とうとう、何だかんだで足掛け9年、50回を迎えてしまったグルコバ。
ごく軽い気持ちで始めた当初は、こんなに長く続けるなんて想像もしていませんでしたが、思えば遠くへ来てしまったものです。
関西グルジリの大阪での後釜として無理やり始めた会ですが、本家グルジリ、神戸のグルハギ、名古屋のグルテシが終了してしまい、グルジリシリーズを名乗る会もいつの間にかウチだけになってしまいました。こうなるとかえって辞められないじゃないですか・・・(笑)
さて今回はスリランカ料理がテーマでしたが、グルコバでスリランカ料理を出し始めた時には、スリランカ料理を出している大阪の店はカルータラと今はなきコートロッジぐらいで、レシピも洋書で調べないと分からない時代でした。
しかし今やスリランカカレーは一般的な存在になってしまって、スリランカ料理の店が何軒も出来てますし、町中のカフェでもスリランカカレーを出す店があったりと、時代は変わってしまったなと痛感します。
でも南インド料理はちっとも普及しないのに、何でスリランカ料理だけがこんなにメジャーになったんでしょうかね? モルジブフィッシュを使った出汁の味が日本人の味覚にマッチした、ご飯にいろんなオカズを載せる盛り付けがスパイスカレーの流行とシンクロした、という理由もあるのでしょうが、それでもここまで差が出来るのは本当に不思議です。
ここまでポピュラーになってしまうと、グルコバでスリランカ料理を出す使命は失われつつあるのかなと思ったりするのですが、まだゴラカの在庫があるので開催は続けています。やるとしてもあと1回ぐらいかな・・・
では無駄話もここらにして、恒例のメニュー解説を。
A.ポーク・カル・ポル・カレー
スリランカ独特の、スパイスとココナツをこげ茶色になるまで焦がし、ゴラカと合わせた黒いカレー。
B.パリップ
レンズ豆を煮崩さず、モルジブフィッシュで仕上げたスリランカの定番豆カレー。
C.ハマチのココナツカレー
ハマチをココナツのグレイビーで煮込んだカレー。
D.パリップ・ワデー
チャナダルを荒く挽いて揚げたスパイスドーナツ。いわゆるマサラ・ワダ。
E.サバのカットレット
サバの身とじゃがいもで作ったスパイスコロッケ。
F.ゴダンバ・ロティ
生地を薄く伸ばしてたたんだ、パイ状の薄焼きパン。
G.ニンジンのサンボール
ニンジンとココナツを和えたサラダ。
H.インディアッパ
米粉を型でひねり出して蒸したビーフンのようなもの。
I.干しエビのサンボール
あれっくすさん作、干しエビを使った甘辛いふりかけ。
J.ソナ・マスリ・ライス
南インドでメジャーなパラパラとした中粒米を湯取り法で炊いたもの。
K.ナスのモージュ
揚げナスをビネガーで煮込んだ、甘酸っぱい料理。
L.コキス
ココナツミルクと米粉で作った揚げ煎餅。スリランカの正月に良く食べられます。
M.ポル・サンボール
スリランカを代表する、ココナツとモルジブフィッシュを練ったふりかけ。
N.カレーリーフ・サンボール
カレーリーフとココナツを和えたふりかけ。
O.キャベツのマッルン
キャベツとココナツの炒め物。
P.デビル・ポテト
じゃがいも、ピーマン、トマトをさっと炒めた料理。
今回は全部で16品でした。ランペを忘れてしまったのが心残りでしたが、その分カレーリーフをふんだんに使ったのでお許し下さい。m(_ _)m
次回は11月27日開催予定、おそらくバナナリーフで食べるケララのベジタリアンミールスにすると思いますので、またよろしくお願いします!
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