2017年5月8日月曜日

珍しいトカイの辛口ワイン、「シャトー・デレスラ」とシーフード・パエリア

西梅田スクエアのプレモルフェストを後にした我々は、そのまま阪神百貨店で行われているGW恒例の「阪神大ワイン祭」へ移動。

知り合いで毎回通っている人はいますけど、私はどうもあのチマっとしたプラコップでちょっぴりずつ飲むのが性に合わず、いつも顔は出すのですが5~6回試飲したところでイラッと来て退散するのが恒例行事と化しています(笑)。

昔、貧乏旅行でヨーロッパに行った時、ブルゴーニュのボーヌでワインカーヴを見学したのですが、その時はタストヴァンと呼ばれる金属製の味見用カップをもらい、地下のカーヴでシャトーヌフ・デュ・パプなどを好きなだけテイスティングしてベロンベロンになった事を思い出すと、やっぱり”日本式”はどうにももの足りないのです。

でも今回は財務省様が家飲み用の白ワインが欲しいという事だったので、頑張って15回ぐらいは試飲しましたよ。

シャルドネやシャブリのような軽いタイプよりも、コンドリューのようなずっしりした奥行きのある白が飲みたかったのでヴィオニエ種を中心に試飲してみたのですが、どうも甘すぎる銘柄が多くて買う気が起きません。

そんな中、たまたま試飲した「シャトー・デレスラ トカイ・フルミント・ドライ 2015」が、一番自分の好みに合っていて、値段も1200円程度と安かったのでこれに決定。

トカイと言えばハンガリーの貴腐ワインとして有名ですが、ドライも作っていたとはビックリです。しかもこれが甘く華やかな香りとドッシリとスパイシーなボディで実に美味しい。この3倍の値段がしてもおかしくないワインです。

このワインに合わせるにはどんな料理がいいかなといろいろ考えたのですが、冷蔵庫に赤えびが余っていたので、カレーの材料でもある(笑)バスマティライスとサフランを使い、パエリアを作ってみる事にしました。

冷凍庫に鶏もも肉のぶつ切りがあったので、骨が多い部分を選んで圧力鍋で鶏がらスープを取ります。骨に付いていた肉を剥がして刻み、取り置きます。

オリーブオイルでニンニクを炒めて取り出し、背わたと足を取った赤えびを焼き付けます。エビを出した後にアサリを入れ、マデイラ酒を注いてアルコールを飛ばし、鶏がらスープを注いでアサリが口を開けるまで蒸し煮します。アサリを取り出した後のスープにはサフランを入れて色出し。

フライパンにオリーブオイルを入れて今度は玉ねぎを炒め、透き通ったらさっきの肉、スライスしたマッシュルームを入れて炒めた後、バスマティライスを加えて米が透明になるまで炒めます。

スープをひたひたになるまで注ぎ、塩コショウで味を調整、ベイリーフも入れて強火にし、煮立ったら蓋をして中火で5分。エビとアサリ、スライスしたピーマンを載せてから、また蓋をして弱火で10分、火を止めて10分ほど蒸らしたら出来上がり!

バスマティライスとサフランはビリヤニでもお馴染みの組み合わせですが、パエリアは他のスパイスを使わない分、サフランの香りがはっきり分かりますね~。

その代わり、バスマティライスのホコリ臭さがちょっと残っていたのが気になりました。今回、米は洗わずに使いましたが、バスマティの場合は一度さっと洗ったほうが良いかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿