。

付け合せの里芋と人参の煮物、卵焼きは甘ったるくなくて関西人にも合う味付けですし、漬物も調味料臭くないのが嬉しいです。

欲を言えば、肉に敷かれた表面の海苔が、肉のタレと油でフニャフニャになっていたので、出来れば肉は別容器にしてくれたほうが良かったかなと。まあ弁当の見栄え上、こうせざるを得なかったのは理解できますがね。

厳選を心がけている今年の駅弁大会で、初っ端から幸先よく当たりの弁当を引けたのでご機嫌でした。どうもご馳走様!

福豆屋弁当 / 郡山駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年1月24日火曜日

グルコバ用にレンコンのピックル、ついでにレンコンのミートグラタン

来週の日曜は、いよいよ牡蠣ビリヤニを作るグルコバの日。

既に牡蠣も予約してしまったので、絶対にインフルエンザなんかにならないように手洗いうがいに励む毎日です(笑)。

この前の日曜日は、天満市場でレンコンが安く手に入ったので、グルコバで出すインドの漬物、ピックルを仕込みました。

ピックルのレシピはいろいろありますが、だいたい共通しているのはマスタードオイルとカイエンヌペッパー、ビネガーを使うところ。マスタードオイルのヒリッとした独特の刺激とビネガーの酸っぱさ、唐辛子の辛さが食欲を増してくれるんですよね~。

そしてまだレンコンが余っていたので、冷凍してあったミートソースととろけるチーズを炒めたレンコンの上にかけて、ミートグラタンを作りました。

ほとんどその場の思いつきで作った即興料理でしたが、シャキッとしたレンコンの食感とミートソースの相性が面白く、これはなかなかヒットでしたね。

ちなみに今回のグルコバで出すメニューの予定は、以下の通り。

牡蠣ビリヤニ、エビのベンガル風カレー、ロビア豆のカレー、アルー・ポシュト、オニオン・ライタ、小松菜のサブジ、ベグン・バジャ、ムーリ・パラタ、グリーンチャットニー、トマトチャットニー、サモサ、ジャスミンライス、ガジャル・ハルワ、レンコンのピックル

では皆さん、日曜日にお会いしましょう!

2017年1月23日月曜日

都城市のふるさと納税で、宮崎牛のすき焼き!

毎年、ふるさと納税額で日本一に輝いている都城市。

焼酎の霧島や黒豚といった特産品を抱えている強みもありますが、他の自治体に比べてお得な黒毛和牛の品が揃っているところが魅力です。

今回いただいたのは、宮崎牛モモ・ウデスライスしゃぶしゃぶ用。1万円の納税で500gのパックが2つ入っています。単価にしてみたら100gで1000円。百貨店なんかで買うと、こんな霜降りだったらそれ以上の値段がついてますよね~。

この肉はしゃぶしゃぶ用ではあるのですが、霜降りで分厚い肉だとちょっとしつこいので、今回はすき焼きで食べることにしました。

ヘットでネギを焼いてから肉を敷き、割り下をかけて火が通ったらまずはパクリ。脂がさらっとしていてどぎつくなく、このまま何枚でも食べられそうですな!

春菊、三つ葉、白菜、しらたき、焼き豆腐、えのき茸、うどんを加えてあとはすき焼きに。

子供らは最後にシメの雑炊も作って、最後まで美味しく大満足の晩御飯になりましたよ!

食べ盛りの子供を抱えて、最近はふるさと納税ではコメを頼むことがほとんどになってしまいましたが、やっぱり黒毛和牛は嬉しいですな。また今年もよろしくお願いします!

2017年1月22日日曜日

ふんわり卵たっぷり、出汁が香るカツ丼「宿六」@住道

だいたい住道で昼飯というと、「ラーメン荘おもしろい方へ」で食べるのが定番なのですが、この時はいまいち二郎系という気分になれず、でもガッツリは行きたいというわがままな気分だったので、久々にうどんの「宿六」へ行きました。

場所はポップタウン住道オペラパークの1F。となりにはラーメン寿がきやがあります。同じ建物には京阪百貨店すみのどう店も入っていて、そこにはあの「うどん棒」があったりしますが、うどんよりも丼が食べたくなってこちらにしました。

カツ丼のカツは少し薄手ではありますが、香りの良い出汁を使った濃いめの甘辛味で、ふんわり卵とじもたっぷりで思わずワシワシと掻き込んでしまいますね。

取り放題の、細切りたくわんもどっさり載せて、満足至極のお昼ごはんでした。どうもご馳走様!

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2017年1月20日金曜日

ライト方向からやや復活「マッチョ 難波千日前店」

さてさて定期二郎系ラーメン摂取。今回はマッチョの難波千日前店です。

前回はかなりライトなスープになってしまって「おや?」という感じでしたが、今回はややライトではあるけどもコクは戻って来ていてちょっと一安心。

野菜の鮮度もシャキッとしていてこれぐらいなら合格。小さめのが3個載ったウデ肉のチャーシューは相変わらず硬めだけど、味の染みは悪くないですね。

ただ野菜が冷め気味なせいか、スープの表面がぬるくなっていたのはマイナス点。かき混ぜると温かさが戻ったけど、熱々には遠いままでした。

この日はかなり寒かったのに、営業開始10分前で12~3人が並んでおり、危うく1回転目に座れないところでした。関西では二郎系や家系のラーメンの閉店が少なくない中、なかなか頑張ってますよね。どうもご馳走様!

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2017年1月19日木曜日

清水の舞台から飛び降りる覚悟で・・・「天たつ」@福井の汐うに

今回の福井ツアーで、自分用の土産として買おうと心に決めていたのが、「天たつ」の汐うに。

汐うには以前にも購入した事があって、気に入って百貨店の地方特産品売り場や北陸の催事なんかも見てみたのですが、汐うには売ってないか、売ってたとしても割高な値段だったので、やっぱり現地で買うしか無いと思っていたのです。

とは言え、およそ珍味と呼ばれる品々の中でも、おそらく最高額と思われる珍味中の珍味。

一番高いものは、うやうやしく桐箱に入って68gで10000円以上と、キャビアやトリュフの最上品を超えるんじゃなかろうかという凄まじいお値段・・・

もちろんそんなものが買えるはずは無いので、丸いプラケース入りの13gで2160円のものにしました。それでも清水の舞台から飛び降りる覚悟でしたけどね! 正月だったので思い切りました。

桐箱入りのものは、表面がきれいにならされて盛られていますが、安いものはいかにも雑にすくって入れました、という体裁で、「お前らなんかこんな程度でいいんだよ」と、汐うに様に見下されているようで、マゾ心がくすぐられますね(笑)<個人の感想です

やはり汐うにを食べるなら日本酒、という事で正月用に買った吉乃川を引っ張り出して熱燗でやってみましたが、やっぱり雲丹の旨味がとことんまで濃縮され切った、海の結晶というべき圧倒的な深みにひれ伏すばかりです・・・

箸の先っぽにちょっとずつこすりつけては舌でなめとって酒、のループが止まりません。無くなってしまうのがもったいなくて、いつも泣く泣く途中でストップしております。

これは、同じ天たつで売っている雲丹豆。これは1パック300円と安く、帰りの電車内で食べるように買いました。これはこれで美味しいですけど、やっぱり汐うにと比べられるものではないですわね。

ついでに、こっちは極めて安価な福井名物の大きな厚揚げ。途中で飽きてしまうのがちと難点ですが、これだけでお腹いっぱいになるボリュームは福井ならでは。

あと、写真は撮り忘れましたが、これも毎度買っている「八番ラーメン」の家庭用生麺も購入して美味しくいただきました。

次回来る時は、もうちょっと安い汐うにを探してみましょうかね~。

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2017年1月18日水曜日

強烈な煮干しワールドのラーメン!「丿貫」@布施

最近は、下の娘もようやく親離れをし始めて休日には友達と遊びに行くことが多くなり、割りと自由な時間が取れる日が増えて来ました。ちょっと寂しい反面、食べ歩きが好きな身としてはありがたい事でもあります。

そんなわけで、子供に勧めにくいラーメンだったのでずっと宿題店になっていた、布施の「丿貫」にようやく訪問。同じ名前の店が横浜の野毛にもあって、暖簾分けをした店のようですね。

メニューには出しそば、あえそばといった品もありますが、ここは当然、店の代表メニューである「濃厚煮干そば」を選択。

出て来た一杯は、灰色のスープにピンク色のレアチャーシューという、とてもラーメンとは思えないアバンギャルドな色彩・・・(^_^;)

スープを飲んでみると、煮干しをそのままミキサーにかけて飲んだような、煮干しのドカンと来る旨味の後に、エグみ、苦味、生臭さも追っかけて来るまさに煮干しワールド!

私は煮干し好きですが、ここまでエグみや臭みがあるとさすがにちょっとキツイですね・・・レアチャーシューのぬめっとした感触がさらにそれを増幅させている感があります。

他の人のレビューを見ると、あまりエグみはないと書かれていたりもするのですが、ちょっと信じられません。日によって使ういりこを変えているみたいですが、それにもよるんでしょうかね?

それでも食べているうちに何とか慣れてきて完食はしましたが、生の玉ねぎで気分転換が出来なかったら途中でギブアップしそうでしたよ。

まあ、ここまで強烈に煮干しが効いたラーメンは大阪では無いと思うので、そういう意味では良い経験になりましたよ。ご馳走様!

丿貫ラーメン / 布施駅小路駅(大阪市営)俊徳道駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年1月17日火曜日

マクドナルド・プレミアムローストコーヒー無料サービス

1/16~1/20の期間、朝7~10時の時間限定で、マクドナルドのリニューアルされたプレミアムローストコーヒーが無料サービスされるキャンペーンが行われています。

昔は、よく朝にマクドナルドの朝食メニューを食べていたけど、通勤事情が変わって時間の余裕が無くなったので最近はすっかりご無沙汰したのですが、久々にコーヒー無料のために立ち寄りました(笑)。

そんなに普段コーヒーは飲まないので味の善し悪しを語る資格は無いですが、以前のマクドナルドのコーヒーに比べると、香りや苦味がくっきりしているような気がします。

まあ、ファストフードの場合はコーヒー自体のクォリティよりも、入れてから時間が経ってないかどうかの影響が強いと思うので、そういった店舗管理のほうもしっかりやってくれると、マクドナルドでコーヒーを飲む機会が増えるんじゃないかと思いますね。

2017年1月16日月曜日

「鮨のぶ」のまかない弁当@守口京阪百貨店・冬の北海道物産展

今週末は、京阪守口駅にある京阪百貨店・守口店で、北海道物産展をやっていたので行ってきました。

本当は「麺屋雪風」のラーメンでも食べようかなと思っていたのですが、何故かこの日に限ってラーメンの気分にはなれなくて、でも小さな豚丼でさえ1000円オーバーというインフレぶりに心が折れそうになりつつ
会場内をウロウロ。

その中で比較的お得そうだった、イートインで出店していた「鮨のぶ」のテイクアウト、1080円のまかない弁当というものを買ってその場で食べました。

北海道物産展に出ている海鮮丼のたぐいは、まず北海道産のものなんか無くて、ほとんどがチリやロシアで取れた解凍品だという事ぐらいは承知しておりますが、やっぱりその場で見ちゃうとつい買ってしまいたくなりますよね(笑)。

内容は、ウニ、イクラ、ズワイガニ、ブリ、北寄貝、サーモン、エビ、マグロ中落ち、ベビーホタテのとびっこ和え、錦糸卵となかなかの盛りだくさん。どれも思ったより水っぽくなくてそれなりに食べれます。

こういう弁当はたいてい激しい上げ底に遭遇するパターンが多いですが、酢飯も結構ぎっしり入っていてボリューム感があります。

これで1080円だったら、物産展の海鮮丼としてはなかなか良心的ではないでしょうか。ご馳走様!

鮨のぶ寿司 / 東本願寺前駅豊水すすきの駅すすきの駅(市営)

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年1月15日日曜日

敦賀ラーメンは自分にとって懐かしい味でした「中華そば 一力」@敦賀

レストラン・トミーを辞した一行は、さっさと福井を後にして敦賀まで移動。

青春18切符なので各停か快速しか使えず、敦賀まで行かないと新快速が無いので、福井で1本逃すとかなりの時間ロスになってしまうんですよね。その割に、福井駅近辺はあまり見るもの無いですし・・・

他のメンバーは、以前に行った居酒屋に出向いたようですが、ラーメン好きの私としては、やはり名の知れた敦賀ラーメンを食べるために、単独行動をさせていただきました。

と言っても、敦賀ラーメンは屋台をルーツに持つ店が多く、ほとんどが屋台時代と同じ夜の8時からという営業時間なので、唯一昼間に開いている「一力」に行きました。

さすがに午後3時という時間では待ち客はいませんが、土日はかなりの人が来る人気店みたいですね。

メニュー(クリックで拡大)を見ると、ノーマルのラーメンは750円とまずまずのお値段ですが、ニンニクラーメンやもやしラーメンになると150円アップの900円、ワンタン麺やチャーシュー麺だと1000円という強気なお値段・・・

もちろんオーダーはノーマルで。で、頼んだらすぐに出てきましたね。

スープは茶褐色で若干とろみがあり、鶏ガラ、豚骨の旨味がしっかり出ていて、醤油ダレも濃縮した旨味が感じられ、多めの胡椒が最初から入っていますが、これが不思議と良いアクセントになって美味しいです。

麺は中細ストレートのテロっとしたタイプ、チャーシューはパサッとしたもも肉の薄切りで、あとはもやしとメンマ、そして何故かちょろっと紅しょうが。麺とチャーシューについては京都ラーメンとの共通点を感じます。

と言うか、実家の近くで良く夜中に食べていた屋台ラーメンのスープにとても良く似ていて、思わずタイムスリップしたような懐かしさを感じてしまいました。

その屋台ラーメンは、いつからか屋台での営業が出来なくなって近場に店を構えていましたが、屋台の時は流行っていたのにあまり客が入らずすぐ潰れてしまいましたね・・・名前は確か「力心」だったはずで、一力と「力」の文字を共有しているので、もしかすると同じルーツを持っているのかもしれません。

ついつい、そんな感傷的な思い出に浸ってしまった一杯でした。どうもご馳走様!

中華そば 一力ラーメン / 敦賀駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年1月14日土曜日

「レストラン・トミー」@福井へセイコガニコロッケツアー!

昨年、初めて食べて衝撃を受けた、福井のレストラントミーが2ヶ月限定で提供している「セイコガニのクリームコロッケ」。

年末にかけてセイコガニの値段が高騰すると店のメニューから無くなってしまうらしいのですが、神戸に住みながら店の常連と化しているishさんのはからいでセイコガニコロッケのタネを取り置いていただき、正月明けに青春18切符を使って日帰りで行って来ました。

毎年この時期になると、福井は深い雪に覆われてしまうのですが、今年の正月は記録的な暖冬だったため雪は一切見かけず、厚着で装備してきた身にとっては早足で歩いていると暑いぐらいでしたよ。

ちょうど店がオープンするぐらいの時間に着いたので、腹ペコな総勢5人で次々と注文しました。

まずは何よりさておきセイコガニのコロッケ~。

ナイフで切って断面を見ると、カニの内子や外子、身でほとんど真っ赤っ赤。食べてみると口の中はとにかくカニカニカニ!

カニの殻でフォンを取ったベシャメルソースを合わせ、残り物には福というか、シーズン終わりなのでことさらカニ成分が多かったようで、カニをそのまま食べるよりもさらにカニを強く感じるという驚異的な美味です!

今回初めて食べたメンバーも絶句するしか無い、それほど圧倒的なストレートパンチを受けて早くもノックダウンです。

これは初めてオーダーしてみたシェフおまかせサラダ。野菜以上にたっぷりのローストビーフ、鮭のマリネが入っていて何とも贅沢な味わい。

レギュラーメニューには牡蠣を使ったものが無かったので、訪問前に牡蠣を使った品を希望していたのですが、出て来たのは牡蠣をベーコンで巻いてパン粉焼きにしたもの。

牡蠣は大ぶりでぷっくり、ベーコンのコクと相まってワインが進みます。真ん中には付け合せのニョッキがこんもりと盛られてボリューム満点。

これは、ishさんが食べてオススメしていたので、お店へ事前に希望していた「ポークベロア」。

断面を見ると分かる通り、豚肉の上に牛タンが入ったベシャメルソースが重ねられ、それにパン粉をまぶして揚げ、ドミグラスソースをかけた料理。

私もお気に入りのポークカツレツと牛タンクリームコロッケを合体させた料理で、これが美味くないはずはありませんよね! ミディアムレアに火が通った豚肉の柔らかくジューシーである事は言うまでもありません。

もちろんここに来たら、漆黒のドミグラスソースで煮込まれた、タンシチューとビーフシチューは外せません。

タンシチューは私も最近作りましたが、やはり比べるのもおこがましいレベル。ソースのクォリティは当然の事として、ちょっとやそっとでは柔らかくならないタンを、ここまで溶けるように煮込む時間と手間を考えただけで気が遠くなります。

料理を夢中で食べ終わって、まだ2本めのワインが残っていたのを見て、店で出しているおせち料理の余りをサービスしてもらいました。

1つが、チェダーチーズとハムをテリーヌ状にし、コンソメジュレを載せてパイ包みにした手の込んだもの。そして、もう1つが何とタコワサ! 和食とは意外でしたが、やはり手作りは調味料まみれの市販品とは全然違います。

最後にデザートを2皿ずつ。甘いものは苦手な私は、端っこだけちょっといただきました。これでワインやビールもたっぷり飲んで6000円とは、いやはや相変わらず素晴らしいコストパフォーマンス。

これで店には3回目の訪問となり、自分で決めてる掲載基準をクリアしましたので、今回は本サイトにも情報をアップしました。もう地方ジャンルで情報を載せる事は無いかなと思っていたので、自分的にもビックリです(笑)。

これからもどんどん情報を積み上げ、更新して行けるように出来るだけツアーに乗っかっていきたいと思っております!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

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