昨年、初めて食べて衝撃を受けた、福井のレストラントミーが2ヶ月限定で提供している「セイコガニのクリームコロッケ」。
年末にかけてセイコガニの値段が高騰すると店のメニューから無くなってしまうらしいのですが、神戸に住みながら店の常連と化しているishさんのはからいでセイコガニコロッケのタネを取り置いていただき、正月明けに青春18切符を使って日帰りで行って来ました。
毎年この時期になると、福井は深い雪に覆われてしまうのですが、今年の正月は記録的な暖冬だったため雪は一切見かけず、厚着で装備してきた身にとっては早足で歩いていると暑いぐらいでしたよ。
ちょうど店がオープンするぐらいの時間に着いたので、腹ペコな総勢5人で次々と注文しました。
まずは何よりさておきセイコガニのコロッケ~。
ナイフで切って断面を見ると、カニの内子や外子、身でほとんど真っ赤っ赤。食べてみると口の中はとにかくカニカニカニ!
カニの殻でフォンを取ったベシャメルソースを合わせ、残り物には福というか、シーズン終わりなのでことさらカニ成分が多かったようで、カニをそのまま食べるよりもさらにカニを強く感じるという驚異的な美味です!
今回初めて食べたメンバーも絶句するしか無い、それほど圧倒的なストレートパンチを受けて早くもノックダウンです。
これは初めてオーダーしてみたシェフおまかせサラダ。野菜以上にたっぷりのローストビーフ、鮭のマリネが入っていて何とも贅沢な味わい。
レギュラーメニューには牡蠣を使ったものが無かったので、訪問前に牡蠣を使った品を希望していたのですが、出て来たのは牡蠣をベーコンで巻いてパン粉焼きにしたもの。
牡蠣は大ぶりでぷっくり、ベーコンのコクと相まってワインが進みます。真ん中には付け合せのニョッキがこんもりと盛られてボリューム満点。
これは、ishさんが食べてオススメしていたので、お店へ事前に希望していた「ポークベロア」。
断面を見ると分かる通り、豚肉の上に牛タンが入ったベシャメルソースが重ねられ、それにパン粉をまぶして揚げ、ドミグラスソースをかけた料理。
私もお気に入りのポークカツレツと牛タンクリームコロッケを合体させた料理で、これが美味くないはずはありませんよね! ミディアムレアに火が通った豚肉の柔らかくジューシーである事は言うまでもありません。
もちろんここに来たら、漆黒のドミグラスソースで煮込まれた、タンシチューとビーフシチューは外せません。
タンシチューは私も最近作りましたが、やはり比べるのもおこがましいレベル。ソースのクォリティは当然の事として、ちょっとやそっとでは柔らかくならないタンを、ここまで溶けるように煮込む時間と手間を考えただけで気が遠くなります。
料理を夢中で食べ終わって、まだ2本めのワインが残っていたのを見て、店で出しているおせち料理の余りをサービスしてもらいました。
1つが、チェダーチーズとハムをテリーヌ状にし、コンソメジュレを載せてパイ包みにした手の込んだもの。そして、もう1つが何とタコワサ! 和食とは意外でしたが、やはり手作りは調味料まみれの市販品とは全然違います。
最後にデザートを2皿ずつ。甘いものは苦手な私は、端っこだけちょっといただきました。これでワインやビールもたっぷり飲んで6000円とは、いやはや相変わらず素晴らしいコストパフォーマンス。
これで店には3回目の訪問となり、自分で決めてる掲載基準をクリアしましたので、今回は本サイトにも情報をアップしました。もう地方ジャンルで情報を載せる事は無いかなと思っていたので、自分的にもビックリです(笑)。
これからもどんどん情報を積み上げ、更新して行けるように出来るだけツアーに乗っかっていきたいと思っております!
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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