あるとき、たまたま萩之茶屋から鶴見橋方面をウロウロしていた時に、ふと目に止まったのがこのお店でした。
「まるい」と言えば、今はイーマが建っている梅田の闇市跡地に100円餃子とラーメンを出す店として知られた「まるい飯店」がオールドB級グルメファンには有名で、同じ屋号の店が住吉車庫前にもあった事を覚えています。
しかし兎我野町に移ったまるい飯店は当時とは似ても似つかぬ店に変貌してしまい、住吉車庫前もとっくに閉店していただけに、思わず「まるい」の三文字に反応してしまいました。でも結局店の人に関連を確認してないんですけどね(笑)。
でも実際に訪れてみると、値段がリーズナブルな割に大衆中華らしからぬ繊細な料理を出して来るので結構驚きましたよ。
中華ランチは白くサクサクの小エビ天、分厚い豚もも肉のチャーシュー、卵焼きや酢豚もマイルドな味わいで品良くまとまっています。
味付けを胡椒塩か酢醤油が選べる豚天も、あくまで白くふわふわな仕上がり。
肉野菜定食は白菜入りで、これもあっさりした醤油味が染みこんで旨いです。
またこの店は変化球メニューも得意としており、イチオシは薄焼き卵でくるんだオムライスで、鶏肉がゴロゴロの濃いケチャップ味がくせになります。
カレーラーメンも野菜と肉を炒めた熱々のカレーあんかけで口内のやけどは必須。
あんかけチャーハンは、上品な生姜風味の塩味餡に、カニカマや野菜が入って彩りも美しいです。
それでいてラーメン単品が370円から、定食は670円均一など値段はあくまで王将以下。ランチタイムは地元の人や勤め人でほぼ一杯なのも頷ける、まさに下町の隠れた名店ですな!
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