2016年10月14日金曜日

天満に登場した香川スタイル「いぶきうどん」

今年の春頃に天神橋筋商店街を通っていたら、新しい立ち食いうどん屋と思しき工事が行われていて、てっきり個人店が出来るのかと思っていました。

ところが、店はどうやら無休だしバイト募集をしてるっぽいし、どっか資本が噛んでるのかなと調べてみたところ、「とりどーる」グループの新業態店みたいですね。

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とりどーると言えば、天満などで博多天ぷらの「天ぷらまきの」という人気店を展開していて、現地で流行っている料理のエッセンスを上手く掴んでいるイメージがありますが、この店は明らかに讃岐のセルフうどんスタイルを取り入れている感じですね。でも券売機がどうにも分かりにくいのは何とかして欲しいところですが・・・(笑)

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店に入って目に付くのは、無料で食べられるイリコの唐揚げ。出汁を取った後の再利用でしょうが、これが衣少なめで塩気が効いていて何ともクセになる味。とりどーるは、こういうキャッチを作るところが上手いですな。

うどんも常時茹でられてほぼリアルタイムで提供されており、冷たいうどんは氷水で締め、釜玉うどんは茹でたてを使うために待たされるなど、本質的な部分はしっかりこだわりが貫かれています。

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鶏ちく天ぶっかけうどんは、讃岐うどんらしいしっかりしたコシと伸びが感じられ、ぶっかけ出汁はすっきり甘辛でこれも本場スタイル。鶏天もさっくり大きく食べごたえがあります。ただチクワは現地式の大きいものじゃなくて普通サイズですね。

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釜玉の玉子は温泉卵で、茹でたてのうどんはモチモチした食感。甘く炊かれたお揚げで包んだいなり寿司は、サイズ大きめで具はゴマのみとシンプル。

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天ぷらも海老などいくつか種類はありますが、びっくりするのは舞茸天の大きさ。1パックは使ってるんじゃないかという量で、うどんに載せると下が見えません。(@_@;)

うどんにはひやかけもあって、ダシは正統派のすっきりイリコ出汁。かやくご飯も具は大ぶりに切られていますが、味はあくまで薄味路線。個人的にはもうちょっと出汁にボディの旨味が欲しいなと思いますが・・・

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そしてこれは温かい肉うどん。うどんは温かいと個性は落ちますが、肉は香川式じゃなくて関西風に薄口醤油で煮込まれているのがいいですね。量もたっぷりで満足感があります。

資本系ではありますが、値段も立ち食いうどん程度に抑えられてますし、そつなく現地エッセンスがまとめられた良店だと思いますね。

詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html

いぶきうどんうどん / 天神橋筋六丁目駅天満駅扇町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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