土曜日に、嫁さんの買い物付き合いから帰ってくる途中で寄った、鶴見区安田の激安スーパー「はまや」で鯛のアラ3尾分が100円で売っていたので、思わず購入してしまいました。
それとカレーの試作用に天満で購入したチヌと合わせてアラは全部で4尾分。これだけのアラを全部煮付けにしたら食べきるのに何日かかるか分からないので、フランス料理のスープ・ド・ポワソン(魚のスープ)を作ることにしました。
まずアラは出刃包丁で兜割りにして、血合いとエラを取って1時間ほど水に晒します。
その間に玉ねぎ1個とニンジンを1本薄切りに、じゃがいも1個は乱切り、ニンニク2かけを潰して圧力鍋に入れ、オリーブオイルでしんなりするまで炒めます。
そこに魚のアラを加え、火が通るまで炒めたら白ワインを1カップ注いでアルコール分を飛ばします。
トマト缶1個を入れてグツグツ言わせ、水をひたひたになるまで注ぎ、乾燥タイムやローズマリー少々をガーゼに包んだもの、ローリエ2枚、パセリの茎、サフランひとつまみを鍋に投入、沸騰したら軽くアクを取って高圧で20分煮込みます。
鍋を開けると中はアラが崩れて骨とフレーク状の身になっているので、それをザルでぎゅうぎゅう絞りながら漉します。
弱火でとろみが付くまで煮詰めたら、トマトペースト大さじ1、塩コショウを適宜加えて味を整えます。
ニンニクのすりおろしとマヨネーズ、カイエンヌペッパー少々を混ぜてアイオリを作っておきます。
スープを器に入れてパセリを散らし、アイオリを塗ったフランスパンを添えて出来上がり! 良く冷えた白ワインといただくと堪りませんなあ~。
今回は鯛だけを使いましたが、もしエビやカニの殻、小魚なんかも入るともっと濃厚で複雑な味になると思います。
手間はなかなか大変ですが、魚の旨味が凝縮された、フランス料理ならではの醍醐味が味わえる品だと思います。是非お試しあれ。
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