今は「ケララの風II」を経営されている「怪しいおぢさん」ことN-Jiriさんが、奥さんを伴って関西にいらっしゃるという事で、王子公園駅にあるスリランカ料理店「カラピンチャ」で急遽ディナー会が行われました。
怪しいおぢさんは、かつてのアマチュア時代に「グルジリ」という南インド料理を作る会を毎週のように開催され、通算で250回以上、100人ミールスも開催された事がある偉大なオヤヂギャグ職人なのです。
グルジリは関西でも何度か開かれた事があり、その縁で私のグルコバもスタートしたわけですが、その「関西グルジリ」に参加した事がある古参メンバー(ウチの嫁さんも含む)で、同窓会と相成ったわけです。
カラピンチャは昼間しか営業していないのですが、怪しいおぢさんがいらっしゃると言う事で、無理を言って夜営業をしていただいたそうです。
店主の濱田さんは、最近もスリランカで料理の再修行をされたり、カレーリーフが入ってない”スリランカ風スパイスカレー”が幅を利かせている関西にあって、現地のスパイスを輸入販売したりと本物のスリランカ料理を実現する努力を怠らない方ですが、張り切ってバリバリのスリランカスタイルで料理を作ってくれるという事で楽しみにしておりました。
今回のメニューはこんな感じ。早々に放たれるオヤヂギャグのジャブを華麗にスルーしながら、料理をいただいて行きました(笑)。
もちろん、ビールはスリランカのライオンビール。歴史的にイギリスと関係が深いので、ビールも正統派のスタウトです!
まずは米粉を練ったものを型からひねり出して蒸したストリング・ホッパーに、カラワラというしょっぱい干し魚を加えたキリ・ホディというココナツ汁。ココナツのふりかけ、ポルサンボールを添えていただきます。
ストリング・ホッパーは極細で口当たりが良く、ココナツもスリランカ製らしくて自分が作るものと食感が違って楽しいです。今度は自分も極細で作ってみようかな。
これは鶏肝のデビル。醤油味とネギが入っていてまさに焼き鳥風味な一品。激辛チリフレークたっぷりで汗をかきましたよ。
米粉とココナツミルクで作った生地を、お椀型の器具で焼いたフワフワのアーッパ。卵を載せたものはピッタラ・アーッパといいます。ルヌ・ミリスとシーニ・サンボールという辛い玉ねぎペーストを付けていただきます。
モルジブフィッシュ入りのポテトマサラを、ロティという薄いパンで巻き、パン粉を付けて揚げたロールスというスナック。これ作ってみたいのですが、あまりに手が込んでるのでついついスルーしちゃうんですよねえ・・・
ここからはブッフェ形式でいろんなカレーをご飯にかけていただきます。
ライスは2種類で、これはRed Riceと呼ばれるスリランカの赤米。ポツポツとした歯ざわりが楽しいです。
これは何を炊き込んだか聞き忘れたけど、米の種類はキーリサンバライスかな?
ゴラカという梅干しのようなスパイスが効いたポークカレー。
こっちはサバを使ったメリス・マールというカレー。
インゲンのココナツミルク炒め、ボーンチのキラタ。
最近スリランカで流行りという、空芯菜を揚げて干しエビと絡めた、ちょっと変わったカンクン・テルダーラ。シャキシャキとした食感が面白い!
これはパセリのマッルンかな? シャリッとした歯ざわりが爽やかな品。
ナスを揚げてココナツやマスタードと和えた、グルコバでも定番のワンバトゥ・モージュ。ココナツビネガーの香りがたまらんです。
見た目鮮やかなニンジンのカレー。
もちろんご飯にもポルサンボールは欠かせません。
これはロールスの皮を揚げたものかな? あとマスール豆のカレー、パリップもあったけど写真撮り忘れた・・・
これは全部載せたところ。1つ1つの味をしっかり確かめて勉強した後は、マゼマゼして別の美味しさを堪能。
最後は、ココナツミルクの焼きプリン、ワタラッパン。自分であまりデザート作らないから、これも勉強になります。
オヤヂギャグカレー談義も尽きるところを知らず、あっという間にお開きの時間に。いや、本当に美味しく楽しかったです。濱田さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
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