2016年1月29日金曜日

米原駅・井筒屋「湖北のおはなし」@阪神百貨店駅弁大会2016

長々と続いてしまった、今年の阪神駅弁大会レポートもこれがようやくラスト。そのトリを飾るのは米原駅・井筒屋の「湖北のおはなし」。

今回はいろいろと「駅弁らしさ」について駄文を書いてしまいましたが、この駅弁ほど、その駅弁らしさを体現している品は無いと言っても過言ではありません。

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まず唐草の風呂敷に包まれたパッケージが良いですね。効率性命のコンビニ弁当ではあり得ない眼福です。

そして弁当箱の中は竹のすだれという凝ったもの。すだれはこのまま巻きすとしても使えそうです。

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おかずは、鴨の粒胡椒ローストに鶏の鍬焼き、小芋煮、玉子焼き、桜エビと大豆の煮物、玉こんにゃくの煮物、ヤングコーン、ネギと薄揚げのぬた、山ごぼうの漬物 赤カブの漬物 梅干し、サイコロに入った飴と、山の幸が盛りだくさん。

どれも出来合いではなく、地元の品をきちんと調理された素朴ながらも滋味に富んだ料理ばかりで、食べた後でもしっかりと味の印象が残ります。

そして季節で変わるおこわは黒豆入り。モチモチのおこわの下には桜の葉の塩漬けが敷かれていて、香りと防腐作用を両立させています。

この駅弁は以前にも食べてますが、やはりプレゼンテーション、地方性、防腐と味を両立する工夫という、駅弁ならではの要素を全て高いレベルで兼ね備えた傑作ですな。どうもご馳走様!

2016年1月28日木曜日

岡山駅・三好野本店「備中松山城 絵巻御膳」@阪神百貨店駅弁大会2016

牛肉や豚肉など肉を使った駅弁は非常に多いですが、自分的には圧倒的に鶏肉派です。

鶏肉は油分が凝固しないので冷めても美味しいですし、むしろ蒸しどりのように冷やしてこそ美味しい料理もあったりします。そして銘柄鶏であってもコストは和牛ほど高くなく、まさに庶民の味方と言えるでしょう。

なので、新しい鶏肉弁当を見つけてしまうとつい試したくなってしまうわけで、今回初購入したのが「備中松山城 絵巻御膳」。

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名前だけ聞くと、幕の内弁当風のものをイメージしてしまうのですが、中身は味付けご飯と「備中森林鶏の柚子みそ焼き」がメインの弁当なのです。

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その鶏の柚子みそ焼きですが、肉の味が濃くてとても美味しいです。柚子の皮が散らしてありますが、思ったほど柚子の香りは強くなくて上品な味わいになってます。鶏のスープで炊かれたご飯もふっくら。

あとは小さな鮎の甘露煮やれんこんの酢漬け、ニンジンと椎茸の煮物、きんぴらごぼう、そしてデザートの柚餅子となかなか盛りだくさん。

・・・なのですが、トータルで見るとこの駅弁でなくてはならない!という個性、魅力に欠けるような気がします。食べてる時はそれなりに美味しいけれども、食後は「はて、何を食べたっけ?」と思ってしまうほど残る印象が薄いんですよね。

それは何故かなと考えていたのですが、ふと気づいたのは味的にコンビニ弁当に近いからではないかという点。

一般的に、駅弁は保存性を高めるために味は濃く、出汁よりも日本酒が効かせてあったりして、それが駅弁ならではの味わいになっていると思うんですが、その”濃さ”がこの駅弁にはあまり無いなと。

近年はヘルシー志向が高まって、それがコンビニ弁当にも確実に影響しているわけですが、例え実演販売であっても駅弁はあくまで駅弁としてあるべき姿であってもらいたいものですなあ。

米沢駅・新杵屋「牛肉どまん中カレー味」@阪神百貨店駅弁大会2016

いい加減、駅弁のエントリーは飽きたと言われそうですが、何とか頑張って今週中に終わらせますのでしばらく辛抱をお願いします(笑)。

さて毎年の駅弁大会の度に書いてますが、私はあまり牛肉系の駅弁は進んで購入しておりません。

その理由は、牛肉は冷たいままではあまり美味しくない事と、どうも駅弁に良くある細切れ系の肉は味が染みすぎて本来の牛肉らしい味わいに欠けると思うからなのです。関西人なので、どうしても牛肉にはうるさいんですよ(笑)。

牛肉系駅弁の中で唯一気に入っていたのが、和田山駅の経産但馬牛を使った弁当なのですが、今回は残念ながら輸送リストの中に見つからず。これは地元にしか出まわらない希少品を使ったもので、1枚のサイズが大きくて肉本来の味が楽しめて良かったんです。

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なのに、今回は超有名牛肉駅弁である「牛肉どまん中」を買ってしまったのは、ズバリ「カレー味」バージョンが販売されていたから。なんかどうしても気になってしまったんですよね。

しかし今の時代、カレーポットを見てカレーをイメージする人ってどれだけいるんでしょうか?

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とは言え、カレー味と言いながらもほんのりとカレー粉の香りが漂う程度で、味自体はノーマルの甘辛すき焼き味とそんなに変わりませんね。

肉は結構たっぷり入っていてそこそこお得感はありますが、やはり肉質はパサつき気味で牛肉の旨味は抜けてしまっている感じです。まあ、1度食べたら十分って感じですかね~。どうもご馳走様!

2016年1月27日水曜日

折尾駅・東筑軒「かしわめし」@阪神百貨店駅弁大会2016

阪神の駅弁大会は昨日で終わってしまいましたが、まだ駅弁レポートは続きます。今回はおなじみ、折尾駅東筑軒のかしわめし。

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今では新大阪駅の「旅弁当駅弁にぎわい」で買えるようになってますが、目の前で整理券を配っていたのでつい子供用にと購入してしまいました。もちろん自分でも味見(笑)。

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かしわめしはほぼ毎年購入していますが、やっぱ何度食べても美味いです。もし日本の駅弁が全てコンビニ弁当に置き換わる事になって、何か1つだけは残して良いと言われたら、わたしゃ間違いなくこのかしわめしを選ぶでしょうね。

ご飯自体の味が良いのはもちろんですが、やはりかしわめしを天下一たらしめているのは、この経木の入れ物。

木の香りがご飯に移ると同時に、水分も適度に吸収してくれるのでご飯のモチモチ感がさらに強調されます。

東筑軒には、かしわめしに加えておかずも入った大名道中駕籠という駅弁がありますが、経木じゃないので同じかしわめしでも全然味が違うんですよね。

コンビニ弁当には経木という選択肢は絶対に無いですからね~。私の駅弁好き、コンビニ弁当嫌いの象徴が、かしわめしの経木にあると言って良いかもしれません。

これからも変わらず同じ味、器で提供し続けてもらいたいものです。どうもご馳走様!

2016年1月26日火曜日

氷見駅・ますのすし本舗 源「ぶりかまめし」@阪神百貨店駅弁大会2016

先の日曜は、雪が降るという予報だったのでおとなしくしているつもりだったのですが、いざ朝になってみると晴れていたので、土曜に引き続いて買い出しを決行。ただし、今回は行列が出来る駅弁は避けてさっさと帰って来ました。

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で、自分の晩飯用に購入したのが、ますのすしで有名な「源」が出している「ぶりかまめし」。

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名前だけ聞くと、ブリが入った釜飯かと思うのですが、ブリのかまの部分を圧力釜で骨がそのまま食べられるぐらいに柔らかく煮込んだものが、どか~んと乗っかっていて迫力があります。

ぶりかまは冷えたままでもイケますが、レンチンしてみると脂がじゅっと染み出てきて、生姜の効いたタレも程よく酒のアテにたまりません!

骨が全く気にならないぐらいに柔らかいので、いちいち箸で弄る必要が無いのもズボラな酒飲みにとっては嬉しいです(笑)。

かなりたっぷり入っている鳴門産のわかめと、わさび風味の酢飯は正直言ってぶりかまに合っているとはあまり思わないのですが、それぞれ単体で食べるとアテとしてはなかなか良かったりします。サクサクとした白えびも地味に効いてます。

絶対のお勧めという程ではありませんが、買って損はない良品だと思います。どうもご馳走様!

新潟駅・新発田三新軒「えび千両ちらし」@阪神百貨店駅弁大会2016

土曜日にうえののあなごめしを買って、今年のノルマは無事達成(笑)。

でもあなごめしは現地で食べる予定だったので晩飯用にもう1つ買ったのが、新発田三新軒「えび千両ちらし」。

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この駅弁を買うのは二度目になりますかね。相変わらず美しさと美味しさ、ボリュームを兼ね備えた素晴らしい完成度の駅弁です。

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弁当一面を黄金色に覆い尽くす玉子焼き。ほんのり甘く軽い焼き目も香ばしく、分厚くて本当に食べごたえがあります。上に載っているエビのおぼろも上品で酒が進みます。

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卵をどかすと、締めてからわさび醤油にくぐらせたコハダ、同じく醤油がしみた蒸しエビ、プリっとしたイカ一夜干し、肉厚のうなぎと豪華絢爛。

酢飯にも、くるみやかんぴょう、れんこんが入っていて香ばしく、一面に敷かれたおぼろ昆布がまた良い仕事をしています。

自分的に、実はちらし寿司ってあまり好きではなくて、その理由の1つがネタを食べるときに酢飯から引き上げると、酢飯や具材がくっついて何となく汚らしく思えてしまうというのがあったりするのですが、昆布のおかげでそういう心配も無いのがまたたまりません。

いや、名実ともに駅弁の横綱クラスといえる名品ですよね。現地では2度目だから買おうかどうか一瞬迷ったのですが、やっぱり買って正解でした。どうもご馳走様!

2016年1月25日月曜日

大館駅・花善「から揚げ鶏めし」@阪神百貨店駅弁大会2016

大館駅の花善と言えば、日本三大鶏めしの1つに挙げられるほど有名な駅弁がありますが、今回はおそらく催事限定の「から揚げ鶏めし」が実演販売されていました。

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今や1000円オーバーが当たり前の駅弁にあって、値段は何と650円! ボリュームは少なめですが、コンビニ弁当並みの値段というのは嬉しい限り。

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ご飯は通常の鶏めしと同じで、ほんのり甘い鳥スープで炊かれたご飯にそぼろ卵が載っています。

そしてメインはもちろんから揚げ。もも肉と手羽先チューリップの2種類が入っており、白髪ネギと糸唐辛子がかかっていて、甘酢ソースが添えられています。

から揚げにソースをまぶして食べてみると、からっと揚がったクリスピーなから揚げと甘酢で南蛮風の味わいになり、これが何とも絶品! これだけでビール1本行ってしまいましたよ(笑)。

また、から揚げの横に添えられた、タケノコのごま油和えがシャキシャキとして合いの手にバッチリで、実に計算され尽くした構成で脱帽しました。

いやこれはさすが老舗というべきか、味もコストパフォーマンスも素晴らしい逸品でした。どうもご馳走様!

2016年1月24日日曜日

小樽駅・小樽駅構内立売商会「百花繚乱 いくら華吹雪」@阪神百貨店駅弁大会 2016

「海の輝き」や「かにめし」で有名な小樽駅構内立売商会が、駅弁大会の企画用に実演販売していたのが、この「百花繚乱 いくら華吹雪」。

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海の輝きが、うにとイクラがメインなのに対し、こちらはズワイガニとイクラがメイン。ウニの弁当は正月に食べてしまったので、カニのほうを食べたくなりました。

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見た目は、真っ白なズワイガニとオレンジのイクラ、卵焼きの黄色、漬物の緑と非常に鮮やかで食欲をそそります。

ズワイガニは少し甘目に味付けられていて、身はふっくらしていて香りも良いです。カニ系の駅弁と言うと、出し殻みたいになっているものが多いですが、ここのはかなり上手く調理されています。

イクラは出汁醤油に漬けられていますが、カニとのバランスを考えるともうちょっと控えめな味付けのほうが良かったかも。でもイクラだけじゃなくてぷちぷちとしたししゃもの卵や、ご飯にまぶされた椎茸煮もアクセントになっていて良いですね。

見た目も食べても豪華な弁当で、大変美味しく頂きました。「海の輝き」と甲乙つけがたい逸品ですな!

2016年1月23日土曜日

郡山駅・福豆屋「海苔のりべん」@阪神百貨店駅弁大会2016

阪神駅弁大会4つ目は、郡山駅・福豆屋「海苔のりべん」。

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東京駅の地方駅弁コーナーで売られているそうで、それがマツコ・デラックスの番組で取り上げられて有名になったみたいですね。

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のり弁と名付けられているだけあって、ご飯の中には二層に渡って海苔が敷き詰められており、昆布の佃煮と鰹節が海苔とご飯の間に挟まっています。

構成はほか弁屋ののり弁と同じですが、海苔は「みちのく寒流海苔」を使っているそうで分厚く香りが高いです。鰹節は細く削られふんわりとしていて、ご飯もとても美味しく、全てにほか弁よりグレードアップした味わいです。

巷のコンビニ弁当やほか弁に比べた駅弁の魅力は、(例外はありますが)やはり隅々にまで手抜きが無い部分で、大きな卵焼きは出汁が効いていて甘すぎず、鮭はしっかりと脂が乗って塩気も確かでいかにもご飯のおかずという感じで嬉しいです。

その他もきんぴらごぼう、エビイモ、人参、かぶら漬けとありますが、どれも丁寧に作られて隙がありません。

実演の中ではあまり人気が無い弁当ですが、決して買って損はしない佳作弁当だと言えるのではないでしょうか。

うえの実演あなごめし@阪神百貨店駅弁大会2016

土曜日に開店前から並んで、無事うえの@宮島口のあなごめしをゲットしました!

輸送のあなごめしは、新大阪駅のエキマルシェにある「旅弁当 駅弁にぎわい」で買えますし、実際に何度か食べましたが、今回は実演で出来立てが食べられるという事で、楽しみにしてたんですよね。

整理券は開店からわずか10分で瞬殺w 10時半には、輸送で5時からの整理券を配ってました…(O_O)

出来立ては、焼いた穴子の香ばしい匂いが食欲を一層かきたて、これはたまらん旨さですな〜!

このまま全部食ってしまいそうでしたが、何とか鉄の理性で半分持って帰って家での楽しみにします。

2016年1月22日金曜日

味重ねまくりの「麺屋船橋」@南森町

相変わらず激しく出店が続いている大阪のラーメン店ですが、最近はトレンドも一回りしてしまったようで、煮干しオンリーとか鶏白湯ストレートとか、シンプルな方向を打ち出している店が多いような気がします。

そんな中で、こちらは今の時代としてはちょっと古い(?)スタイルである、味を重層的に重ねたタイプのラーメンです。

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鶏とんこつは、こってり白濁した鶏ガラ豚骨に、鯖節などから取った和出汁の香りと酸味がアクセント。鶏とんこつ黒は、ほんのりとニンニクを感じるマー油が加えられており、さらに複雑な味わいですが破綻なくしっかりまとまっています。

麺は平打気味の縮れ麺、具は肉厚の肩ロースチャーシューが3枚にメンマ、煮玉子半分と大変充実していて、さらにはラーメンの前に棒々鶏サラダが出て来るというサービスぶり。

地下鉄南森町駅を出てすぐという好立地で、これだけの内容で1杯720円というのは相当頑張っておられます。

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鶏しょうゆと鶏塩はクリアな鶏ガラスープで、そこに煮干し出汁がガツンと来て、さらに背脂のコク、三つ葉や柚子の香りが畳み掛けてきます。

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そして追い飯付きで820円のまぜそばも、ピリ辛の肉味噌、刻み玉ねぎ、ネギ、細切りチャーシュー、普通のチャーシュー、魚粉、柚子胡椒、そして山椒の香りが平打ち麺に絡み、これまた様々な味の洪水ぶりでインパクト十分。

これだけ味の要素を詰め込むと印象がとっ散らかりそうなのですが、ちゃんとどれもまとめて来るあたり、店主の非凡なセンスが感じられますね! ラーメン屋の競争は激しいですが、頑張って欲しいお店です。

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

麺屋 船橋ラーメン / 南森町駅大阪天満宮駅扇町駅

夜総合点★★★★ 4.0

昼総合点★★★★ 4.0

2016年1月21日木曜日

小田原駅・東華軒「桜えびとじゃこの海物語」 @阪神百貨店駅弁大会2016

阪神駅弁大会で購入した2個目は、小田原駅東華軒の「桜えびとじゃこの海物語」です。

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なんかパチンコ台のような名前でぱっとしない感じですが(笑)、これがなかなか優れものの駅弁でしたね。

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構成は茶飯の上に、桜えびとじゃこの炒り煮、実山椒、桜えびのかき揚げ、くるみの飴煮、梅干し、大根の漬物が載っています。

甘めの味付けがされた桜えびはサクサクと歯触りよく、塩気のあるじゃこと茶飯のハーモニーが絶妙です。茶飯はぎっしり敷き詰められているのでボリューム満点です。

かき揚げは、家で食べたのでグリルでさっと温めなおしました。でもこれはそんなに桜えび!という感じはしなかったかな。

半分食べたところで弁当をチンしてみましたが、桜えびの風味が飛んだ感じになってしまったので、かき揚げ以外は冷たいまま食べるほうが良いかと思います。

930円という値段にしては、なかなか内容が充実して楽しめた駅弁でした。どうもご馳走様!

2016年1月20日水曜日

和田山駅・福廼家総合食品「福来釜めし」 @阪神百貨店駅弁大会2016

今年も始まった、恒例の阪神百貨店駅弁大会「阪神の有名駅弁とうまいもんまつり」

今回は、あの宮島口「うえの」のあなごめしが実演で出るという事で物凄い行列が出来ていましたよ!(@_@;)

私も今回は是非とも購入したいと思ってますが、出来れば家じゃなくてその場で出来立てを酒と一緒に食べたいので、平日じゃなくて土日狙いです。平日でこれなのに休みだとどんな行列になるのかあまり想像したくないですが(笑)。

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で、今回最初に購入したのは、和田山駅・福廼家総合食品「福来釜めし・松茸入り」 。実演販売で釜飯の器が入る穴がずらりと並んでいるクッカーが据え付けられてます。もちろん、ほんのりと温かいうちにいただきました。

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具材は、松茸と黒豆、栗、牛肉、エビ、きぬさや、錦糸卵と地元丹波のイメージで作られている感じですね。まあ、丹波の松茸は超高級品なので地元産を使っているとは思わないですが・・・

それでも薄味に炊かれたご飯からはほんのりとした松茸の香りがして嬉しいですね。肉も柔らかくて美味しいです。エビはまあ彩り程度かな・・・

値段は1030円と4桁ではありますが、最近はインフレが激しい駅弁の中では内容的に良心的なほうじゃないでしょうか。うん、今年も良いスタートが切れました。さて次は何を食べますかね~。

2016年1月19日火曜日

松屋の牛焼肉定食500円セール

もはや牛丼チェーン店で様々な定食メニューを出すのは当然の事になってしまいましたが、ご飯は牛丼で使用するものを定食にも使っているので、どうもパサついた食感と固さが気になって、普段は進んで定食を食べる事がありません。

今回、1/22の午前10時までやっている、松屋の牛焼肉定食500円セールも、90円引き程度ならパスしようかなと思ってました。

でも、松屋で定食類を過去に食べたのがいつか思い出せないぐらいに昔の記憶だったので、どうなんだったかなと興味半分で食べてみる事にしました。

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肉はいかにも牛丼用の肉をそのまま塩コショウで焼きましたという感じで、噛み切るには肉を噛んで箸で相当引っ張らなければならないぐらいの固さです。でも意外と肉の枚数があって食べごたえはありますね。

もう1つ、焼肉定食を頼んだのは卓上のバーベキューソースを使いたかった事。牛丼に、カルビソースは合うんですがバーベキューソースはニンニクが入っているせいか、味が牛丼とは別になってしまって個人的に合わないのです。なので、焼肉で思いっきりバーベキューソースを堪能出来ました(笑)。

2切れだけはおろしポン酢で食べましたが、ポン酢だとさっぱりしてかなり印象が変わりますね。

まあ特に書きたい感想というものはありませんが、野菜がたっぷりなのはちょっとうれしいポイント。カレーは食べたことがあるので、一度トンテキかハンバーグは試してみたいですね。セールにならないかなあ。

2016年1月18日月曜日

激流@難波の肉入りラーメン

この日は、カレーの食材用に黒門市場にある「タイマーケット」までお出かけ。

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休肝日明けで空腹だったのと、1人で自転車をこいできたので難波千日前にあるラーメン屋「激流」で昼飯にしました。

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いつもは肉抜きで頼むことが多いのですが、今回はガッツリ行きたかったので700円の肉入りにしました。

写真では肉が裏側に行ってますが、一枚の大きなチャーシューともう1枚小さめの組み合わせで、相変わらず綺麗なピンク色のレアチャーシューです。

チャーシューを食べてみると、今まで感じられなかった独特の風味がして「何だこれは?」と一瞬思ったのですが、よくよく記憶を張り巡らしてみると、おそらく八丁味噌から来ているものじゃないかという気がしました。

激流さんは、名古屋の二郎系ラーメンである「ら・けいこ」の出身と言われてますが、名古屋はもちろん八丁味噌文化の土地なので、そういう繋がりがあるのではないかと思ったり。まあ、私の単なる勘違いかもしれませんが(笑)。

仕込みの合間でお疲れだったので、ニンニクもガッツリ盛って美味しく頂きました。ご馳走様!

関連ランキング:ラーメン | 大阪難波駅日本橋駅近鉄日本橋駅

2016年1月17日日曜日

吉野家風自作牛丼

今日1/17の午後から、カレー事情聴取というイベントに出店するため、金曜の夜から絶賛仕込中です。

現在既に疲労困憊なのですが、グルコバ常連のえて吉さんが応援に来てくださったので、少し時間が出来たので今のうちに更新。

結構前にネット上で吉野家の牛丼を再現するレシピが話題になってましたが、最近はテレビでもネタになったようで、またネットで取り上げられる回数が増えてました。

以前にチャレンジした時は、ワインを自分が飲むように辛口タイプを使ったら、酸味が効きすぎて全然違う味になってしまったので、今回はちゃんと甘口の白ワインを買いました。甘いワインは苦手なので余ったのを飲むのは苦痛でしたが(笑)。

そしてダシダ、日本酒、砂糖、醤油を入れて煮立て、玉ねぎと牛肉を入れてコトコト煮込んだら出来上がり。

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自分で作ってみて改めて思うことは、やはり牛丼の味は牛肉の質で大きく変わるんだなという事。

タレを作った時にはそれなりに近くなったかなと思ったのですが、煮込んで出来上がってみると、吉野家というよりは上品なすき家みたいになってしまいました。

肉を国産の細切れを使ったのですが、癖が少なくて柔らかいので、吉野家特有の風味というか、ある意味「臭み」が足りないような気がしますね。

いや、自作牛丼の世界もなかなか奥が深いです。と言っても、そこまで探求しようとは思わないですがね(笑)。

さてカレー事情聴取の仕込み、ラストスパートしますか。

2016年1月15日金曜日

ファミリーHAMA@東天満の和風ステーキランチ

600円だった頃には良く通っていた、東天満の洋食屋ファミリーHAMA。

いつの間にか700円に値上がりしていて、それからはすっかり足を遠のいていたのですが、最近は他の飲食店が軒並み値上がりしているので、相対的に値ごろ感が出て来た気がします(笑)。

この日、別の店で食べるつもりで通りがかったら、以前は土曜日にしか提供されていなかったはずの和風ステーキが日替わりメニューに書かれていたので、つい吸い込まれてしまいました。

まあ、こちらは日替わりメニュー1種類しか無いので、席に座れば自動的に料理が出て来るんですけどね。

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肉の量は100gちょいという感じで、赤身ですが十分柔らかいです。あっさりした醤油味のソースに、ホースラディッシュが添えられていてさっぱりといただけます。

付け合せは大根の煮物、ブロッコリーの胡麻和え、ポテトサラダ。卓上に漬物が2種類用意されているのも変わってませんね。

今はコストパフォーマンス激高という程ではないですが、良いお昼ごはんでした。どうもご馳走様!

ファミリーHAMA洋食 / 大阪天満宮駅南森町駅桜ノ宮駅

昼総合点★★★★ 4.0

2016年1月14日木曜日

マカロニグラタン

3月かなと思うぐらいに暖かかった今冬の年末年始でしたが、ようやく昨日あたりから本格的な冬がやって来たという感じですね。

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おかげで、冬の自作定番料理であるグラタンも、まだ1度しか作っておりません。

いつもならホワイトソースを自作するところですが、今回は家にマカロニグラタンクイックアップという商品があったので手抜きしました。

でも結局牛乳がいるし、小麦粉やマカロニなんて安いので、バターのコストぐらいしか変わらないんですがね(笑)。

夜に食べるには高カロリーですが、たまに食べるとやはり美味しいですよね。白ワインと一緒に楽しくいただきましたよ。

2016年1月13日水曜日

カレー事情聴取vol.12に出店します

来週の土日に福島区の玉川にある「油野美術館」で行われるカレーイベント、カレー事情聴取へ出店することになりました。

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屋号はいつもの「グルコバ屋」、日時は1/17日曜の午後の部で参加させていただきます。

提供予定の料理は、南インドのスナック”ティファン”と北インドのスナック”チャート”。

ティファンは、メドゥ・ワダとイドゥリを1個ずつにサンバルを添えて、チャートはパプリとアル・ティッキに、ヨーグルト、ミント、タマリンドのチャットニー3種、じゃがいもや豆、玉ねぎ、トマトをかけて提供いたします。

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チャットニーは付きませんが(笑)、イメージ的にティファンはこんな感じ。

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パプリ・チャートはこんな感じで、ここのアルー・ティッキというじゃがいものおやきを添えて出しますよ~。

注文時は、ティファンかチャートのどちらかを指定してください。どちらも数量限定の売り切れゴメンですので、お早めにご来店ください!

と言うわけで、話は変わりますがイベントの商売繁盛を願って今宮戎に行って来ました。

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うちは親父の代からはサラリーマン家庭なので、えべっさんに出向いたのは子供の時以来ですが、しかし凄い人ですな~。

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境内に入るところで人がストップ、そこからはほとんど足踏み状態でなかなか前に進みません。

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今は外人さんの福娘も珍しくなくなりましたね~。

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福笹をもらって縁起物を付けたり、福ザルを飾るほどの商売じゃないので、お賽銭だけあげて帰りました。

露天もいろいろ見ましたけど、中で食べられるようになっている店って、焼きそば1つで800円ぐらいしたりするんですね・・・原価なんておそらく50円もしないでしょうから、いや凄い商売です(笑)。

私は、コンビニでビールを買って、1つ200円で安売りしていた焼きそばを食べて帰りましたとさ。

では皆様、当日のご来店をお待ちしております!

2016年1月12日火曜日

とっとこ家@本町橋のワンコイン親子丼

つい最近、仕事場の近所にあるビルの奥に、ひっそりと鳥料理の店が出来ていた事に気付きました。

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というのも、ビルの前にひっそりとこんな感じでランチメニューが出されていたため、かろうじて分かったんですけどね。

店は、若いご夫婦(?)お二人で営業されていて、ご主人はなかなかのイケメン。

メニューは日替わりのようで、この日はみりん干しとだし巻きの定食(700円)、釜揚げしらす丼、親子丼(共に500円)の3種類があり、ワンコインの親子丼を頼みました。

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まず軽く直径20cm以上はあるどんぶりの大きさにビックリ。そこにフワフワのとじ卵が一面に盛られていて、ボリューム満点です。

鶏肉は大きめに切られたもも肉がゴロゴロ入っていて、出汁は薄味でさっぱりとした後口。海苔とあさつきの香りが効いてます。

他には小鉢(この日はオレンジ)に、これもたっぷりの赤出汁と、トータルで見ても素晴らしいコストパフォーマンス。

ただ、昼休み時間だったのに他のお客さんがほとんど居なくて少し心配になりました。まあ、やはりビルの廊下奥というロケーションゆえ一見客が入りにくいですからねえ・・・もうちょっと何とか上手くPR出来ればいいんでしょうけど。

店には夜のメニューが貼ってあり、1品280~380円とリーズナブルで料理も美味しそうだったので、そちらもまた機会があれば訪れてみたいと思います。

とっとこ家鳥料理 / 谷町四丁目駅堺筋本町駅天満橋駅

昼総合点★★★★ 4.0

2016年1月11日月曜日

豚屋とん一@イオンモール四條畷

四條畷にイオンモールが出来たのは既に昨年の話ですが、オープン当初は混みそうだったのでようやくこの冬に初訪問。

車だと渋滞が嫌だったので自転車で行きましたが、駐車場がめちゃくちゃ広くて駐車券すらいらない事が分かってちょっとびっくり。今度は車で行きますかね~。

時間は昼前でしたが既にフードコートは人でぎっしり。ラーメンの金久右衛門なんかも出店してたけど、「豚屋とん一」という店はカツ丼単品なら550円と、イオンモール価格としては安めだったのでこちらに決定。

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店は丸亀製麺などのセルフうどん店のように、カウンターに面して注文担当、衣つけ担当、揚げ担当、カツ丼調理担当のように、流れ作業のようにずらりと調理担当者が並んでいるのがユニークです。

注文に応じて、木の札を渡してくれてそれを見て後の人が何を調理するのか判断するシステムになってます。まあ、それでも意思疎通があまりうまく行ってない感じはしますけど(笑)。

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出てきたカツ丼は、盛り付けは雑ですが値段からするとボリューム的には十分。肉質は大したことないですが、まあロケーションからするとこんなもんでしょう。

他の店を見てもここの行列が一番長いので、やはり皆さんコストパフォーマンスには敏感なんですなあ。どうもごちそうさま。

豚屋とん一 イオンモール四條畷店かつ丼・かつ重 / 忍ケ丘駅萱島駅四条畷駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

昼総合点★★★☆☆ 3.0

2016年1月10日日曜日

海鮮揚げ物立ち飲み「千いち屋」@千林

最近の大阪は、ラーメンとカレー店だけでなく、立ち飲み店の増殖も凄まじい事になっていますね。

10年ぐらい前までは、昔ながらの角打ちを除いた立ち飲み店というと、天満だと肴や、ミナミだとカナマタークぐらいしか無かったのに、今では毎週のように新店がオープンしているような状況です。

もうミナミについては既に追っかけるのを諦めてまして、どちらかと言うと大阪周辺地域であまりブログとかに取り上げられていない店の開拓に傾いている昨今です。とは言え、真冬と真夏は交通の便が良い環状線内側エリアに戻って来ますが(笑)。

と言う訳で、今回のアップは千林公園に面した立ち飲み店、「千いち屋」。

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3~4年前にこの店がオープンした時は、まあ良くある無個性な立ち飲み屋かなと思っていたのですが、そのうち「旬の海鮮を使った揚げ物」という方向性を見つけられたようで、なかなか気に入ってちょくちょく寄らせてもらっていました。

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これは串カツの盛り合わせ。カツは衣の薄さが特徴的で、カリッとクリスピーに揚がってます。

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から揚げは当然通し揚げでボリューム十分、みじん切りの生姜がユニークな枝豆の天ぷら、アジの大葉巻き、そして珍しいホタルイカの天ぷらなんてのも。特にホタルイカは中の卵がとろけて新しい美味しさの発見です。

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メニューは標準的な数ですがレパートリーは多く、さっぱりしたサゴシの炙りなど刺し身を始め、冬場はすっきりとした甘辛出汁のおでん、ひき肉がみっしり詰まった食べごたえのあるオムレツ、こってりしたセセリのバター焼きなんかもイケます。

私はオーダーしてませんが、裏メニューとしてご飯物もあるようで、オムライスや焼き飯なんかを頼んでいる人もいましたよ。

旬の海鮮ものであってもだいたい280円~350円前後と大変リーズナブルで、酒もビール大瓶が400円、生中が300円、チューハイ280円、焼酎が250円とあくまで安心価格ですよ。

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千いち屋立ち飲み居酒屋・バー / 千林大宮駅千林駅森小路駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5