2016年10月31日月曜日

玄人はだしの家庭料理「よしのや酒店」@大国町

難波と西成の間を繋ぐ、浪速区のあたりは新世界を除けば地味で目立たないエリアなのですが、実は安くて美味しい店が粒ぞろいの穴場だったりします。

大国町の交差点から今宮駅まで伸びる道沿いにあるこの酒屋は、黄色いテントが目立っていて以前から気になっていたのですが、やはり思ったよりも当たりだったので嬉しくなりました。

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お店は昼から営業していて、夜になると馴染みの常連客で大変に賑わっています。

アテで定番メニューになっているのは焼きそばとコンビーフ卵炒めぐらいで、あとはほぼ毎日メニューが代わります。その料理がどれも酒屋とは思えないレベルで凝っていて感心させられます。

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中でも特に驚かされたのがこの肉巻き卵。さすがに和牛では無いですが、たっぷりの肉が薄手の卵にくるまり、周りに出汁が張られているプロ顔負けのお見事な佇まい。これで380円というのは驚くしかありません。

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他にも海老で卵サラダを巻いてフライにしたもの、ポン酢をかけた和風の魚ムニエル、うずら卵を豚肉で巻いた串カツ、タコ天、レンコンはさみ揚げと凝った料理がズラリ。刺し身のマグロとハモの鮮度も良好です。

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きっちり味がしみた冬場のおでん、小さめのボウルに入って出て来るマカロニサラダやポテサラ、コッテリ甘辛のどて焼き、ボリューム満点の焼きそばなど、おなじみのメニューもハズレはありません。

惜しむらくは、これらのメニューが焼きそばを除けばいつ店に並ぶか全く分からないところ・・・この店の真価を味わうなら、やはり常連になって足繁く通わないといけないかもしれませんね!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

よしのや酒店立ち飲み居酒屋・バー / 今宮駅大国町駅芦原橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

2016年10月28日金曜日

やっぱり定食屋は御飯と味噌汁が基本「居酒屋ぜん」@南森町

ここ最近は、ランチはラーメンやうどんなど麺類を食べる事が多かったのですが、最近は何故か定食熱が復活しております。本サイトのランチカテゴリの更新も本当に久しぶり。

ランチの定食と言えば、密かな激戦区になっているのが南森町交差点の北東、松ケ枝町付近。個人的に気に入っていた「駒さん」は残念ながら閉店しましたが、日替わり弁当の大黒、洋食の名店ビストロ染矢は健在ですし、財布が寂しいサラリーマン諸氏には天国と呼べる一帯です。

そんなエリアでひときわ目立たない店構えの、老夫婦が営まれている居酒屋があります。いかにも入りにくい様子ながらも、店はピークタイムはほぼ満席の人気です。

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これは売り切れ御免の幕の内。これだけ充実した内容で700円は極めて格安。しかもご飯と味噌汁が美味しいのが拍手もの。

私が牛丼屋の定食メニューをほとんど食べないのも、基本のご飯と味噌汁があまり美味しくないからなんですよね。でも松屋グループのとんかつ松乃家はご飯がそれなりに美味しいので、牛丼屋のご飯はあくまで牛丼用にブレンドされてるんでしょうね。

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鮭とだし巻きの定食も早く売り切れる人気メニューで、脂が乗った大ぶりの鮭、だし巻きでご飯がワシワシと進みます。

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650円のカツ玉定食は、肉厚で大きなカツがあっさり味の出汁で煮込まれボリューム満点。

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ワンコインのフライ定食は、全部手作りのアジ、エビフライ、クリームコロッケ、ポテトサラダとお値段以上ニトリ。

他には同じくワンコインの鯖やサンマの塩焼き定食もあって、どれも外れがない安心していただける定食屋ですよ!

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

居酒屋ぜん居酒屋 / 大阪天満宮駅南森町駅扇町駅

昼総合点★★★★ 4.0

2016年10月27日木曜日

【現在満席】2016/11/27(日)開催、グルコバ51募集開始!

11月末、晩秋のグルコバはケララのベジタリアンミールスがテーマです!

しかし今年の夏から秋にかけて、台風と長雨の影響で野菜が高騰・・・こういう時にベジミールスを作るのは頭が痛い話ですが、何とか工夫していつも通りの価格で頑張るつもりでいますので、よろしくお願いします。

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今回も申込方法は自動フォームメールに統一しています。Facebookのイベント参加ボタンを押しただけでは参加にカウントしませんので、くれぐれもご注意ください。

フォームメールで申し込まれた後、自動で返信されるメールの到着をもって、参加受付完了とします。従って、PCからのメールを受信拒否設定にしているメールアドレスは記入しないでください。もし返信メールが届かない場合は、その旨ご連絡ください

食事開始時間も、17時半からに変更していますのでご注意ください。

日時:

2016年11月27日(日) 13時00分調理開始、17時半ごろ食事開始予定

調理に先立ち、12時より野菜の買い出しに行きます。買い物を手伝っても良いという方は連絡をお願いします。なお、会場予約の都合上、部屋には13時まで入ることが出来ませんので注意してください。

大きな地図で見る

場所:
「サンシビック尼崎」内中央地区会館 2F調理室
住所:兵庫県尼崎市西御園町93-2
電話:06-6413-8171
徒歩でのアクセス:
阪神尼崎駅西口下車、西方向へ徒歩5分

会費:1700円

募集人数:約27名(料理がいらない子供を除く)

現在満席です。

参加者リストは、随時こちら↓
https://goo.gl/NDFX4K
で確認できます。

調理予定:

今回はバナナリーフの上で食べる、ココナツをふんだんに使ったケララ料理のベジタリアンミールスです。

今までに作った品については、
拙ブログのグルコバカテゴリhttps://gourmet.gazfootball.com/blog/archives/category/gurukoba
をご覧ください。

参加方法:

こちら↓
https://goo.gl/1F43lm
の自動フォームメールから申し込みをお願いします。調理をお手伝いしてくれる方は、調理から、食事のみの方は食事からと指定して申し込みをお願いします。

キャンセル料はいただきませんが、仕入れの都合上、なるべく早く、最悪2~3日前までにキャンセルの連絡をお願いします。無断キャンセル等、悪質な場合は次回以降の参加をお断りする場合がありますのでご注意ください。

持ち物:

エプロン、手ぬぐい、頭巾は出来るだけ持って来るようにしてください。
筆記用具やカメラ、持ち帰り用タッパーなどはご自由に。

注意事項:

この会は、あくまで調理隊は調理のお手伝いをしてもらう会なので、質問には出来るだけお答えしますが、基本的に詳しい講習は行いません。

参加料金は先にいただいておりますので、会場に入ったら主催者を見つけてください。ゆる~い会ですので、途中抜け、アテの持ち込みなどは自由です。

レシピはどなたでも差し上げてますので、必要があればFacebookやブログコメント等で、PCメールアドレスを教えていただければ後日送付させていただきます。

飲み物は各自で用意をお願いします。近くに大きな商店街・スーパーがありますので、どこでも何でも買えます。

ただし、会場ではゴミの処分を行っておりませんので、ご自分で買われた飲み物の瓶や缶は、各自で持ち帰っていただくようお願いします。

飲み物の種類の制限は特にありませんが、あくまで公共施設での開催ですので、飲酒をされる場合はくれぐれも他の方に迷惑の掛からないようお願いいたします。

お子様連れでの参加も歓迎ですが、子供が食べられる料理は少ないので、お子様の食事は各自で用意をお願いします。お子様の分の椅子は用意してありませんので、必要であれば折り畳み椅子などのご用意をお願いします。

2016年10月26日水曜日

ふるさと納税で四万十川のうなぎ

食べ盛りの子供を抱えている我が家では、ふるさと納税での返礼品はだいたい米や肉を頼むことが多いのですが、今回は嫁さんの希望で高知県四万十市に納税し、うなぎの返礼品をいただきました。

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1万円の納税で、冷凍の白焼きと蒲焼きが1つずつ入ったセットがいただけます。

電子レンジでチンだと固くなってしまうので、ホイルに包んで魚焼きグリルで10分ほど、温まったらホイルを外して軽く焦げ目を付けて出来上がり。

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うなぎのサイズは少し小さめで、油のノリと身の厚みはまずまずという感じですが、臭みは一切無くて身が引き締まって弾力があり、噛みしめると旨味が染み出してきます。

ただ迂闊だったのは、うなぎだけでは子供らが足りないので、豚肉の蒲焼きも同時並行で作っていたので時間を忘れ、うっかり蒲焼きの方を焦がしてしまった事ですね・・・あまりのショックで写真は乗っけません。(T_T)

いや、焦げたうなぎもそれはそれで十分旨くて満足したのですが、ベストコンディションでいただけなかったのが痛恨でした・・・返礼品なので実質タダとは言え、丹精込めて育ててくれた生産者に申し訳ない気分になりました。

皆さんもうなぎを温める時には何卒お気をつけて・・・

2016年10月24日月曜日

家系ラーメン「門真商店」@古川橋

大阪では、四天王グループを系列に組み込み、本町商店や梅田家などの家系ラーメンを次々にオープンさせている町田商店グループ。

この10月には門真にも新しい店をオープンさせたようで、日曜にちょっと時間が空いたタイミングがあったので早速行ってみました。

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場所は、ちょうど門真の運転免許試験場のすぐ北側で、元はコンビニだった敷地に建てられており、駐車場も店も結構広々としています。日曜は免許の更新に来る人たちがたくさん来ており、店もその恩恵で結構賑わっていましたね。

味の濃さ、麺の太さ、油の多さの指定、ニンニク、刻み生姜、豆板醤、きゅうりの漬物、玉ねぎみじん切りという卓上アイテムは、全く町田商店共通のラインナップです。

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オーダーは塩とんこつラーメン(680円)にしましたが、調味料過剰気味のクリーミーなスープ、短い多加水平打麺、クタッとしたほうれん草、うずら卵、モモ肉の1枚チャーシューという構成も全く同じですね。ちなみに本町商店と違ってご飯は有料です。

この辺の店は、結構入れ替わりが激しいのですが、試験場への客を上手く取り込めれば成功出来るかもしれませんね。ご馳走様!

門真商店ラーメン / 古川橋駅門真市駅門真南駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0

2016年10月23日日曜日

おこのみnico@阿倍野

以前、えて吉さんに教えてもらった「どかどか」というお好み焼き店が、阿倍野に移転したという話をそのえて吉さんに聞いたのはもう半年も前だったでしょうか・・・

阿倍野で粉もんとなると、とても昼休みに食べて帰るのは不可能で、夜も粉もんだとそれだけでほぼ胃袋が完結してしまうのでハシゴが出来にくく、そのために阿倍野まで出かけるモチベーションが沸かず、かなり後回しになってしまいました。

しかし、つい最近に別件で阿倍野方面まで行く機会があり、金欠だからハシゴ酒というわけには行かなかったので、こういう時こそと思い立って訪れてみました。

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場所は阿倍野筋から1筋東へ入った細い道にあって、まあ一見さんはまず入ってこないであろうロケーションです。でも地元のお客さんもいらっしゃってて、着実に固定客を掴んでおられるようで何よりです。

外観は、前の店に比べると黄色とオレンジに塗られたポップな色調ではありますが、トイレが住居と共通になっていて、店の奥にある和室を通り過ぎて行かないといけない所が、前の店と同じでちょっと不思議な感じでした(笑)。

店は奥さん1人で切り盛りされており、小学生ぐらいの息子さん2人が音楽をかけるなど、お母さんを手伝ってくれているのがお利口ですね。

メニューはいろいろな鉄板焼き、オムそば、豚平焼きなんかもあって豊富ですが、やはり初訪問という事でノーマルなイカ豚玉(600円)をオーダー。

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生地はダシと山芋がたっぷり入っていてふんわりソフト、キャベツも柔らかく蒸し焼きにされてトロトロで美味しいです。豚肉とイカは一般的な量ですが、600円という値段からすると十二分なコストパフォーマンスです。

今年の秋は台風の影響でキャベツがめちゃくちゃ高くて大変でしょうが、何とか頑張ってもらいたいですね。どうもご馳走様!

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住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋5-8-37
定休日:日曜、月曜の昼
営業時間:11:30-14:00 18:00-21:30

2016年10月21日金曜日

らーめん伊藝@中津の「豚骨魚介らーめん」

こちらは「麺や拓」で修行された豚骨魚介スープのラーメンを出す店で、オープンから高い評判を受けていて興味はあったのですが、福島と中津の間、大淀近辺というアクセスの不便さのため、なかなか訪問できずにおりました。

この日はたまたま買い物の用事があってチャリで付近まで来たので、これ幸いと念願の初訪問をした次第です。

来店時間は11時半を回った頃だったのですが、既に7割方の席が埋まっていて、12時を過ぎると待ち客が外に10人ほど並んでおり、こんな場所と言っちゃ失礼ですが凄い人気ですねえ・・・これは平日の昼休みではとても食べて帰れませんよ。

メニューには煮干し醤油、濃厚つけ麺、大淀まぜそばと種類があって迷いましたが、やはりまずはデフォルトの豚骨魚介ラーメン(750円)にしました。

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軽く泡立ったスープは、見た目よりもサラッとしてながらも非常にコクのあるクリーミーな豚骨に、節の香りがブワッと漂う魚介スープがプラス。良くあるタイプですけど、バランスが取れていながら力強さを感じて、これはかなりのレベルだと思います。

麺は意外にも低加水の細麺ですが、パツンとしたキレの良い食感でスープとの絡みも良くて感心しました。大きな穂先メンマに、ホロホロと柔らかい大判の炙りチャーシュー、苦味と水気をしっかり落とした白髪ネギと青ネギと、細部まで完成度の高い作りです。

卓上におろしニンニクがありますが、酸味の強いタイプだったのでこのスープには合わないですね。まぜそば用かな?

場所的に普段の時に来れそうにないのが難点ですが、これなら煮干し醤油やまぜそばも期待できそうなので、チャンスを見つけて再訪したいと思います。どうもご馳走様!

らーめん 伊藝ラーメン / 中津駅(阪急)大阪駅梅田駅(阪急)

昼総合点★★★★ 4.0

2016年10月20日木曜日

鳴門「うず華 丸アジ」のたたき

近年は、間人ガニや関サバを筆頭として、魚介類のブランド化が盛んになっておりますが、先週京橋の京阪百貨店で気になるものを見つけたのでつい購入してしまいました。

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これは徳島県が推進している、一本釣り漁法によって鳴門海峡で取れた魚に「うず華」というブランドで、その金色に輝く姿につい惹かれてしまったんですよね。

アジはマルアジとヒラアジの2種類に別れていて、一般的にマルアジは水っぽくて刺し身に向かないと言われていますが、ブランド物のマルアジなら刺し身にしてもいけるんじゃないかと思い、三枚におろしてもらって持ち帰りました。

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アジは普通の刺し身よりもタタキにするのが好きで、しょうがのみじん切りとネギを混ぜ合わせ、細切りにした大葉をたっぷりかけて醤油でいただきました。

確かにヒラアジに比べると旨味の濃さという点では少し劣りますが、ちょうどトビウオとの中間のような味わいで、ムッチリした瑞々しい食感と、あっさり目ではありますが繊細な旨味が確かにあって、自分的には十分楽しめました。

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値段も490円で関アジの1/10(笑)とお手軽な割にサイズもあって、これはなかなかお値打ちな買い物だと思いましたね!

2016年10月19日水曜日

河内の中華そば 醤@東花園の「熟成煮干しそば」

日曜日に阪急百貨店の英国フェアに行く前、自転車でブラブラしていた目的がこの店に行くこと。

前回に油そばを食べた時に、やはりデフォルトのラーメンも食べてみたいと思っていて、でもアクセスが悪いのに駐車場が無く、店主1人のみで調理、配膳、片付け、精算をこなしているので待ち時間も長く、子供連れでの訪問はまず不可能なんですよね。

今回はさらに人気に拍車がかかってしまったようで、開店20分前に到着した時には既に12人ぐらい並んでいて、気持ち的に切れそうでしたが来られる機会がほとんど無いので待ちましたよ。で、結局入店出来たのは1時間以上も後になってしまいました・・・

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店で使われているホシツル醤油の瓶。東大阪の地元で作られている醤油ですね。

メニューには中華そば、熟成中華そば、煮干しそばとラーメンの種類がありますが、今回は熟成煮干しそばをオーダー。

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まずスープを飲んでみると、塩気は思ったよりもマイルドで軽い酸味とまったりしたコクを感じます。煮干しの風味はそれほど強くなく淡麗な鶏ガラスープとバランスが取れていますね。

肩ロースのチャーシューは分厚く、ホロホロじゃなくて噛みごたえはしっかりあってステーキのよう。味はあまり付けられてないので、この優しい味のスープにはもうちょっとアクセントが欲しいかな。

他にはカイワレ、ネギ、そして10本は入ってそうな大量の穂先メンマ。麺はツルツルとした中太麺で、130gと麺量としては一般的だけど、やはりチャーシューのボリュームでしっかり腹に溜まりますね。

値段は750円と現代的な価格ですが、この内容を考えたらやはり破格と言わざるを得ません。これでもうちょっと待ち時間がマシになってくれると嬉しいんですけどねえ・・・今回で少し心が折れたので、次回は行列があった時の次候補店を考えておきましょうかね。どうもご馳走様!

関連ランキング:ラーメン | 東花園駅河内花園駅

2016年10月18日火曜日

ザ・ペンブルックシャー・ ビーチフードの「ロブスターロール」@阪急百貨店 英国フェア

日曜日も夜まで体が空いていて、気候も良いので自転車で遠出をしたかったのですが、リュックサックマーケットの疲れがガッツリ残っていたので近場をブラブラ。

それでも時間が余っていたし、少し体調も回復したので梅田の阪急百貨店で行われていた「英国フェア」を覗きに行って来ました。

「シンプソンズ」のフィッシュ・アンド・チップスに興味はあったんですが、行列が凄かったし単なる魚の天ぷらに1500円を払う勇気が無かったので断念。そのまま会場をブラブラしていると、ロブスターロールの店に人待ちがほとんど居なかったので、興味を引かれて寄ってみました。

ロブスターロールのフルサイズは1600円とフィッシュ・アンド・チップス以上に高いのですが、ハーフサイズを800円で売っていて、昼飯を済ませていたのでちょうどサイズ的に良いかと思って買ってみました。

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食べるのは持って帰ってからにしようかなと考えていたところ、祝祭広場のほうにスコッチやエールの販売があり、そこでパブでもおなじみのサイダー(りんご酒)が比較的手頃な値段で売っていたので、それと一緒に食べることにしました。

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フォカッチャの間に挟まれたロブスターは、ラヴァブレッドと呼ばれる岩のりのペーストとバターで炒められ、こってりしたバターの風味の中に磯の香りが感じられて、これは何ともクセになる味わい。バターがずっしりと胃に重いので、ハーフサイズぐらいでちょうど良かったです。

ただしサイダーは、岩のりの海臭さとぶつかり合ってしまって、このチョイスは失敗しました・・・エールやハイボールと食べたほうが良かったですね。

来年は、時間と予算に余裕を持った形でフィッシュ・アンド・チップスを食してみたいものです。どうもご馳走様!

2016年10月17日月曜日

摩耶山リュックサックマーケット

今年はまだ一度も雨天中止がないという、奇跡のような状況になっている摩耶山リュックサックマーケット。

7~8月は毎年暑いのでパス、9月はグルコバの前日で準備のため欠場という事で、4ヶ月ぶりの参加となりました。

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土曜日の神戸は快晴、抜けるような青空が広がって本当に気持ちのよい天気。

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いつもなら山上は紅葉が見える頃ですが、今年は9月が暑かったためかまだちょっぴり色づいただけですね。

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今回は、皮付き豚バラ肉と根菜のスリランカカレー。

11時からスタートして、30分ぐらいは1杯しか売れずに今回も苦労するかなと思ったのですが、12時を過ぎてからパラパラと売れだして、そこからは途切れなく捌けて行って午後2時前に完売。

その後もお客さんが何人かやって来て、売り切れですとお断りしないといけないぐらいでしたね。

今回は子供が嫁さんと出かけていたので1人での参戦。なので、店じまいしてからも次の予定までしばらくのんびり楽しめて良かったです。次の11月も、天気が良さそうなら参加したいと思います。

2016年10月16日日曜日

コンテンポラリー大衆居酒屋「大衆食堂スタンド そのだ」@谷町六丁目

玉造に「そのだ」という尾道ラーメンを出す店がありまして、個人的にも気に入ってしばらく通っていたのですが、どうも不審火にあって火事を出してしまって玉造の店は事実上閉店してしまいました・・・

その火事の前に、その「そのだ」が実は空堀商店街の谷町筋東側に2号店を作っていて、それがラーメン屋じゃなくて大衆居酒屋という事で気になっておりました。

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店は白く大きなのれんにコの字型のカウンターと、まさに大衆居酒屋そのまんまのしつらえなのですが、不思議な事に客は大衆居酒屋に付き物の据えたおっさん(自分も含む)が1人もおらず、カップルや女性客がズラリと並ぶ、異次元空間になっているのに腰が抜けてしまいました・・・

何が旧来の大衆酒場と違うのかというと、やはり料理のラインナップ。

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名物と書かれている煮込みは、浅草風に豆腐の上に甘辛く煮込んだスジ肉がたっぷり盛られており、注文は3杯までのバイス(梅リキュールの焼酎割り)、レモンサワーはキンミヤ焼酎を使用し、焼酎のみお代わり出来る「ナカ」の注文が可能と、関東のエッセンスが取り入れられています。

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麻婆豆腐や蒸し鶏、クリスピーな油淋鶏、こんがり揚げたエビパンには、香菜がかけられていてエスニック感を醸し出しています。

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枝豆が入ったポテサラやかき揚げ、オーロラソースがかかったジューシーなメンチカツ、明太子がたっぷり入ったオムレツ、トロトロで甘口のレバーパテなど、何でもないメニューにも一捻りが加えられていて楽しさがあります。

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もちろん、今は玉造では食べられなくなってしまったラーメンもあり、アサリも入ってより洗練された味に仕上げられています。

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ラーメンだけでなく、同じ麺を使った懐かしい味のナポリタンや焼きそば、自家製のチャーシュエッグ定食など、昼夜ともに食事物が充実しているところも女性客に受けているポイントなのでしょう。

大衆居酒屋の雰囲気は気になっているけど、客層や料理がどうも・・・と思っている人にはピッタリの店で、案外こういう路線はブルーオーシャンなのかなと思ってしまいましたね。

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大衆食堂スタンド そのだ定食・食堂 / 谷町六丁目駅松屋町駅谷町九丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2016年10月14日金曜日

天満に登場した香川スタイル「いぶきうどん」

今年の春頃に天神橋筋商店街を通っていたら、新しい立ち食いうどん屋と思しき工事が行われていて、てっきり個人店が出来るのかと思っていました。

ところが、店はどうやら無休だしバイト募集をしてるっぽいし、どっか資本が噛んでるのかなと調べてみたところ、「とりどーる」グループの新業態店みたいですね。

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とりどーると言えば、天満などで博多天ぷらの「天ぷらまきの」という人気店を展開していて、現地で流行っている料理のエッセンスを上手く掴んでいるイメージがありますが、この店は明らかに讃岐のセルフうどんスタイルを取り入れている感じですね。でも券売機がどうにも分かりにくいのは何とかして欲しいところですが・・・(笑)

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店に入って目に付くのは、無料で食べられるイリコの唐揚げ。出汁を取った後の再利用でしょうが、これが衣少なめで塩気が効いていて何ともクセになる味。とりどーるは、こういうキャッチを作るところが上手いですな。

うどんも常時茹でられてほぼリアルタイムで提供されており、冷たいうどんは氷水で締め、釜玉うどんは茹でたてを使うために待たされるなど、本質的な部分はしっかりこだわりが貫かれています。

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鶏ちく天ぶっかけうどんは、讃岐うどんらしいしっかりしたコシと伸びが感じられ、ぶっかけ出汁はすっきり甘辛でこれも本場スタイル。鶏天もさっくり大きく食べごたえがあります。ただチクワは現地式の大きいものじゃなくて普通サイズですね。

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釜玉の玉子は温泉卵で、茹でたてのうどんはモチモチした食感。甘く炊かれたお揚げで包んだいなり寿司は、サイズ大きめで具はゴマのみとシンプル。

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天ぷらも海老などいくつか種類はありますが、びっくりするのは舞茸天の大きさ。1パックは使ってるんじゃないかという量で、うどんに載せると下が見えません。(@_@;)

うどんにはひやかけもあって、ダシは正統派のすっきりイリコ出汁。かやくご飯も具は大ぶりに切られていますが、味はあくまで薄味路線。個人的にはもうちょっと出汁にボディの旨味が欲しいなと思いますが・・・

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そしてこれは温かい肉うどん。うどんは温かいと個性は落ちますが、肉は香川式じゃなくて関西風に薄口醤油で煮込まれているのがいいですね。量もたっぷりで満足感があります。

資本系ではありますが、値段も立ち食いうどん程度に抑えられてますし、そつなく現地エッセンスがまとめられた良店だと思いますね。

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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いぶきうどんうどん / 天神橋筋六丁目駅天満駅扇町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2016年10月13日木曜日

ANY's BURGER (エニーズ バーガー) @谷町六丁目

先日の、空堀桃谷ふれあい祭りには午前中に訪れたのですが、午後2時半から抽選会があるとのアナウンスがあったので、ずっと会場に居るわけにもいかず、阿倍野近鉄で時間を潰してから再度会場へと向かいました。

もうその時間になると屋台は全部片付けられていて、何も飲み食べせずに抽選を待つのは嫌だったので、谷町筋沿いにある「ANY’s BURGER」でチーズバーガーをテイクアウトしました。

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アメリカへ旅行した時は、ファストフード以外の店でもハンバーガーを食べてしまうぐらい、本格ハンバーガーが好きな私なのですが、日本で食べるとなると他の食事と比べて割高だし、ビールが欲しくなるから昼休みに食べられないし、かと言って夜に食べたらそこで食事が終わっちゃうので、なかなか踏み切れないんですよね。

このANY’s BURGERさんも、10年前にオープンした直後ぐらいから存在は気になっていたのですが、ようやく祭りのおかげで訪問のタイミングが生まれたという次第です。

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注文したチーズバーガー(700円)が出来るまでは店内で待たせてもらったのですが、60年台中心のアメリカンなグッズで埋め尽くされていて、よほど店主さんはこの時代のアメリカが好きなんでしょうね~。

こんな趣味みたいな店で、大阪ではメジャーとは言えないハンバーガーの店を10年も続けるってのは、やはり心の底から好きでないと出来ない芸当ですなあ。

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公園に戻って、抽選の進行を聞きながら、ハンバーガーのアルミホイルを開いてビールと一緒にいただきます!

ハンバーガーのパティは大きいですが厚みは1cmぐらいで、ホロッと柔らかい食感。輪切り玉ねぎとトマトが分厚く、包み紙のように大きいレタスで思ったよりもヘルシーです。

焼いたバンズはふかっと香ばしく、ソースはシャバっとしたデミグラスとバーベキューの中間のようなグレイビーで、刻んだりんごがアクセントになっています。

700円とグルメバーガーにしては安めでありながら、このボリュームと内容はコストパフォーマンス的にも十分合格ですね! まあ、お決まりのようにソースが口の周りやズボンにこぼれて大変なことになりましたが・・・(笑)

メニューには予約が必要なスペアリブもあって、アメリカ料理ではスペアリブも大好きな私としては気になってしまいますね~。どうもご馳走様!

ANY’s BURGERハンバーガー / 谷町六丁目駅松屋町駅谷町九丁目駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2016年10月12日水曜日

インディアメーラー2016

正直、内容的にあまり代わり映えがしない様子なので、今年は行こうかどうしようか最終日まで迷ってたんですが、子供は留守番してくれるようだし、カトゥリを補充したかったし、足りないスパイスもあったので買い物ついでに行って来ました、インディアメーラー

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昨年まではメリケンパークで開催されていたのですが、今年はHAT神戸なぎさ公園に場所を移しての開催。行きしなにどっかのコンビニでお金を下ろそうと思っていたのに、阪神春日野駅を降りて地上に出たらヤマダ電機ぐらいしか無くて、駅の方に戻って陸橋を何度も渡らされてと最初から随分無駄足をさせられてしまいました・・・

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場所的に一見さんが来にくいためか、会場の混雑は思ったほど酷くなく、11時半ぐらいなのにテーブル席に座ってステージを見ることが出来ましたよ。

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食事屋台の数は多くないですが、北インドのタンドリーチキンやナーンといったポピュラーなものだけでなく、アールティとゲイロードが南インド料理を出していて結構人気を博していましたね。やはりマニアックな方々が多いんでしょうか。

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私はゲイロードで、サンバルワダとビリヤーニ。

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並んでる最中に、あらかじめ写真の入った注文表に記入するところが、インドらしくない手際の良さです(笑)。

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ワダはクミン、ブラックペッパーが入ったマサラタイプで、さすがにカレーリーフは入ってないですが、ココナツとトマトのチャットニー、サンバルも本格的で、これで400円なら良心的ですね。

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ビリヤーニはタイ米と手羽元を使った炊き込みタイプ。まあワンコインだから仕方ないか・・・でもオニオンライタとゆで卵も添えられて、単なる炊き込みご飯じゃないかったので良しとしましょう。

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午後には家に帰る必要があったので、食事をサクッと平らげた後は、毎年会場に来ているSartajでスパイスを買い込み、アジアハンターでカトゥリを買って帰りました。

自分的にインド舞踊はそれほど興味ありませんし、子供と来ても食事を含めてあんまり楽しめるものが無いので困りますが、1人でぶらっと来て買い物して帰るなら十分アリかなと思いましたね。