西成区の天下茶屋あたりに越中屋という店があって、リーズナブルで美味しい寿司がいただけるとの噂は前から聞いていましたが、予約必須の人気店という事でハードルが高く、ほとんど訪問は諦めておりました。
しかしつい最近、その越中屋がテイクアウト用店舗として南海天下茶屋駅高架下のショップ南海に開いていた店が、そこでにぎり鮨も提供するようになったという情報を入手し、早速通ってみたという次第です。
カウンターの中は、職人さんとその奥さん?と思しきお二人で切り盛りされておられ、カウンターは一枚板の白木で持ち帰り兼用の店とは思えない高級感があります。
寿司は常時40種類ぐらいのネタが揃っていて、玉子、サーモン、イワシなどが1貫100円、最高額でもウニ、中トロ、イクラの400円で、150円や200円の寿司が全体の6割程度と回転寿司に毛が生えたようなお値段。本店より数は少なめですが、刺し身や酢味噌和え、焼きゲソといったアテも何種類か揃っています。
まあ、私は基本的に寿司屋ではアテではなくて寿司を食べたい人なので、ほぼ寿司だけの評価になってしまいますが・・・
まずはピンク色が美しい天然本マグロ、香りが抜群の気仙沼産カツオ、脂よりも旨味を感じるサンマに、臭みが一切無いイワシ。
さっと炙ったとろけるようなのどぐろ、軍艦ではなく握りに仕立てた甘いウニ、焼き霜と飴色の美しさが際立つ天然明石鯛。そして濃厚な仙鳳趾産の生牡蠣。
香ばしく炙った穴子、旨味だけが残る肉厚のトリ貝、酒が止まらんカニ味噌で和えた毛ガニの身、うす塩で大粒の自家製イクラ。
程よく熟成されたシマアジ、日本酒で柔らかく煮られた煮穴子、むっちりと輝く明石のタコ、丁寧に皮を向いた生げそ。
ピリッと本山葵が香るわさび巻き、甘くないだし巻き、そして八丁味噌とネギが香る赤だし。どれも外れなく本当に美味しい。
そして、店内で寿司を堪能した後はお土産に持ち帰り寿司もぜひ。特にこのばらずしは、味噌が詰まった有頭海老に、下ごしらえしたイカやホタテ、穴子も乗っていて豪華絢爛。
寿司折り持って千鳥足のお父さんなんて、もはや昭和の時代に絶滅してしまいましたが(笑)、これを持って帰れば嫁さんの機嫌も盤石ではないでしょうか?
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夜総合点★★★★☆ 4.0
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