大阪における、豚骨魚介系ラーメンの草分け的存在である「麺や輝」。
そのお弟子さんにあたる「麺や拓」も支店を3つに広げ、またそこから独立された店がこちらの「麺や佑」。しかし字の違いが分かりにくいですな(笑)。
10年ほど前には、中華屋はあってもラーメン専門店なんて「ラーメンマン」ぐらいしか無かった本町界隈も、同じ麺や輝系列の「つけ麺井出」、「麺屋きょうすけ」、「玉五郎」、そして四ツ橋には「而今」など、いつの間にか豚骨魚介ラーメンだらけになっている状況です。
なので、この店が出来たと聞いてもまたか、と思ってスルーしていたわけですが、その後ずっと高い評判をキープしている様子だったので、重い腰を上げて通ってみたという次第です。
メインメニューは、シンプルに鶏豚魚ラーメンと鶏豚つけ麺、夜と土日のみ提供のあっさり醤油ラーメンのみとシンプル。
ラーメンは豚骨魚介スープなのは麺や輝系列と同じなのですが、鶏も使用していてトロみが強く、そこに「鶏醤」という発酵調味料を使っているため、より動物系の分厚い旨味が強調されて押し出し感がすごいです。
麺は低加水のパツンとした歯ざわりとコシが印象的な中太ストレート。あとはしっとりホロホロのバラ肉チャーシュー、メンマはあっさり味で、いかにもスープが主役のラーメンという感じです。
つけ麺は平打ちの太麺が使用され、ラーメンよりも魚介の成分を強めに感じます。動物系でガンガン攻めて来るラーメンほどのインパクトは無いですが、バランス的にはこちらのほうを好む人は多いと思います。
鶏豚骨シリーズの完成度が高かったので、動物系スープ不使用のあっさりラーメンも試したくなって夜にも行きましたよ。
毎日食べられるラーメンと店のFacebookに書いてあるから、もっと大人しいスープかと想像していたら、いきなり軽くエグみやクセを感じるぐらいにドカンと魚介が出て来てこれもビックリ。
多めの香味油と輪切りの鷹の爪、ブラックペッパーが入ってアクセントがあるので、「うどんダシ」ではなくてちゃんとラーメンのスープになってますよ。
昼時には長い行列が出来ますが、奥さんと思われる女性の客あしらいが見事で、既に名店と呼べる領域に入っている、本町界隈では傑出したラーメン店だと思います。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>https://gourmet.gazfootball.com/recent.html
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