結局、今年の京阪百貨店「諸国じまん 駅弁とうまいもの大会」で買った駅弁は、これ1つという事になってしまいました。
今年の阪神百貨店の駅弁大会でも最後まで買おうかどうか迷っていた、千葉・万葉軒の「やきはま弁當」です。
最近の駅弁は、牛肉や牡蠣、穴子、イクラ、ウニ、カニといった一点豪華主義のものばかりで、しかもその大部分は地元食材を使っているのか怪しく、別に駅弁で無くてもその辺の寿司屋や焼肉屋に入ったほうがよほど安く食べられるんじゃないかと思ってしまいます。
その点、この駅弁は極めて飾り気がなくて、悪く言えば「地味」。取って付けたようなニンジンとバランの彩りが無かったら茶色一色です。同じ万葉軒さんで売ってるトンカツ弁当なんて、本当にご飯の上にトンカツだけですからね、何て潔いメーカーなんでしょうか(笑)。
でも串に刺した「やきはま」は千葉伝統のスタイルですし、地元名産の鉄砲漬け、マグロの照り焼きと、郷土色が感じられて楽しいです。
味の方も、やきはまは柔らかくて素朴な味付け、ハマグリの出汁で炊いたご飯もしみじみ美味しい。マグロと厚揚げはほんのり甘く、ピリッとした鉄砲漬けが全体を引き締めてますね。
一点豪華主義弁当じゃなくて、もっとこういった駅弁が増えて来ると嬉しいのですが、そういう人間は間違いなく少数派なんでしょうなあ・・・どうもご馳走様!
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