地下鉄谷町線の中崎町駅界隈は、キタの中心から徒歩圏内なのに古い住宅が密集する下町で、最近はその町家をリニューアルしたオシャレな店が増えているトレンドエリアになりつつあります。
しかしその中で次代から取り残されたような、昭和そのままの佇まいを残している中華料理屋がこちら。中崎町にある業務スーパー、「C&Cエンド」へ行く途中に見かけてずっと気になっていたんですよね。
店内はテーブル2席とカウンターがありますが、スペースは非常に狭くて実質10人も入れば満杯。店は老夫婦2人で切り盛りされておられます。
ランチ時にほとんどのお客さんが注文するのがワンコインの日替わり定食。一品料理+ライス+スープの場合と、麺類+炒飯のパターンがあり、日によって内容が変わります。
酢豚は甘さ控えめ、豚肉たっぷり。何と溶き卵のスープはラーメンどんぶりに入って出てきます(笑)。
唐揚げはちとオイリーですが肉はプリプリでなかなかイケます。スープは撮ってませんが具はワカメでした。
ラーメンと炒飯。ラーメンはあっさり鶏がらで具はもやしとネギのみ、塩味の炒飯は卵とニンジン入りとごくごくシンプル。
一品物も当然昭和で値段が止まっており、5個で200円の餃子は野菜多めでトロトロの餡が詰まってます。
ちゃんぽんとフライ麺はどちらも400円で、炒め野菜が入った塩味の餡もおそらく同じ(笑)。フライ麺はラーメン用の麺をその場で揚げているのか太くてバリバリなのが面白いです。
しかし同じく400円の焼きそばは、何故だかウスターソース味でビールに良く合いそうです。
単品で500円とちょっと高級な(?)天津飯は、餡の中に小エビがたっぷり入って贅沢な味わい。
お母さんは腰は曲がってても時折出前までされてお元気ですが、この先いつ廃業になってもおかしくない状況ですので、今のうちに残された貴重な昭和を味わってみて下さい。
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