今年の京阪百貨店駅弁大会は、いまいち輸送駅弁に惹かれるものが無かったので日曜はパスするつもりだったのですが、嫁さんに私も連れて行けとの指令が下ったので再訪してきました(笑)。
行った時間が昼前だったので、昼飯用に何を買おうかと迷った末に、一番財布に優しい豊川駅の稲荷寿司を選択。阪神の駅弁大会にも毎年来てますが、どんなに混雑していても一度も行列を見かけた事がない地味な存在。
でも稲荷寿司の発祥地とも言われる豊川稲荷ゆかりの、明治末期から続く日本最古クラスの由緒ある駅弁であり、ほぼこの稲荷寿司一本で商売を続けているのだから偉大です。
税別500円とコンビニ弁当並の安さで1箱食べたら十分に腹がいっぱいになるコストパフォーマンスも素晴らしい。
その伝統の稲荷寿司はとにかくシンプル。箱のなかは生姜とバレン以外は真っ茶色。白ザラメと濃口醤油でこってり甘く煮込んだ薄手で固い油揚げに、酢飯が詰められているだけのシンプルさ。
ニンジンやかんぴょうを刻んで炊き込み、薄口醤油で炊いた三角のお揚げに詰めた関西風お稲荷さんとは、同じ料理とはとても思えない違いですが、それもまた地方色が味わえる駅弁の楽しみですな。
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