2015年11月30日月曜日

グルコバ45はスリランカ料理!

日曜日はスリランカ料理がテーマのグルコバ開催。

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今回からFacebookのイベント参加ボタンではなく、全てフォームメールによる申し込みにシステムを変えましたが、定員チェックが謎のトラブルで動作しなかった以外は(^_^;)、大きなトラブルや混乱は無く開催出来て良かったです。

ただ、今回は常連のあれっくすさんが不参加で、しかもイドゥリの生地を持って行って現地で蒸すという手のかかる工程を作ってしまったので、調理についてはかなりの部分を皆さんに丸投げした形になってしまって申し訳なかったです。

それでも、皆さんのフォローのおかげで料理の出来栄えは一応ちゃんと出来たようでホッとしました。

では恒例の料理解説です。

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A.ハールマッソー・ウェンジャナ
煮干しをココナツミルクで煮込んだ、出汁の効いたスリランカならではの一品。

B.パリップ
レンズ豆をココナツミルクを加えて煮込んだダールカレー。

C.ポークカレー
ビネガーとスパイスでマリネした豚肉を煮込んだカレー。

D.マサラ・ワダ
チャナダルを粗くすりつぶして揚げたドーナツ。ミントを効かせてます。

E.ココナツ・チャットニー
ココナツで作った白いディップ。

F.グリーン・チャットニー
ミントと香菜、ココナツをすりつぶして作ったディップ。

G.鯖のカットレット
焼いた鯖とじゃがいもを丸めて揚げたコロッケ。

H.イドゥリ
南インドの発酵蒸しパン。

I.キリバト
日本米をココナツミルクで炊いたおこわ。

J.シーニ・サンボル
玉ねぎとタマリンドを甘辛く煮込んだ辛いペースト。

K.カリフラワーのギー炒め
カリフラワーとトマトをギーで炒めたもの。

L.ビーツのキラタ
茹でたビーツをスパイスとココナツミルクで炒め煮したもの。

M.アラ・テンプラーダ
じゃがいもとモルジブフィッシュの炒めもの。

N.三つ葉のサンボール
三つ葉とココナツを和えたおかず。

O.かぼちゃのカルポル
かぼちゃとローストしたココナツとスパイスで煮込んだもの。

P.ソナマスリ・ライス
南インドやスリランカで良く食べられる中粒米。

Q.ゴダンバ・ロティ
小麦粉を薄く伸ばしてたたんで焼いたパン。

以上17品でした。ちょっと汁物が少なかったかな?

次回は来年1/31(日曜)開催予定。次はビリヤーニをやりたいと思ってますので、またご参加ください!

2015年11月28日土曜日

大阪トップクラスの名居酒屋「スタンドアサヒ」@南田辺

この店の名声は相当な昔から聞き及んでおりましたが、太田和彦の「居酒屋大全」など何度もマスコミに登場する超有名店なのと、アクセスの悪さ、周りのつぶしの効かなさでずっと尻込みをしておりました。

しかし予約すれば確実に入れるという事に最近気づき、えて吉さんを道連れにして訪問してみたところ、やはり噂に違わぬ素晴らしさである事を実感、そこから間をあかずに通って本サイトに掲載の運びとなりました。

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場所はJR南田辺駅を東に出たすぐのところにありますが、周りは小さな商店街とコンビニがあるくらいの閑散とした雰囲気で、およそ人で賑わう場所ではありません。しかしこの店の中だけは祭りのように活気に満ち溢れているのが何とも不思議です。

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店はテーブル席とカウンターで30人そこそこが入れる感じですが、厨房の中は常時5人ぐらいの人が忙しく立ち働いており、中でもカウンターの真ん中に陣取って、注文を聞いたり焼き物を焼いたり、調理の指示や電話の応対まで大車輪でこなしている若女将の久美子さんの存在感は圧倒的です。

つーか、人によってはぶっきらぼうとか押し付けがましいとか怖いとか感じるかもしれませんが(笑)、個人的には嫌いじゃないですね。まあ身近に同じタイプの方がいらっしゃるってのもあるんですが・・・ゲフゲフ

居酒屋の場合、写真のファイル数削減のために4枚を1枚にまとめてブログに掲載したりするのですが、これだけの名店なので今回は1品ずつ紹介する事にします。

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まず突き出し代わりに勧められる「小鉢」。炊合せが4種類ぐらい盛られるのですが、いたや貝に鱧の子が甘めの香り高い出汁で煮含められてたまりません。かぼちゃにちゃんと火が通っているのにエッジがこれだけ立っている技も凄いです。

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鯖のきずしにおからを合わせた名物の「さばからまぶし」。何とも日本酒が進む名品です。

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小芋煮にはちゃんとゆずの皮をおろしたものがかけられて芸が細かいですね。

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あっさりした鶏団子も当然自家製でプリプリ。

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おでんは肉系が練り物しか入ってないのに味が深いです。出汁がいいんでしょうね。

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鯛とイカ、マグロの刺し身。マグロは血の味がする本マグロの赤身、鯛も熟成されて旨味十分です。

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磯の香りが立ち上るアサリの酒蒸し。

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シャキシャキのワケギが楽しい「ぬた」。こういう何でもない品にこそ、店の真価が現れていると言えます。

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鯛の細切りをたっぷりのみょうがとキュウリ、紅蓼で和えた「鯛酢の物」。箸休めに絶好です。

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こってりした味噌で焼かれた茄子の田楽も大ぶりで食べごたえがあります。

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焼き物に移ってまずはパリッと香ばしく焼かれた焼き鳥。こんな大ぶりの串2本で200円とは信じられません。玉ねぎも甘~い。

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鶏肝も程よい火の通りでプリっと焼かれて、甘辛のタレが良く合います。

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専門店顔負けのうなぎ蒲焼き。直火焼きでカリッと焼かれて香ばしい。

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そして裏メニューの白焼き。強火で表面に浮き出た脂によって表面がクリスピーに焼き上がり、個人的には蒲焼きよりも好みです!

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醤油味の鶏から揚げもボリューム満点。

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たっぷりのマヨネーズが添えられたプリプリのエビフライは、このまま洋食屋で出てきてもおかしくない立派さ。

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そして秋には絶対に外せない松茸の土瓶蒸し!

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香り高い出汁に、これだけ大きな松茸やハモが入って値段はたったの600円ですからね~(@_@;)

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「松めし」という符丁で呼ばれる松茸ご飯。具はたっぷりの松茸のみ。これで自家製のお新香付きで400円。自分で作るより安い?(笑)

いや、ここまでクォリティとコストパフォーマンスが両立している店は、私の少ない記憶からでは酒仙房金生@千鳥橋松久@森小路ぐらいしか思いつきません。

阿倍野の明治屋が移築してハリボテになってしまった現在、この店が大阪No.1の居酒屋と呼んでも過言でないような気がしますね!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

スタンドアサヒ居酒屋 / 南田辺駅田辺駅西田辺駅

夜総合点★★★★ 4.5

2015年11月27日金曜日

正統派の家系ラーメンがやって来た「横浜家系ラーメン 戦国家」@東花園

ラーメン好きだけど決してマニアではない私としては、新店や限定を追うことなど滅多にない事なのですが、好物の横浜家系ラーメンが大阪に来たとあっては訪問せざるを得ませんね。

いや、家系ラーメン自体は大阪にもたくさん出来つつあるのですが、それらは工場で大量生産されたスープを使った店ばかりで、旭区にある「そらの星」のように店で作っている店は貴重なのですよ。

こちらのマスターは、もともと横浜の希望が丘で「いち家」という店を開いていたのですが、出身である東大阪に戻って再オープンしたという話です。

メニューはラーメンとチャーシュー麺、オプションでほうれん草、海苔増量、きくらげ、メンマ等があります。あとは餃子とライスがあるのみ。

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ラーメンのビジュアルは、白濁した醤油豚骨に海苔、ほうれん草、平打ち麺とまさに家系そのもの。

スープは塩気強めですがマイルドでコクがあり、万人向けする安心感のある味。麺はモチっとした多加水麺で家系らしく麺は短め。チャーシューは、これも家系標準の固めもも肉と直球ど真ん中です。

首都圏の家系ラーメンとしてはレベル的に標準という感じですが、こんな真っ当な家系が大阪で食べられるのは嬉しい限り。駐車場も無くてアクセスは相当に悪いですが、これからもちょいちょい訪問したいと思います。

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

横浜家系ラーメン 戦国家ラーメン / 東花園)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2015年11月26日木曜日

福井の土産いろいろ

もちろん、福井に行ったのはただ食べるだけではなくて、自分&家族用の土産も買い込んで帰りました。

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まずは越前のズワイガニ!・・・と言いたいところですが、オスの方の値段は1万円オーバーで手が出ません・・・なので1杯1000円のセイコガニをお持ち帰り。ちゃんとセイコガニにも越前がにを証明する黄色タグがついてますよ~。

食べた時間が遅かったので、解体後の写真を撮らずに食べてしまいましたが、身や内子、外子もさることながら味噌が上品でクセが無く最高でした!

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これは帰りのバスの中でポリポリ食べていた「天たつ」のウニ豆。汐うには40gで5000円もする超高級珍味ですが、ウニ豆から300円とリーズナブル。でもしっかり汐うにの旨味が効いて絶妙でした♪

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翌日のアテで食べたのは、福井にしか無いんじゃないかと思う、厚揚げと薄揚げの間「中揚げ」。座布団みたいな大きさで、大根おろしと醤油で食べましたが、これ1枚で結構お腹が膨れました。つーか、正直1人だと飽きる・・・(笑) 福井にはこれをおかずにした定食もあるそうですが、わたしゃ厚揚げでご飯は食べれないっすね~。

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週末食べたのが、八番麺工房太麺醤油らーめん。これは福井で有名なローカルラーメンチェーンの「8番ラーメン」が家庭用に出している製品みたいですね。普通の麺も売ってましたが、太麺のほうが美味しそうだったので購入。

出かける時間が押してたので、これも出来上がりの写真を撮ってませんでしたが、スープはまあ普通の袋麺と同じだけど、縮れた太麺がブリブリの食感で、家庭用とは思えないほど秀逸でした! イオンのネットショップに在庫があるみたいですが、もし店で見かけたらまた買ってみたいと思います。

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そして最後は「濱乃 雲丹醤」。これは雲丹を発酵させて魚醤にした調味料だそうで、テレビの満点レストランに取り上げられて一躍ブレイクしたようですね。

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かまぼこに付けて食べてみましたが、雲丹醤を付けるとかまぼこが雲丹かまぼこの味に!・・・ってそのまんまやないかい(笑)。天満の八尾蒲鉾店で食べた、うにのりという一品を思い起こさせましたよ。

意外と発酵臭はしなくて雲丹の風味がそのまま残っていて、少し雲丹特有の苦味もあったりするので何にでも合う調味料というわけではないですが、パスタとか他の料理にも試してみたいと思います。

2015年11月25日水曜日

羽曳野市向野「竹村商店」のさいぼし

先日訪れた、南食むかいのミート・ミートフェアで出店していた、竹村商店のさいぼし。

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赤身などの種類もありましたが、1パックで500円のカッパを購入。カッパは薄切りにしないと堅くて食べにくいのですが、脂が安定して乗っているのでさいぼしの醍醐味を味わえる部位なんです。

脂といえば普通はバラなんでしょうが、馬肉のバラは豚のように多層になっておらず、脂が付いている部分とそうでない部分があって当たり外れが大きいんですよね。それにバラのほうが値段が高いし、個人的にはカッパがお薦めです。

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フライパンでちょっと炙って油を溶かしてから食べてみますと、ベーコンのような癖のないスモーキーフレーバーで食べやすいさいぼしです。少し調味料の気配は感じられますが、嫌味な旨味ではありません。

個人的には、西野食品センター浦上商店のような塩のみで燻製しているさいぼしの方が好きですが、その辺のスーパーで売っているようなハムのまがい物に比べるとずっとちゃんとしてます。

大阪でベストのクラスというわけではありませんが、量的に200g近く入ってそうで500円という値段ならコストパフォーマンスとしては十分ではないでしょうか?

2015年11月24日火曜日

あみだそば遊歩庵@福井で越前おろしそば

レストラン・トミーで満腹になってしまったオッサン3人組一行。腹ごなしも兼ねて途中のスーパーで買い物しながら徒歩で駅まで歩き、帰りのバスが発車するまでしばし自由時間。

ishさんとえて吉さんは、どこかで一杯やれる店を探しに出かけましたが、私はせっかく福井に来たからにはどうしても越前おろしそばが食べたかったので、1人で駅前商店街にあるこちらの店にやって来ました。

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人気の高いお店だそうですが、さすがに夕方の4時半ともなると店内客はゼロ。店員もお姉さん1人だけでしたね。

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2人前のそばを、おろし、とろろ、わさびで食べる「おろしそば三昧」なんて魅力的なメニューもありますが、とても胃袋に余裕は無いので、ノーマルのおろしそばをいただきました。

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そばはかなり太めでシコシコしており、それを大根おろしがたっぷり入ったそばつゆにつけていただきます。

大根おろしと晒した白ネギがとても爽やかで、かなり腹はくちくなってましたがスルスルといただけてしまいました。

もっと辛みがあるのを想像していましたが、意外と大根おろしがマイルドで、蕎麦湯も美味しくいただけました。

さすがに帰りのバスでビールを飲んだらそれだけで腹が苦しくなってしまいましたが・・・(笑)

洋食と蕎麦という福井旅行の目的がしっかり果たせて満足でした。どうもご馳走様!

遊歩庵そば(蕎麦) / 福井駅前駅福井駅市役所前駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2015年11月23日月曜日

漆黒のドミグラスソースに驚愕!「レストラン・トミー」@福井 後編

前回から続く、「レストラン・トミーへ福井日帰りランチ旅」。

いよいよ、ishさんが大絶賛したらしいドミグラスソースを使ったシチューの登場。

単品ではタンシチューとビーフシチューがあったので、どちらにするか悩んだのですが、別のメニューを見ると両方がセットになったものがあったので迷わずそちらをオーダー。

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出てきたシチューは、カメラの色調バランスがおかしくなったのではと思ってしまうぐらいの漆黒! 大阪天満宮のぐりる樹林亭や塚本のマルヤなどや黒いドミグラスソースを出す店はありますが、ここまで異質な黒さのものは見たことありません。

何で同じ黒でも全く違う印象を受けるのかというと、この店のドミグラスソースは、小麦粉を炒めたブラウンルーを全く使ってないんですよね。なので、写真を見ると分かる通り、普通なら光を吸収するはずのソースに光が反射しています。

マダムのお話によると、ブラウンルーも使わず継ぎ足しもしておられないという事で、ほぼワインのみでこの黒さを出すのにどれだけの手間、時間がかかっているか想像しただけで気が遠くなります。

そして食べてみると、ゴロリと大きなタンとすね肉はホロホロと柔らかく、そこに深いワインのコクと重厚でビターな味わいのソースがまとわり、こりゃ美味くないわけありませんよね~。ボトルで頼んだ赤ワインがあっという間に無くなったのは言うまでもありません。

ルーを使ってないので重厚ではありますがくどさ、しつこさが無く、こんなソースはいくら時間と金を与えられても自分で作れる可能性なんてこれっぽっちも想像できません。残ったソースもパンを頼んで綺麗に掃除しながらいただきましたよ。

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こちらは角切りのタンがゴロゴロ入ったコロッケ。コロッケの中が半分ぐらいタンじゃないかというぐらい身がみっしり詰まっていて、下手な店のタンシチュー1人前分ぐらい入っているのではと思ってしまいます(笑)。

もう結構酒が入って断面を撮り忘れてしまったのが残念・・・しかしこれ2個とサラダ、ライス、デザート、コーヒーが付いた週替りランチなんかたったの1350円ですからね・・・

最近はどこの洋食屋もドミグラスソースは軽く、トマトを使ったフルーティなタイプが増えており、確かにそのほうが楽で一般受けはするんじゃないかと思います。なのに、こんな好き嫌いのありそうな割に手間とコストばかりかかるソースを未だに作っているのは、店自身のこだわりもあるでしょうがこのソースで無ければならないお客さんが一定量存在しているからでしょう。

そういう店がもう関西からはほぼ絶滅してしまい、決して都会とはいえない福井の地でしっかり受け継がれているのはとても不思議で、そして羨ましい気持ちがします。

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別の意味で不思議といえば、こちらのカレー。これだけ濃いドミグラスソースをカレーに使ったらどんなものが出て来るのかと期待したら、実はドミグラスソースベースではなくてちょっと薄甘いカレー粉を炒めたようなルーが出てきて驚きました。

昔から作り方を変えてないとおっしゃってましたが、食品会社が家庭用カレールーを開発する前は、きっとこんなカレーが普通だったんだろうなと思ってしまいました。

3人でワインも空けてビールも3本ぐらい頼んで結局1人4500円。料理のクォリティとボリュームからすると破格のお値段と言っていいでしょう!

いや本当に、現代では奇跡と呼べる素晴らしい洋食を堪能させていただきました。わざわざ福井まで足を運んだ甲斐がありましたよ。どうもご馳走様でした!

レストラン トミー欧風料理 / 越前開発駅福井口駅越前新保駅

2015年11月22日日曜日

たった一ヶ月間のチャンス、絶品のセイコガニコロッケ「レストラン・トミ ー」@福井

洋食好きの食いもん仲間のishさんが、たまたまネット上の情報で「この店のドミグラスソースは良さそうだ」と思い、えて吉さんと日帰り旅行に行かれたのが5ヶ月前

そこでノックアウトされてしまったのか9月にもishさんは家族で訪問され、そこで11月になったらセイコガニの料理が出ると店の方から教えられ、今年で三度目の訪問が計画される事になり、私もお誘いを受けておりました。

しかしセイコガニの料理となると酒抜きで食べるのは辛く、運転者のえて吉さんが嫌がるかと思ってバス旅行はどうですかと提案してみたら、トントンと話が進んでオッサン3人による洋食を食べに行くだけの酔狂なバスツアーと相成りました。

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行きのバスは事故の影響で回り道したため、福井駅に到着したのは既に12時半。最初は自転車をレンタルして、と思っていたのですが、雨が降っていてランチタイムのラストオーダーが迫っていたのでタクシーで直行。

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突いた場所は瀟洒な一軒家レストランで、期待は一層高まります。

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店に入ると、ishさんお気に入りのマダムがお出迎え。今回は特別に(?)入り口横の個室に案内していただきました。

まずはアラカルトのメニューをひとしきり。

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お店のホームページもそうですが、個人経営の店にしては珍しく(?)写真やレイアウトが凝ってますよね。

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セイコガニの料理はグラタンとコロッケの2種類があって、複数人で取りやすいように今回はコロッケの単品をオーダー。

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3人だったので3個盛りにしていただき、各自1個ずつ食べましたが、中にはセイコガニの味噌、内子、外子、身がぎっしり。

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断面を見ても分かる通り、これはコロッケというよりもほぼカニ!(≠カネテツ)

ベシャメルソースを伸ばすフォンもセイコガニの殻から取っておられるそうで、まるでカニをまるごと食べたような凝縮感!

さらにグラタンのほうは、セイコガニ2杯分の中身をまるまるベシャメルソースでサンドしてあるそうで、これだけカニを惜しみなく使っていてコロッケが2個とライス、オードブル、デザート、コーヒーがセットになったもので2600円、グラタン単品の値段が1620円とはバーゲンも良いところです。

カニのシーズンになると、1回で150杯、足が8本なので合計1200本分の身を取り出しているそうですが、その人件費が全く載ってないお値段ですよ・・・(@_@;)

セイコガニの漁期は11月6日から1月10日まであるそうですが、年末年始は値段が高くなって買えないらしく、これらのメニューが楽しめるのはほぼ11月の1ヶ月という短い期間。またこれだけのために、来年も来たいと思わせる品でした。

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そしてアラカルトメニューの中から、まだ皆さんが食べてないもの(かつ値段がお安めなもの(笑))を探して、ふと選んでみたくなったのがポーツカツ。

ポークカツはビフカツと違ってドミグラスではなくトンカツソースっぽいものが薄くかかっており、一瞬ちょっと失敗したかなと思ったのですが、食べてみると芳醇な肉汁と脂が口の中に溢れ、この豚肉は只者ではないと確信しました。

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ちょっと衣が剥がれて不細工になりましたが、ほんのりとピンク色の断面には肉汁がキラキラと輝いていますよ!

マダムの話によれば宮崎産の豚肉と使っているそうですが、これだけ質の良い豚肉、それも大人の手のひらサイズのボリュームで単品970円とはこれまた安すぎます! 大阪だったら同じ値段でショボイ肉とサイズの店なんかそこら中にありますからね。

まだまだ料理は続きますが、長くなったので一旦ここまで~。

レストラン トミー欧風料理 / 越前開発駅福井口駅越前新保駅

夜総合点★★★★ 4.5

昼総合点★★★★ 4.5